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はじめまして。キャリア迷子のまま母になって10年、私が「ファミリーキャリアコンサルタント」になるまで
なぜ、ファミリーキャリアなのか
はじめまして
ファミリーキャリアコンサルタントの藤川理絵です
SNSは「ふりふり」というアカウント名なので、
(藤川の"ふ"・理絵の"り"です・・)
SNSで知り合ったお友達からは、ふりふりさんって呼んでもらってます
リアルに知り合った方からは、りえさんって呼ばれることが多いかな
・
ファミリーキャリア(家族としてのキャリア)をテーマに、
発信・活動をしています
かぞくも、じぶんも、しあわせに。
これが、私自身が生涯大切にしたいことであり、
人生を通じて、いちばん伝えたいことでもあります
私は仕事が好き。
仕事を通じて、誰かのお役に立てることが嬉しいし、
素晴らしい人たちと出会えることや分かり合えること、新たな気づきや学びを得ることにも喜びを感じます
自分の力で稼いで遊びたいし、困ったときは家族を支えたい
働くことは、アイデンティティのひとつだなってつくづく思うんです
けれども、仕事人間として生涯を終えるつもりはないです
だって、仕事だけを頑張っていても
命が終わるときに、幸せだったなって感じることはできないと思うから
そう。幸せだった、みんな、ありがとうって言って死にたいんです
(いきなり暗い話ですみません!!本人は割と明るい性格です!!!笑)
そのためには、家族と暮らす毎日、家庭で過ごす瞬間瞬間に、家族みんなが幸せだねってお互いに感じられる、
そんな時間をいかに増やせるかが、めちゃめちゃ大事なんじゃないかって思っています
じゃあ、どうしたら、家族みんなが幸せだねって感じながら、日々を暮らしていけるのか・・?
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やっぱり、いちばん大事なのは、自分自身が幸せであることです
私、詩人の茨城のり子さんが好きで、おうちでもたまに詩集をひらくのですが
「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」
っていう一文に、これまで幾度、奮い立たされたかしれません
心が死んでしまうような暮らしをしていては、誰も幸せにできない
過去の苦しい経験からもすごくそう思います
なので、私みたいに仕事が好き、やりがいを感じる、っていうタイプの人間は
結婚しても、出産しても、子育てがどんなに大変な困難を伴う時期であったとしても、
「やりたい仕事を諦めないで続けられてる」
「少しずつでも成長を実感できてる」
という自己効力感をいかに持って暮らせているか、が幸せにダイレクトに影響するんですよね
・
同時に、大事なのは、家族も同じくらい幸せであることです
自分と同じように、仕事がアイデンティティの一部という価値観でなくても、似たような考えを持っていても、どちらでもよいと思うのですが、
それよりも。
本人が望むありたい姿を自覚したり、ありたい姿に向かって、家族ひとりひとりが日々を過ごせているかどうか。それが大事
・
つまり、
共働き夫婦がともにキャリアを諦めないこと、
互恵的な関係を築いて、家族みんなでキャリアを叶え合うことが
命が尽きる瞬間に ”幸せだった、みんな、ありがとう”って言えるための、ひとつの有効な手段だと思います
(唯一の手段ではないと思っていますが、かなり有効なのではと思う)
そんな想いに共感してくださる方に伴走したい
「ファミリーキャリアコンサルタント」のお仕事は、私のライフワークです
※ちなみに「キャリア」とはイコール仕事ではありません
これまで歩んできた、これから歩んでいく道そのもの
仕事も含めて、副業やボランティア活動など、いろいろ含めてキャリアだなっていう感覚です
キャリア迷子のまま母になる
いま、私は46歳(2024年12月現在)
夫と息子(小5)の3人家族で、東京都内で暮らしてます
「ファミリーキャリアコンサルタント」として
フリーで活動開始したのは、2017年なのでもう8年前になります
子育てしながら、働きながら生きていると
毎年がジェットコースターのよう(1年の体感スピードが年々早まってる 笑
なので、活動当初のことをすごく昔のように感じるのですが
当時は、「ファミリーキャリア」という言葉を
雑誌やネットで見かけることはほぼありませんでした(いまでも少ないけど・・
キャリア迷子のまま母となり、子どもがまだ3歳くらいで
共働き夫婦の両立生活を試行錯誤していたなか、
たまたま「ファミリーキャリア」という言葉を知ることができたのは、ラッキーだったと思います
というか、運命!!!
