FLATのオリジナル性
今回長いです。
短編小説です。
現場でテーショーマンが大切、
ということは理解してもらってると思いますが、
みんなが目指す大切な事なのと、
理解してもらいたい&納得してもらいたいので俺なりの解釈で説明します。
熟読して欲しいです!
フルアットテーブルの理念
『テーブルを笑顔で満たす』
これには色々な方法があります。
そして、
その人の特徴、特性に合う
『テーブルを笑顔で満たす』
をおすすめします。
※同時に、不得意な事はやらなくていいという訳では無いです
&
特性、特徴を磨く、補い合う
あなたなりの
『テーブルを笑顔で満たす』
は何ですか?
そして
『テーブルを笑顔で満たす』
これに関しても
『フラットらしさ』
を考えてみる事をおすすめします。
働き方、考え方、サービス、商品、見え方
などなど
フラットらしさで考えると、
一貫性が生まれやすく、
共通認識、納得、
物差しとして利用出来る
ここでは、
受け取る側(お客さん)
にフォーカスしてみようと思います。
そもそもフラットらしさは、
人それぞれの感じ方、
つまり様々なフラットらしさがあり、
そこに多様性が生まれます。
そんなコミュニティを目指してます。
自分の中のフラットらしさ、
自分が出来るフラットらしさを
チームや会社で共有する事をおすすめします。
そして、
『テーブルを笑顔で満たす』
に
『フラットらしさ』
という1人1人のスパイスをかけるイメージだと良いかもしれません。
いらっしゃいませ
ではなく
こんにちは
お見送りの際手を振る
盛り付けを毎度変える
のように
『フラットらしさ』
をテーショーマンにプラスすると、
『オリジナル』
になりやすいです。
何となくのフラットらしさ
親近感
手作り感
暖かみ
ギラギラしてない
などなど色々なフラットらしさがあります。
正解は無いですが、
協調性や納得感
は必要かなと思います。
なんでもありの会社になるので。
個人的にフラットらしさとは、
人間っぽさ+
希少価値(他がやっていない事)
これを意識していました。
変わった皿を使う、
おもしろいネーミング、
内装やアイテム、
オペレーションにこだわる
そしてそれが生まれた理由は、
普通にやっても勝ち目が無い
(競争する事になる、負け戦)
自分自身が楽しみたい&喜ばせたい
からでした。
目黒フラットて独立する際、
1.料理の味やクオリティだと一流シェフや料理人と比較される
2.色々な店と同じ土俵で戦う事になる
(競争する事になる)
3.味以外でも飲食店に行く理由はある
(他の要素によっても美味しいと思ってもらえる)
を想定し、
1.喜んでもらう事を常に意識した
2.他がやってない事をやろうと心がけた(皿、内装、美品、サービスなどなど)
3.自分も楽しく仕事する努力をした
という事を実践しました。
洋食未経験のメンバーで、
目黒フラットをオープンする際、
近隣の
コナ
セロ
などに勝てずに埋もれる…
でもお客さんに
『凄く良い店だった』
と笑顔で大満足で帰ってもらいたかった。
そんな流れで、
『テーブルを笑顔で満たす』
(喜んでもらう)
+
『オリジナル』
(フラットらしさ)
という考えになりました。
その中で、
・常連さんに特別扱いをしない
・金曜日のドピークでもやり切れる
・全ての人に同じものを提供
(サービスも)
・こびは売らない
・お客さんとは遠からず、近からず
・自分が離れても良い店をキープする仕組みを残す
・一瞬で喜ぶ事を考える
・頂いた要望はそれ以上に返す
という事をルールにしました。
一方『馬場フラット』では
なかじがそれなりの技術、知識で
大好きなパンを使ってパン屋をオープンさせました。
そしてその上で、
『労働時間の最適化』
『これからの会社の在り方』
『他が手を抜いている所に力を入れる』
これを徹底して考えていました。
これだけ考えて、
こんなうまいパンを作る人がいるなら、
尚更、作る事素人集団『目黒フラット』は
味の追求だけではもれなく埋もれる…
そしてなかじの作るパンに依存せず、
お互いに切磋琢磨するには、
『アイデア』
『工夫』
『人を喜ばす』
これをとことん考える必要があると思いました。
そして自分が離れても良い店を継続させるため
『付加価値』
『希少価値』
『オペレーション』
を残すようにしました。
素人集団でも頑張れば出来るように
内装、皿、備品、ネーミング、商品、
在庫管理、スプレッドシートを使用、
タイムカード自動計算、
これらを残していきました。
残りは現場でスタッフが目の前の事を
どれだけ考え
どれだけ話し合い
どれだけ納得し
どれだけ次の人に残せるか
という事です。
俺も勉強して気付きを増やします。
その中で建設的な話が出来たり、
考え抜いた新しいものや個性が生まれたり。
業績が上がるより楽しいと思います。
そして業績はいつかついて来ると思います。
コロナの時でも。