2024/12/14 日記

 昨日(寝る時に12時は回っていたので正確には今日)は結局何時に寝れたのかわからない。ここ最近寝つけない日々が続いている。朝起きられなかったらどうしようかと思ったがアラームでちゃんと7時半前に起きた。思ったよりも眠気はなくて安心。顔を洗って卵かけご飯を食べてメイクをして歯磨きして着替えて家を出る。玄関先に父にAmazonで頼んでもらった商品が届いていたので家の中に入れておく。バス停まで行くと既に何人か並んでいて、休日の朝8時半でもこんなにバスって混むんだと知る。誰か私と同じでTOEFLを受験する人はいないかと観察するが、わかるわけがない。耳を慣らすためにポッドキャストのバイリンガルニュースを聞く。マミさんとマイケルさんの話は試験当日の朝でもくすっと笑える。バスを降りる。いつものことだがバスは遅延して到着予定時刻より5分ほど遅れた。早めのバスに乗っておいてよかった。

 事前にGoogleマップで会場はピン留めしておいたのでマップを見ながら会場に向かう。該当の階まで上がると、扉の前に「受付時間の30分前から開場」と書いてあり、あと30分ほどあったのでトイレで待つ。餅が尿の排出を抑えるらしいと知って買っておいた大福を食べる。おいしい。ラムネ味のinゼリーも昨日買ったので集中力を上げるために食べる。そんなにおいしくない。しばらく時間をつぶしていると女性がトイレに入ってきたので一旦トイレを出る。すると高齢の男性が「TOEFLの会場はここですか?」と、スタッフらしきスーツを着た女性に聞いているのを耳にする。おっと思いイヤホンを外すと、女性が「ここはTOEFLの会場ではありませんね。」と。え⁉️待ってくれ!「ここは英検しかやっていないので、TOEFLの会場は向かいのビルになります。」と丁寧に答えている。男性は「そうですか。ありがとうございます。」と言って去っていったが、待ってほしい。私はそれを遠巻きに聞いていただけなので詳しく知る必要がある。その女性に近づいて「すみません。ここってTOEFLの会場じゃないんですか?」と聞く。「ここは違いますね。会場は向かいのビルだと思います。みなさんよく間違われるんですよ。ここが会場なんですか?」と聞かれる。「はい。そのはずです」と答えると「何か場所を示したマップとかありますか?」と聞かれたので、申し込みをした際に届いた確認メールを示し「マップはないんですけどこの住所ってここですよね?Googleマップでそう出てきたんですけど...」などと話していると一人の金髪の女の子が来て、「TOEFLですか?」と聞いてきた。「そうです!」と勢いよく答える。その子と女性の3人でいろいろ話しながら、その子の目尻に黒く細く引かれたアイラインが、やけに綺麗だったことがなぜか印象に残っている。こんな試験の日にまできちんと目元のメイクをする美意識と努力に感嘆を受けたからだろう。その女性がいろいろ教えてくださって、やはり私たちは会場を間違えたことが判明。Googleマップ、というかTOEFLはクソである。TOEFLを申し込んでテスト会場を選択する際にその場所をGoogleマップで確認できるのだが、そこには確かにここのビルの場所にピンが立っていた。あの女性と女の子がいてくれてよかった。そうじゃなかったら間違いにも気づかず、仮に気づいたとしても情け無さでテストどころではなかっただろう。その女の子と建物を出て正しいビルに向かう。今日は朝からずっと雨が降っていたのに、この子はなぜ傘を持っていないのだろうと思いつつも、相合傘をして道を渡りビルの中に入る。なんとか時間には間に合ってほっと一息つく。だがなんと、会場が何階かわからない。必死で看板の文字を2人で追う。すると救世主。男の人が来て、その女の子が「もしかしてTOEFLですか?」と聞く。すごいコミュ力だ。見習いたい。男の人もなんとなく仲間を見つけて安心したのか、少しだけ顔から伝わる警戒心がなくなって「そうです」と答える。「何階かわかりますか?」とその子が聞く。「7階だと思います」と教えてくれたので3人でエレベーターに乗る。会場に入ってチェックインを済ませる。知り合いはいないかと思っていたら、同じ英語の授業を取っている人がいて(この人、文系じゃないのにめちゃくちゃ英語がうまい!!)ちょっと驚く。試験が始まる直前にトイレに行く。案内されて試験開始。その後開始5分くらいでトイレに行きたくなり(なぜ?!冬の私の膀胱はおかしい。5mlくらいしか容量がない)、集中できなくなる。わかってはいたことだが、他人のスピーキングの声が聞こえてきて更に集中できない。もう最後らへんはなんでもいいから早くトイレに行くために終わらせたいという願望に変わっており、餅が尿意を抑えるのに効くという話はどこへ行ったんだ?なんのために餅を買ったんだ?お金を返して💢とひとり心の中でブチギレ悪態をつく。予想通りスコアは最悪で最早驚きすらない。とりあえずトイレに行き、終わった!と思う。想像していたより解放感はない。そらそうだ。1週間も勉強しなかったのだから。テストが終わったということに対する開放感よりも、これでまた私の読みたい本が読める、馬鹿みたいに英単語帳を何度も繰り返す日々とはおさらばなんだ、日本語に触れていいんだ、私の大好きな歌集も小説も詩集も読めるんだ!!ということを思い出して、その事実に開放感を覚えた。やはり私は日本語を愛している。