当時の自分がわが家で取り組んでいたことと、強烈にリンクして、
人生100年時代といわれるこれからは、
ファミリーキャリアはめちゃめちゃ重要になると直感しました
・
キャリア迷子だったんです
本当に、どうしようもないくらい、苦しんでいました
大学を卒業した後、新卒で大企業に正社員として入社したのですが
20代・30代は、心が死んでしまうような暮らしを何度も経験しました
社会人2年目のときには過労で心身を壊してしまい、何度も傷病休暇で休んだり
その後はがんばって回復して、数年間はやりがいある仕事に没頭で、課内で勉強会を主催したりもしたけど、
リーマンショックの大打撃から早期希望退職を募った会社からは、何度も上司に呼び出されて退職勧奨を受けました
いわゆるリストラですね
傷病休暇もあって人事評価は、経験年数から求められる基準に達していなかったため、リストラ対象にカウントされたのです
会社に残る選択をした私は、働きざかりの30歳にして窓際就職・・・
正社員なのに、午前・午後のシフト制で働き、仕事ほぼないんですよ!
ずっとネット見てました笑
収入も新入社員以下に下がったのに、目黒区に引っ越したばかりで家賃は10万超え!
生活コストはかなり切り詰めましたが、自由時間は増えたので
中国語を勉強して、有給休暇を取得して北京に語学留学したり、
実はその時の出会いが、いまもめちゃめちゃ生きてたりするから
いまでこそ、得るものは大きかったな〜と思えるけれども
この話をできるようになるまで、10年以上かかったな・・・
傷ついていたんだと思います
・
なので、結婚して出産したときも
「これからどんなキャリアを築いていけばいいの?」と悩みの渦中!
そこに、「母親」という新たな役割も担うことになり、
家事も育児も女性が頑張らなくちゃという無意識のバイアスも働き、
がんばっても、がんばっても、「ありたい姿」が見えない。暗中模索の日々でした
ほんっと、つらかった!
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もちろん、子どもはめちゃめちゃ可愛かったですよ
毎日、「可愛い〜♡」を100回連発するくらい大事な存在を授かった幸せがある
だのに、霧が晴れない。
子育ての幸せに振り切れない自分っておかしいんじゃないかと、自責の念も働きました
大したキャリアも築けてないのに、こんな私が仕事を優先しようとするなんて。
残業するだけでばちが当たるんじゃないかって思ってました
圧倒的な自己理解が道を拓く
転機になったのは、国家資格キャリアコンサルタント資格取得のために通った、約4ヶ月の講座です
この講座では、自分自身のキャリアを振り返る棚卸しのワークや、職業適性への理解を深めるワークなどがたくさんあったんです
キャリア相談する側のクライアント役を練習するという、ロープレの時間だったのですが
これに本気で取り組んでいくことは、自分自身を多面的かつ客観的に見つめることに繋がりました
目から鱗。の連続!
