サウナーになるまでの軌跡【Vol.3 大黒湯のハンモックに揺られて~サウナ選びのポイント~】
サマリー
サウナと無縁のアラサー男があるきっかけからサウナの虜になり、頻繁にサウナに通うサウナーになるまでに、どんな経緯があり、何を考え、何を感じ、 何故好きになり、生活の一部となっていったのか、を実際のサウナ施設のご紹介と物語調の短編集から表現させて頂きます。
サウナの魅力を発信しサウナ文化の発展に貢献できれば幸いに思います。
Vol.3 大黒湯のハンモックに揺られて~サウナ選びのポイント~
サウナに沼り、より極上のととのいを求めるようになってから、
少しづつサウナのセッティングや外気浴の条件に興味をもつようになってきました。
効率よく、自分に合う銭湯に出会う方法はないかと考える。
例えば、銭湯が密集しているような場所、、、
サウナーであり、サウナに目覚めさせてくれた友人Aは唐突にサウナ激戦区である錦糸町のサウナ事情について語り始めた。
「東京都内には銭湯やサウナ施設が集うエリアがあるんだ。錦糸町はその内のひとつだよ。」
確かに銭湯は人口に比例して密集度合いが高くなるような気がしている。
なぜなら、銭湯は”一般公衆浴場”に分類されており、入浴料金が法令で定められている。
家庭内に風呂がある事が一般的ではない時代に国が立ち上げたのが銭湯だ。
つまり住む人が多いエリアには銭湯が密集する構造は自然である。
ただし、昨今では一般家庭に風呂が普及した事により銭湯の数が減少し、徒歩圏内の近しいエリアで銭湯が隣接することはあまり見なくなった。
友人Aは「色々な銭湯やサウナ施設に行って体感する事が近道じゃないかな」と錦糸町サウナを推奨する。
そんなこんなで、錦糸町の大黒湯で銭湯には珍しい〇〇に気づく事となる。
大黒湯
都内サウナ激戦区の錦糸町に位置する大黒湯。
黄金湯やニューウィングがクローズアップされがちですが、
黄金湯とは姉妹関係にある大黒湯、意外と知られていない穴場の銭湯です。
銭湯は客層もその銭湯の雰囲気を醸し出す要因のひとつと考えていますが、 大黒湯は下町銭湯感がもろにただよう銭湯で、年配者や彫り物が入った男性など、地元民が集う といった古き良き時代の銭湯な感じがあります。
個人的な独断と偏見でのオススメポイントとしては、
露天風呂があり、サウナが二か所、更には”ととのい”スペースが確保されていて フラットチェアのみならず、ハンモックが吊るされています。
大黒湯のおすすめポイント
・露天風呂がある
・ドライサウナとよもぎスチーム塩サウナの2か所ある
・ととのいスペースにはハンモック
激戦区に長らく君臨されているだけあってとても良い銭湯なんです。
ただし、サウナ室のパワーが弱い事が玉に瑕かもしれません。
サウナ室の温度は70℃代で熱源はストーブ、というより電気製のヒーターで湿度もそれほど高くありません。
【短編】サウナ選びのポイント
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銭湯には露天風呂がついている事は多くありません。
露天風呂が無いと言う事は外気浴も無い事が多いです。
外気浴を重視するタイプのサウナーにとって外気浴の有無がお風呂選びを大きく左右するポイントとなるはずです。
友人Aは外気浴とコスパを重視するタイプである。
「外気浴ができてリーズナブルに利用できるサウナが理想。」
「週に複数回サウナに通うサウナーにとってコスパって大事なんだよね」
「都心部のサウナ施設やスーパー銭湯は¥2,000~¥3,000が相場」
「日常的に利用するには少し負担が大きい」
「その点、¥1,000で利用できる銭湯はサウナーにとって重要な場所なんだ」
「ただし難点は外気浴スペースが設置されている銭湯は限られていること」
確かに、週2~3以上サウナに通うサウナーにとって、一回あたりの単価はサウナ施設選びのポイントになってくる。
サウナが利用できる施設を大別すると下記3点になると思う。
1.銭湯、(料金相場¥1,000、身近にあるケースが多い)
2.スーパー銭湯、(料金相場¥1,000、
地方 or 東京郊外にあるケースが多く、都内サウナーには交通費が発生する)
3.サウナ施設/カプセルホテル等、(料金相場¥2,000~3000)
距離、料金、設備をトータルで比較すると、露天風呂や外気浴がある銭湯は
ヘビーサウナーにとって憩いの場となる。
まとめ
個人的にサウナはお風呂のような感じで行く場合と、エンタメ要素で行く場合があります。
サクッと近場で”ととのい” たい時と、じっくり楽しみたい時。
その両方をいいとこ取りしたのが外気浴や露天風呂があるような銭湯と思っています。
少しでもサウナタイムを楽しめて頂けたら幸いです。
ありがとうございます!