 ビルを出てとりあえずお昼を食べに駅方面に向かうつもりが間違えて反対方向に歩いていた。いつもならキレているが今日は時間があるので全然構わない。するとさっきの女の子も終わったらしく偶然会った。お疲れ様と声をかけて別れる。キラキラしていて可愛い子だった。

 駅方面にUターン。そういえばこの近くの神社に行ったことがなかったなと思い、いい機会なので行ってみることにする。keshiのB.Y.Sを聴きながら(ここ最近またエンドレスリピートしている。テストが近くなると同じ音楽しか聴けない。脳が新しく入ってくる曲を楽しむ余裕さえないのだろう)、鳥居をくぐる。異国の音楽を聴きながら礼もせず神社に来るとはなんと失敬な、と神様に怒られそうだ。参道の真ん中に彼女、端の方に彼氏がいて2人で並んで歩いていた。参道の真ん中を通るのはよくないらしいので、もし私が彼氏と神社に行くなら真ん中を歩いてくれる彼氏がいいかも...と謎思考に至る(いや、よくよく考えたら彼女=神様だから彼女に真ん中を歩かせていたのかもしれない)。絵馬があったので見てみると「努力します。見守っていてください。」と書いてある絵馬があって、合格しますように、じゃないのがいいなと思った。君ならきっと合格できるよ。敷地内にある池に雨粒が落ちて、同心円の模様になっていたのがすごく綺麗だった。

 神社を出ると横断歩道の向かいにカップルがいて、女性のマフラーの毛が口に入ったのかな?それを男性が取ってあげようとしていた。いや、女性が自分で取れよと思ってしまう。赤ちゃんじゃないんだから。しかもその女性と2度くらい目が合って気まずい。しばらく歩くと道の途中でショーパンを履いている女の子を見かけた。こんな寒いのにショーパンなんて私だったら10分に1回トイレに行くだろうな。冬になると頻尿持ちの人も驚く回数トイレに行く私なので、これから先も冬にそんな可愛い格好はできそうにない。