一人でどんなに考えても、同じところをループしてばかりだったのに
だから家族にも友達にも、あんまり打ち明けられずにいたのに
受講日は毎回、夜8時過ぎに帰宅して、子どもを寝かしつけた後の夫を捕まえては
「私はこういう職業が向いてるみたい」
「私は本当はこういう働き方がしたい」
と、気づいたこと、学んだことを話してました
・
それが、楽しくて。
自分が何に悩んでいたのかが分かり、
霧が晴れていく感じが嬉しくて
自分のことを圧倒的に理解できるって、こんなに楽しいことなんだって実感しました
そして、家でそれを話せることにも、幸せを感じた。
「そうなんだ、X X Xなんだね」
「確かに、以前もこういうこと言ってたよね」
本気で取り組んだ結果、気がついたことを自己開示したら、
それを聞いて、写鏡のように理解を示し、新しい気づきをもたらしてくれる人が家庭にいるって、なんて幸せなんだろうって思いました
・
客観的な立場の人の力を借りて、自己理解を深めつつ
家庭でそれを自己開示することで、圧倒的な自己理解につながっていく
だからこそ、自分のチカラで自分を幸せに導くことができる
これが私の原体験です
子連れ転職を毎年のように繰り返していた私でしたが、
その後、「週4日勤務で時短正社員・副業OK・年収350万」という
当時の私に最適な雇用条件を交渉して獲得することに成功しました
もちろん、業務内容も、心血注いで全力爆速で取り組めるものです
その仕事を通じて、もう1つ、重要な学びを得ることもできました(次段落に続きます
副業として「ファミリーキャリアコンサルタント」のお仕事もスタートを切ることができ
週4勤務のおかげで、趣味の茶道も始めることができて、
「働きがいと働きやすさの両立」が、どれほど人生を豊かにするかを体感できたのものこのときです
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人生100年時代は、「キャリア自律」の時代だ
この子連れ転職4回目にして、心血注いで取り組めたのが、「働き方改革」に関する発信でした
当時の日本は、2015年に安倍首相が「一億総活躍」を掲げ、2016年には「女性活躍推進法」が施行されて、「働き方改革」がバズワードになっていました
コロナを経たいまでは想像つかないかもしれませんが、当時はリモートワークなんて、大手外資系企業だけの特権みたいなもので
私も勤務していた日系上場企業では、「社長がフル出社を望んでるから、できるだけ持ち歩きにくい重たいパソコンを支給してるんだよ」と上司から耳打ちされたことも・・笑
でも、社会は変わりつつある
「働く場所と時間をもっと柔軟に」
この流れは、不可逆だと確信しました
「成果報酬型の賃金テーブルなのに、時短ってだけでどうして減額されるんだろう?」
「ウェブマーケの仕事はどこでもできるのに、通勤に往復2時間なんて生産性低い人生だな」という憤りもあるなか
働く母として、社会の変化に大きな期待を寄せていました
「働き方改革」をテーマにしたウェブメディアがいくつも立ち上がっていた頃で、
私はこの最先端情報にリーチし、広く伝える仕事をしたい、と「働き方改革」メディアの編集職にキャリアの舵を切りました
・
いま振り返ってもよい判断だったと思います
人生100年時代・男性の育休・家事育児の分担・個別最適化マネジメント・キャリア自律・無意識のバイアス・・・
多くのイベントや有識者への取材や記事執筆、働き方改革を第一線で推進する方々による寄稿記事の編集業務は、
「キャリア迷子は脱したものの、自分らしく働くためのハウツー弱者」であった自分自身にとって学びの宝庫だったと思います
働き方改革とは、キャリア自律である
と、自分なりの結論にも到達することができました
もちろん、取材した日は興奮冷めやらぬまま、新たにインプットしたことを夫に共有していました
ちなみに、2016年に発売された「LIFE SHIFT」は、いまでも私のバイブルですが
著者リンダ・グラットン氏の来日講演を取材した日も、もちろん夫に熱烈報告した記憶があります
↓藤川理絵公式サイトで書いた要約記事
テクノロジーによる働き方・ビジネスの変容
そんな中で、新たに見えた道も。
「デジタルディスラプト」「リープフロッグ」「ビッグデータ」「デジタルトランスフォーメーション」「シェアリングエコノミー」など
要は、最新技術の発達が既存のビジネスモデルを壊すというトレンドです
例えば、ブリヂストンはタイヤメーカーですが、
タイヤを回転速度などデータ取得デバイスとして捉え直すことで、タイヤそのものを売るだけじゃなく、運転データを使った新しいビジネスを生み出せる、みたいな話や
クレジットカードなどの既存のインフラが普及していない新興国だからこそ、
QR決済など新たなテクノロジーを使った新サービスが、先進国よりも先に爆発的に普及したことなど
人口減少を背景に叫ばれた働き方改革よりも、
テクノロジーによる働き方やビジネスモデルのアップデートのほうが、
人生100年時代を豊かに生き抜くために抑えておくべき情報としては重要だと考えました
当時は、AIが人間の知能を超える「シンギュラリティ」は2045年と予測されてましたが
昨今、生成AIの目覚ましい発達をみるに、やはりもっと早まると思われますし
生成AIをはじめとするテクノロジーの発達が要因となって職業選択の見直しを迫られる人は、加速度的に増えると予想しています
私の仕事は、ファミリーキャリアコンサルタントともうひとつ
ライター・ジャーナリストとしても継続して活動してきましたが、ここで得た気づきや学びは、キャリア支援の重要な礎になっています
そして、これからもそうしたい。
▼執筆実績
みんなでファミリーキャリアでいこう
さて、ファミリーキャリアに話を戻して、おしまいにしたいと思うので、もう少しだけおつきあいくださいませ・・!
