うちのオカンが思い出せないイベント
「うちのオカンがね 好きなイベントがあるらしいんやけど」
「あっ そーなんや」
「その名前をちょっと忘れたらしくてね」
「イベントの名前忘れてもうて どうなってんねそれ」
「色々聞くんやけどな 全然分からへんねんな」
「分からへんの? ほな俺がね オカンの好きなイベントちょっと一緒に考えてあげるから どんな特徴ゆうてたかってのを教えてみてよ」
「ナースやドラキュラの衣装を着て楽しむやつやって言うねんな」
「おー ハロウィンやないかい その特徴は完全にハロウィンやがな」
「ハロウィンなぁ」
「すぐ分かったやん こんなんもー」
「でもちょっと分からへんのやな」
「何が分からへんのよー」
「いや俺もハロウィンと思うてんけどな」
「そうやろ?」
「オカンが言うには 一人でも楽しめるイベントって言うねんな」
「あー ほなハロウィンと違うかぁ 一人で楽しめるイベントがハロウィンでええ訳ないもんね」
「そやねん」
「ハロウィンはね みんなで仮装を見せあって盛り上がるのが楽しいのよ あれ」
「そやねんな」
「な?ハロウィン側もね 一人で楽しまれるとは思ってへんのよ 盛り上がらせるつもりが悲しませかねないからね」
「そやねんそやねん」
「ハロウィンってそういうもんやから ほなハロウィンちゃうがなこれ」
「そやねん」
「ほなもう一度詳しく教えてくれる?」
「イメージカラーがオレンジや紫って言うねん」
「ハロウィンやないかい オレンジや紫がイメージカラーのイベントはそうそうないんやからね 夏祭りもクリスマスもオレンジや紫がイメージカラーやないんやから ハロウィンやそんなもんは」
「分からへんねんでも」
「何が分からへんのこれで」
「俺もハロウィンと思うてんけどな」
「そうやろ?」
「オカンが言うには 毎週やっても全然良いって言うねんな」
「ほなハロウィンちゃうやないかい 毎週ゾンビやドラキュラがいたら頭おかしくなっちゃうからね 危ない国やと思っちゃうからね ハロウィンはね年に一回やから許されてんねん」
「そやねんそやねん」
「な?年に一回やからお金も時間もかけてコスプレすんねんあれ」
「そやねんそやねん」
「そういうもんやからあれ」
「そやねんな」
「ハロウィンちゃうがな ほな もうちょっとなんか言ってなかった?」
「最近では衣装を着てオンラインでも楽しめるイベントらしいねん」
「ハロウィンやないかい みんなで街に集まって楽しむのが一番ええねんけど 楽しい思い出が悲しい思い出にならへんように それぞれ工夫してオンラインでも楽しんでんねん 漫才も観客がいたほうがええねんけど 工夫してオンラインで配信してますよ ハロウィンよそんなもん」
「分からへんねんだから」
「なんで分からへんのこれで」
「俺もハロウィンと思うてんけどな」
「そうやろ」
「オカンが言うには 歳を重ねるほど楽しめるっていうねん」
「ほなハロウィンちゃうやないかい 歳を重ねるほどコスプレするのが恥ずかしくなってくんのよ」
「せやねん」
「ハロウィンはね 若い時に全力で楽しむイベントやねん」
「せやねんせやねん」
「歳を重ねたオカンがナースのコスプレし始めたらびっくりしちゃうからね ハロウィンちゃうがな」
「せやねんせやねん」
「ホンマに分からへんがなこれ どうなってんねもう」
「んでオトンが言うにはな」
「オトン?」
「花火大会ちゃうか?って言うねん」
「いや絶対ちゃうやろ もうええわー」
「ありがとうございましたー」
■あとがき
いよいよハロウィンですね!
好きなミルクボーイをリスペクトし、ハロウィンネタを考えてみました。
都内では仮装して街に繰り出す方もいるようですが、楽しい思い出が後で悲しい思い出にならないように、工夫してオンラインで楽しむのも良いと思います。
私はもちろん?コスプレはせず、ハロウィンに乗じてお菓子を食べたりするくらいですが。
ハロウィンが終わるといよいよ年末が迫っているなと感じます。
1日1日を楽しんでいきましょう。
それでは、素敵なハロウィンをお過ごしください。
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