逃げてもいい
人生いろいろな事がある
恋愛で悩むこともあるし
夫婦関係や嫁姑関係で悩むこともある
もちろん、仕事で行き詰ってしまうこともある
時に、その人が握っている
これだけは手放したくないというものが
解決しにくくしていることもある
恋愛なら、相手を失いたくない
夫婦関係と嫁姑関係なら、相手と上手くやって、姑問題も上手くやっていきたいという難しい問題をクリアしていこうとする
仕事は、ブラックな会社もあるだろうし、
過酷な労働環境の中で築き上げてきた地位や名声を失いたくないと思っているかもしれないし、
経済的な問題もあるだろうし、
自分の中と外で解決しなければならないこともある
ブラックな会社に勤めていたなら、辞めればいい
しかし、それが出来たなら、悩むことはない
それが出来ないから、最期まで頑張り続けてしまう
特に男性は大変だ
心を割って話す人が、ほどんどいない
相談できる相手がいれば、自分を第三者の視点で見ることもできるだろうが
悩みを相談することのハードルは、女性が思うよりもずっと高い
上司の命令に絶対服従するのは考え直して、「あざーす」くらいにするといい
上司は、部下のことをそんなに考えてはいない
上司は、会社の業績を上げる達成目標が大事だからだ
つまり、自分の仕事の手腕を発揮していると錯覚させてくれる部下が必要なのだ
上司のあくなき要求に応えていくうちに
主体性であるとか、自主性であるとか
自己肯定感の喪失であるとか
責任感であるとか
それらの、自分を突き刺すような矢しか、その人には向けられていないことになるのだ
それまでも、仕事でうつになったり、うつになって仕事を辞めていった人がいたと思う
そこで、対策を取っていなかったのは
組織が小さいとか、お金がないとかという問題ではなく
うつになっても、たまたま生きていたというだけで
命を軽視しているということだと
心に刻んでおくといい
もちろん仕事には、ストレスがつきものだ
しかし、過度なストレスになっていないか
それを判断し、緩和する仕組みも必要だ
どんな人にも、幸せに生きる権利がある
それを奪うようなことをしてはいけない
そして、自分自身に、辛ければ逃げても良いと許可して欲しい
私も、仕事が辛過ぎて逃げた
今も、どこかで心の傷がくすぶっている
あの時死ななかったのは、偶然友だちがくれた本があったからだ
友だちが親身になって話を聞いてくれたからだ
時間はかかったけれど元気になれた
逃げてばかりの人生でもいいじゃないか
あなたの代わりは、どこにもいない
生きていれば、解決する日もくる