開業後は、お声かけいただくことも多く、個人の方はもちろん
育休コミュニティさんや、東証プライム市場上場企業などで、さまざまなワークショップやセミナーを実施してきました
・
初期の頃は、「家族のキャリア戦略会議」と題してお伝えしていました↓↓↓
「互恵的な関係を築くことが大事」
「親がポジティブに働くことが子どものキャリア教育によい影響を与える」
そんなことを発信してました
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そして、私が伝えたいことが(デザインはいまいちなんだけど)最も詰まってるなって思うスライドがこちら↓↓↓
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家庭を自己実現のプラットフォームにすることで、家族みんながやりたいことを諦めることなく、仕事や趣味など本当にやりたい活動をやることで、そこで得た新たな繋がりや情報を家庭に持ち込むことで、家族みんながアップデートしていける、自己実現がよりブーストされていく。
そんなことを伝えたいと思ってまとめた渾身の1枚・・・
伝わるかな・・・!?伝わりづらいかな!(笑
▼ワークショップ・セミナー実績
・
・
だけど、自信はなかったんです
本当に必要なこと、有用なことだと思って話しているけれど
自分自身が当事者すぎて、「本当にこれが正しいことなのかどうか分からない」という迷いもあったんですね
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ファミリーキャリアのファーストステージは、「自分ひとりだけのキャリア」から、「頼り合うキャリア」に移行することが鍵になります
支え合うだけではなく、頼り合う関係に移行することで
家族みんなが、本当にやりたいことを叶え合う、互恵的な関係を築くことができます
しかし、自分ひとりでは完結できない不自由さや、家庭という全体最適を考えるための調整コストが生じることをも意味します
・
私はいま、そのトライアンドエラーを経て
「頼り合う」への移行は確実に乗り越えた手応えをようやく感じられるように・・!
ファミリーキャリア実践(実戦!?)歴も約10年(2024年12月現在)・・
ようやくそう思えるようになりました。やっぱ、時間かかるよ!ファミリーキャリア!
そして、わが家のお宝ボーイも10歳になり
最近はすごく、子育てのフェーズも変わってきたなぁ・・・と感じてます
なので次は、私自身。
再度アイデンティティと向き合い、家庭内での家族の役割の見直し・変更も踏まえて
新たなアイデンティティを獲得していくフェーズに移るときだと考えています
・
だからこそ、これから「頼り合う」関係を構築したいと考える
20代、30代、40代の方のお役に立ちたいし、
いまなら立てると思う。
過去の私みたいに、
キャリア迷子のまま新たな役割を担ったけれども、キャリアを諦めたくない方や
家族ともにキャリアを叶え合っていきたいと望む方が
自分らしく暮らし、働くために
時には自己理解を深める鏡のように、
時には霧の中を走り続ける給水ポイントのように、
伴走者としてお役に立てたらうれしいです
長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます★
【デュアルキャリア1DAYレッスンのご案内】
ご自身のキャリアもパートナーのキャリアも
どちらも大事にしたい
キャリアだけじゃなく、家庭も大事にして
日々の暮らしの小さな幸せを感じていたい
そんな両立志向の方のための
90日間プログラム「デュアルキャリアレッスン」を
お試しいただける1DAYレッスンをご用意しました!
【Podcast「キャリアの合間に」配信中!】
自分らしく暮らし、働くために
家族としてのキャリアを考えるラジオ「キャリアの合間に」を配信しています
この番組では、家族、友人、お仕事仲間など、親しい人たちと、キャリアについて話し合う
きっかけになるようなネタやエピソードをご紹介しています。
↓「キャリアのゆらぎをチャンスに変えたひと」インタビュー企画を新たにスタートしました!ぜひゆるゆると聴いてみてください♪
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