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家族と離れひとりでワーケーション②わたしマイペースなんだな
親しい人のなかには「何をいまさら」を思う方もいるかもしれない。
けれども、ワーケーションにきて改めて深くそう思っている。
「わたしってマイペースなんだ」と。
今回参加している五島のワーケーションは、
初日から3日間は、「サンサン富江キャンプ村」にあるバンガローに、
初めましての人と一緒に泊まらないといけない。(組み合わせはランダム・男女別)
その時点で、参加のハードルはぐっと高くなるので、
そういうのが大丈夫な人が基本集まるのだと思う。
いわゆるフットワークが軽いというか、誰とでも気さくに喋れる仲良くなれるというか。
でもね。チェックインしたら、誰もいなかった。
お風呂を済ませても、誰も帰ってこないww
この宿には、いま2名の方が滞在しているっぽい。スーツケースが2つ、お化粧品も2セットある。
どこかで楽しく飲んでらっしゃるのかな。
タクシーで市街地から20〜30分はかかる僻地?なのに。
宿の目の前は海。ただただ、静かです。
*
今日はこれまで、とても忙しかったなぁ。
夕方、五島福江に到着したあと、仕事を終えてからチェックインしたかったので、急ぎタクシーでコワーキングに移動してひと仕事していたら、
「会えたらいいな〜」と思っていた人、2名にたまたま会えて、
なんだかんだと話し込んでしまい宿にチェックインしたのが8時を回っていた。
東京の自宅を出る前も、家族のために食事の作り置きをしたり、移動中もずっと執筆していたので、
ほんと、ようやくの一息…
誰も帰って来ないのも、心地いい。
何にも気にせず、のんびり過ごしている。
静かすぎて、大海原にポーンと放り出されたような、少し孤独な気持ちだけれど、それすらも心地いい。
誰のペースも、誰の目も、時間も、何にも気にしないで過ごせるって、なんて最高なんだろう。
子どもの頃は、「あなたはマイペースすぎる」とチクリチクリと怒られたけど、何が悪いのか全然分からなかった。
自分のペースで過ごすことの何がいけないんだろう?と。
いまここにいながら、やっぱり同じように思ってる。
マイペースに過ごすからこそ、自分の本当の気持ちがすぐ近く手が届くところにある気がするし、
それこそ、「ありたい姿」や「自然体」ではないだろうか。
それならば、他人のマイペースも大切にしてあげたいと思う。
今日たまたま会えたうちの1人の方と立ち話で、
「家族を構成する意味ってなんなんでしょうね?」という話がでた。ただのおしゃべりなのに、深い。
家族を構成する意味のひとつは、お互いのマイペースを認めて守り合える存在になる、ということかもしれない。
そういえば、ペースや予定を乱されると、私は不機嫌になるそうです。夫談(笑)。
私にとってマイペースというのは、他人のペースにお構いなしで相手を振り回すわかわまま、というではなくて、自分自身のペースをただただ大切にしたい、ということなのだと改めて思う。
さて、まだ誰も帰って来ないので、そろそろ休ませていただこう(笑)。