 お昼を食べるため前に一度行ったことのある海鮮丼屋さんに入る。土曜日だから人が多いかと思ったが思ったよりも店内が混んでいなくて嬉しい。店員のおばさんがとっても愛想がよくて、女子大生1人、女一人だと浮いてしまう世界だけどそのおばさんのおかげで気まずさはない。提供スピードも早い。海鮮丼についていたわさびを全部入れて醤油にといたので、からすぎて涙目で顔を顰めながら食べる人になった。おいしかったけど最後に残したまぐろに謎の臭みがあって残念。あたたかい気持ちで外に出る。向かいにある本屋さんに入るも特にほしい本はなかった。歌集って本当にどこにもない。早く図書館に行こうと思う。青山裕企さんの作品が好きなので『コンプレックスは武器になる。』を手に取る。中をぱらぱらとめくってみると、出てくる女の子がみんなかわいくて、こんなにかわいいお顔で生まれたのに何がコンプレックスなの?どこがコンプレックスかもわからないくらいきれいですけど?ふざけないで?という捻くれ丸出しの感想が湧いてきてしまった。わざわざコンプレックスをテーマにするくらいだから近年のルッキズムに一石を投じるくらいの作品なのかと思ったけど、良くも悪くもいつもの青山さんの作品と大差なかった。結局選ばれるのはかわいい女の子なのさ。雑貨コーナーにディメーターの香水がまだ置いてあった。「ファーストキス」という香りの説明に「いちごとシャンパンのポップな甘さ」と書いてあって、ファーストキスがそんな甘くて可愛いはずあるかいと心の中でつっこむ。何を思ったらそれをファーストキスの香りだ!と思えるんだろう。調香師の実体験かな。本屋を後にして駅まで歩く。

 駅は人がかなり多くて、しかもなぜか多くの男性がスマホを片手に画面を連打している。何かイベントでもあるのかな。駅の中にある商店街で中学生男子とぶつかりそうになったけど「さーせん」って謝ってくれた。謝らなくてもいいのに、わざわざ会釈どころか声に出して謝ってくれるなんていい子だなと思う。クリスマスのお願いを書こう!みたいな紙に「髪の毛が伸びますように」と書いてあって、ほっとけば伸びる現象にお願いごとを使うなんてよほど髪の毛を伸ばしたいんだろうなと思ってちょっと笑う。

 併設されているショッピングモールに入ると、イートインスペースでカップルの彼氏が彼女の肩揉みをしてた。なぜ今そこで肩揉み会?意味がわからない。その男の靴下がクリスマスレッドなのも癪だ。アウターはウィンドブレーカーみたいなシャカシャカした素材なのに靴は👞こういうフォーマルな黒いやつで、なんでそのアウターにその靴下にその靴?と思う。さっきからツイストパーマ男ばかり目に入ってくるが本当に受け付けない。この男も例外なくツイストパーマである。これに金髪メッシュが加わろうものなら私は目を合わせることすらできない。怖すぎる。髪型だけで人を判断するつもりは毛頭ないがただ怖い。そして椅子に座って日記を書いていたら横にイケイケ男子大学生が座ってきた。次は親子が座った。小さい子はやはりかわいい。そうこうしている間にバイトに行く時間になったのでモールを出る。

 今日は何もなく終わるといいな~と思ってバイト先に向かうと、私の苦手な大家さんがいた。気分が下がったが、大家さんがアメリカに行ったお土産のチョコレートをくださったのでオールオッケー。特に何もなく家に帰る。バス停から家まで歩く途中に空を見上げたら月がまんまるで綺麗だった。満月かはわからない。私がTOEFLで最悪なスコアを取っても満月は綺麗だ。

 家についてご飯を食べながらツイッターを見る。そういえば今日はミュベンの歌謡祭だった。なんでみんなが楽しく現場に行っている間に私はテストを受けてバイトをしていたんだろうと鬱になる。そして推したちの新しいインスタアカウントができていた。いい方向に向かうといいな。

 お風呂から上がってまたTOEFLのスコアのことを思い出し、急に両親に申し訳なくなる。小1から中3まで莫大な費用をかけて英語教室に通わせてくれたのに、私は今テストでこの有様だ。今所属しているプログラムで日本語を極めて、なんとかいい職にありついて親孝行しなければいけないと思う。両親には申し訳ないがやはり私は日本語が好きなので許してほしい。明日は友達と焼き肉を食べた後にオンラインストリーミングでコンサートを見る予定。木曜日には実家に帰ることだし、今からは楽しみなことしかない。また頑張るぞ。

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