銚子log.21 第2回『海洋ゴミ回収プロジェクト』開催レポート
2020年10月24日(土)第2回目となる『海洋ゴミ回収プロジェクト』が開催されました。
13時30分、銚子マリーナから出航。
海洋ゴミ回収運航には、19名のゴミ回収有志の方々がライフジャケットを着て乗り込みました。
前回は、あいにくの天気で、ゴミ回収運航も、海岸でも海ごみ拾いもできなかったので、無事に出航できてよかったです。
ただこの日は、うねりが強く、船はそれなりに揺れました。
上下に波に乗り、左右に傾き・・・。
船上で立っているだけでも、初回の時も思ったけど、やはりなかなか大変です。
ゴミはというと、この日は潮目にもあまり集まっていませんでした。
潮目とは、北からの親潮と、南からの黒潮がぶつかるところこで、プランクトンがたくさん集まる好漁場。
銚子市の先端にあたる長崎から、いつも潮目がずっと伸びているそうですが、
この日の潮目には、プランクトンの死骸が浮いて、黄色い泡が立っていましたが、ゴミは・・・ない・・・・。
ゴミ回収ボートを海に降ろして、潮目つたいに航行させたけど・・・
網には、こういうのしかついてない!
これ、何??笑
片方のスラスターが若干、調子悪かったようで、「試運転は必要だね」という反省もあるものの、
目視でも回収できそうなゴミはほとんど見当たらなかったので、網の目が大きいという問題ではなかったように思います。
この日、回収できた海ごみは、発泡スチロールの破片、大きなビニール袋、コカコーラのペットボトル、それぞれ1つずつでした。
ペットボトルは、乗船した有志の方が発見してくださり、そこに船を寄せて回収できましたが、
ゴミの近くに船を寄せて、人の手が網ですくい上げるというだけでも、かなりの重労働だし、難しいんです。
実際、船酔いになってしまった方も数名いらっしゃったし、
ゴミは見つからないし、見つけても回収は大変だしで、
大海原のゴミを回収する難しさを、改めて感じた1日となりました。
「ひとたび海に出てしまったら、ゴミは2度と回収できないと思え」
海から、波から、頭上を飛び回る海鳥たちからも、そう言われているような気持ちにすらなったのですが、
いや、ほんと、ポイ捨てやめましょう。
捨てるくらいなら、ビニール袋、断りましょう。
ところで、今回の参加者さんの数名が、すでに次回も参加申込されたそう。
次回は、11月22日(日)。いい夫婦の日ですね!!
ご予約受付は、「銚子海洋研究所」になります。
この日のご褒美は、銚子マリーナにある銚子海洋研究所から見た夕景^^