サウナで整うと何も考えなくて済むけど、結局、湯船で考えごとをしてしまう。
それにしたって限界だったので、仕事終わり。ユニクロで買い物をして、その足でサウナに行くことを計画した。
今日は本当に、会社に行きたくなかった。
こういうときは、無理して会社に行っても、会社を休んでも上手くいかない。
だからリモートワークにして、思いっきりサボって、定時でタイムカードを押して、買い物に出掛けてサウナに行くことにした。
サウナは、熱さとかなんか色々で「整う」みたいな、こう、身体の反応しか信じてない感じが好き
結局のところみんな、健康に良いのか悪いのかも分かってないし
熱いとこに10分も15分もいるのしんどいし
でも、その先に「意識が朦朧とする」があるから、それを目指して我慢する
並んだりすることもある。
そんな「身体の反応」を大多数のオッサンが信じているという事実は
結局のところ、健全に生きたって「身体の反応」という絶対的なモノしか信じられないんだって事実は
少しだけ俺に勇気をくれる。
代謝があまり良くないので、風呂に浸かって身体を温めたあと。12分間、サウナの後ろの席でしっかりと汗をかく
水風呂に入って、身体の空気が入れ替わった感覚を味わって、石段に座る。目を瞑ると、脳が斜めに回転するような感覚があって、何はともあれ思考が鈍くなり、気持ちがいい。
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「身体の反応」の絶対性と比べて、文化的なコンテンツは脆くて不安定だと思う。
たとえば、今あなたが読んでいるnoteを20年後も愛しているかといえば、そんなことはないだろうし
でも、20年後にチョコレートを食べれば糖分が脳を刺激して幸せをくれる
誰かを愛することができなくなっても、射精の快感は絶対的
みんな本当は感受性なんてものを信用していないのに。だからサウナだとかスタバの生クリームが流行っているのに
それなのに、みんな、
おすすめの食べ物をイマイチって言われても怒らないけど
おすすめの映画の悪口を言うと怒るなあ、と、思う。
自分の感覚で生きてこれてるからって調子乗んなよ?とも、思う。
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「整って」いると、その間は、少しだけ。自身の発達障害や社会適応能力のなさについて考えなくて済む。
感受性に振り回されないで済む。
結局のところ、湯船に浸かっている間はスマホを触れない分だけ普段より「考えても仕方のないこと」を考えてしまうんだけど
それでも、「何も考えない時間」が欲しくなったとき、俺はサウナに行くことにしている。
今日はまさにそんな日だった。
発達障害があって、仕事ができなくて
社会不適応で、人との関わりを暗記で片付けて、だから間違えて
「改善策」がないことは、Twitterで散々議論されたadhd論が証明していて
でも考えざるを得なくて。
そんな往復から数分でも良いから自分を解放しないと潰れてしまいそうな日だった。
発達障害とか社会不適応は仕方ないことだけど、できれば遺伝子は残さず、考えても仕方のないことを考えないでいいような生活がしたい
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なんだか、最近、Twitterを見ていると
もう議論され尽くした結果、「正解が出ない」という答えが出た議論を、ひたすら繰り返している人がたくさんいるなあと思うことがある
デート代は男が奢るべきか。とか、サイゼ論争とか
発達障害とかルッキズムとか親ガチャとか。政治問題とか。
フェミニズムやミソジニーもそうだと思う。
何十年も議論されて、それでもまだ解決してないから今もなお議論され続けてるのに
「俺が、私が、意見を考えたらなにか答えが出るんじゃないか」と思ってウンウン考えてるのって頭が悪すぎないか?
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「自分が憤っても何も変えられない」ものに対して脳のリソースを使ったりストレスを受けたりすることの不毛さを、俺は、幾つもの理不尽な経験から知りすぎている
だから、そういったもの
最近だとフェミニズムがよく目立っている
について熱心な人を見ても
重い持病を患った病人じゃんとしか思えない。
好きなコンテンツを潰されたりするとムカつくけどね。でもそれは、病人のゲロでお気に入りの服を汚されたら腹が立つようなもの
「自分の脳みそからストレスを生み出して健康を害している」
しかも、「ストレスの原因は自分の努力とかでは解決しない」ってもう
普通に、不治の病じゃん、と思う。
俺はミソジニー気味だけど、というかミソジニーだけど
これはもう俺の願望と社会構造のアンマッチが原因なので、結婚すれば治る。
だから、俺は同じ病人だけど風邪を引いたようなモノだと自分のことを思ってる。
でも、たまにいるじゃん、結婚して裕福な暮らしを自称してるのにまだフェミとか政治思想とかやってる人
見栄を張りたいから嘘をついてる可能性もあるけど、もし本当に裕福な暮らしをしているんだとしたら、その方が事態は深刻なんじゃないだろうか
幸せを自覚してるのに「考えてもどうにもならないこと」にストレスを与えられるってもう本当に不治の病じゃん。お大事って感じだ。
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最近、できるだけ、思想よりも身体の反応を優先しようと心掛けている。
俺もまた、上で語ったような病人の1人だから。
結婚することでそれが治ると信じているけど、現時点では立派な病人。
インターネットの意見と自分の人生が「関係なくなる」ことで病気も治ると信じているんだけど
(世の女性がデート代を奢って貰いたいと思ってようが、思ってなかろうが。自分の嫁が割り勘派であればマジョリティは関係なくなる)
それでも、そもそも病人だと結婚できないじゃん、があるので
まずは、同級生に非通知で仕掛ける無言電話オナニーや
(俺のオナニーを聴いているという興奮よりも、こんなことしてる電話口の先には幸せな家庭を築いた同級生がいるという事実の虚しさが勝ったことも理由としてある)
ローアングルでの学祭ダンス公演撮影を最近では控えている
フェミニストに対して個人対個人で憤るのも我慢している
少しだけ病状を軽くして結婚して、この病気を完治させることを目指している。幸せになろうとしている。
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湯船に入りながら、そんなことを考えている。自意識を垂れ流しながら。
「整った」時間は10分程度で、その代償として湯船で数千字の自意識を垂れ流して
考えないようにする方法を、考えている。
このループもまた、「考えても仕方のないこと」であって、やっぱり俺も、不治の病に罹っているのかも知れない。
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