SQLを書く日々 - 2023/11/14
冴えない事務職が、日々行う仕事の近況日記。
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最近、仕事でデータを扱う時に、BigQueryを使うことが増えた。
それに伴って、SQL言語に触れることが多くなった。
BigQueryとは、(あんまりよくわかってないけど)Googleが提供するデータウェアハウスだ。
企業内のシステムからデータを取得し、蓄積してくれる。
しかし、膨大なデータだけがあっても、実際の実務で使うことは難しい。
そこでSQL言語を用いることで、データベースに蓄積されたローデータを組み合わせ、実務で使えるようなわかりやすい表に成形することが可能だ。ほしい情報だけを、見やすい形に加工してわかりやすく提供できるようになる。
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SQL言語は、私のようなドアホでもある程度は理解できる優しい言語だ。
膨大なデータから必要なものをピックして、実務で使うテーブルを作るという作業は割と楽しく感じる。
SQLを書いている時は、
RPG作成フリーソフトの「Wolf RPG エディター」で、ゴミゲーを作りかけては何個も放置していた学生時代のことを思い出す。
つまりゲーム感覚で作業をしている。
賃金発生中にこんな楽しいことしていいの?という罪悪感が芽生えるほどの楽しさ。
私はエンジニア職には無縁なので、SQL文を書くのはわりと一苦労だし時間もかかるが、全く手がつけられないほどわからないってわけではない。
ChatGPTにも助けてもらえば、やぶれかぶれながら形にはできる。
これくらいの程よい難易度がさらに私を夢中にさせる。
ゲーム感覚でデータを扱いやすくして出力して、社内の誰かに活用してもらえることが素直に嬉しい。
数ヶ月前まではスプレッドシートの関数すらろくに知らなかったが、営業から今の部署に異動してきていろんなことを覚えた。
新しいことをするのはやっぱり楽しい。私の性に合ってると思う。
また、SQL文は英語なので、英単語を読むことに特に抵抗やストレスを感じないという私の性質もそれなりのアドバンテージとして機能している。
Fラン大学でちょっとだけ英語勉強しといてよかった〜。
おかげでさっぱり英語は話せないけど、英単語を直感的に中途半端に理解できてよかった〜〜。
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ちなみに、私の前職は小売店の販売員だった。
小売店従業員なので、売上データや在庫数のデータ等、さまざまなデータを見てきた。
しかしそれは、社内独自のBIツールのようなものですでにわかりやすい表にされていて、
私がわざわざ直接ローデータを触って四苦八苦しなくても、綺麗に成形されたデータがすぐに出てくる環境だった。
転職してからたびたび思うが、あの社内ツールは本当に優秀だったと思う。
tableauみたいな高度なことはできないし、著しく機能の制限はあるものの、少なくとも直感的でわかりやすく、優れていたと思う。
私がいた小売店の販売員は、データの扱い方なんてみんな知らなかった。
スプレッドシートの関数も四則演算程度しかわからない。
そんな販売員たちでも気軽にデータに触れることができて、今後の店舗運営方針の決定に有効的に活用できていたのは、間違い無くあの社内ツールのおかげだと思う。
現在の会社に営業職として転職してからは、そのような便利な社内ツールがなくなり、別のBIツールに置き換わったがこれが本当に嫌いだった。
挙動がクソ重く、UIもうんちで、かゆいところに手が届かない。欲しいデータに行きつかない。
営業プロセスの振り返りのために、数値指標のデータを出すだけで5分くらいかかってしまう。振り返り以前にデータ出しに苦労していたのだ。
とてもストレスだったし、時間の無駄だなと常々思っていた。
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そんな過去を経て今は営業から離れて、違う視点でデータを見ることになった今、私はもっとSQLのことを勉強したいと思っている。
しかし、私は頭が良くないので「優しいSQL入門」みたいなタイトルの本を読んでインプットしても、いまいち頭に入ってこない。
やっぱり「こんなデータを出して、こんなふうに活用したい」という目的と動機づけが先にあって、
それに辿り着くためにあれこれとSQLを触ることが、私のSQL習得の一番の近道に違いないと思った。
そのため、私はいつでもネタを探している。
社内の人は、遠慮せずに私に難題を出してほしいと思っている。どんどん募集中だ。
(あ、難題といっても難しすぎない程度で、
私が手こずるけれども形にできるレベルのお題をいただけると、私のメンタル的に助かります)
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「十分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかない」という言葉がある。でも、本当にそうなのかな?と思う。
ある技術が魔法に見えるかどうかは、見る人間の知識によって異なる。知識がなければないほど魔法に見えるものだ。
私はエンジニアのような技術開発職に疎い人間なので、優れたUIのシステムを触ると本当に「魔法だ」と思ってしまう。
私は魔法使いにはなれないかもしれないが、
技術を魔法だと思わないような知識は身につけたい。
それではさようなら。