水道広域化説明会
昨日12月5日。
市内公民会での水道広域化説明会に参加してきました。
正直、小難しい内容です。
30分ほど、駆け足でご説明いただきましたが、後半は頭がついてこなくて。
でも、説明しようという意志、今の段階ではこう考えているということを、直近に行われるとはいえ、伝えてくれることには素直に感謝です。
私の妻は、環境測定、水質検査、土壌汚染検査など。
その道で約25年歩んできた大ベテラン。
現在も市の水道局の浄水管理のデータ取り、安全性を監視しており、
0ppmとか、全然問題ない基準値以下の異変(計器で測定できる限界)に気づくことができる、恐ろしい感覚の持ち主です。
ちなみに1ppm = 0.0001%(百万分の一)です。
うちの妻は、計器上は0ppmであるもの(基準値は当然クリアしている)でも、臭いに異変を感じたら「これはダメ!」と言って市の水道には流しません。
じゃあその下の単位って何?ってなると、ppbになります。
ちなみに1ppb=0.0000001%(10億分の1)になります。
さすがに10億分の一を嗅ぎ分けているとは思いませんが。
計器が0ppmと指しているということは、499ppb以下のものを嗅ぎ分けていることになると思われます。(計器の中で四捨五入してるはずなので)
これって恐ろしく高度な技術だと思うんです。
日本に数人のレベルだと思います。
私はそうやって私の自治体の水道水を管理していることを知っているので、市の水道に不安を持ったことは全くありませんし、この地域の水を誇りに思っています。(正確には妻の仕事ぶりを誇りに思っているんですが)
でも、自称「水にはうるさい人」って必ずいて。
自分の知識を出したいのか何なのか、その安全性を根底からひっくり返そうと意見する人もいるんですよね。難しい言葉ならべて。
私、その場に遭遇しまして。
ふっと思ったんです。
「…この人水道使ってるよね?なんでそこまで今疑うの?」
飲むのが怖かったらウォーターサーバー使えばいいんです。
生活用水は体に摂取されないので。
これを見た時に「ただ文句言いたいだけなんだな」とかわいそうに思えました。
確かに水道はライフライン。
でも、心配ならご自身で煮沸するなり、やり方はいくらでもあるわけで。
増してコストアップにつながる内容は、これから生産人口が減る中で極力抑えてほしい(効率化するなどして、ね。)わけですよ。
必要な人員はもちろん確保してほしいですけど。
自分でも対応できることを行政に望むのも私はおかしな話だと思っていて。
怖い、疑問だと思ったら、自衛策をとればいいと思うんです。
課題を乗り越える、とは自分自身を試す場でもあると私は思っています。
そういった意味で、このような難解な、今すぐどうしようもないようなことを提案する方は、よほど悲しい人生を送られているのかな、と不憫に思いました。
市の担当者の方は、非常に丁寧にご回答してくれて
「こちらの回答でよろしいでしょうか?」と低姿勢でお尋ねしてるのに
「よろしくありません!!」
…大人の再質問のやり方ではない気がしますが…
高圧的になるから、自分の意見が通ると思っている時点で、「こうはならないでおこう」と心の中に教訓としてそっとしまっておきました。
私の小学生だったころの校長先生(今はご存命ではないと思いますが)が、座右の銘にされていた言葉を卒業式で聞いた時からあのころから、私はずっと頭から離れていません。
「人間は終生勉強するものだ」
勉強って、知識だけではない。
処世術、人との向き合い方。
自分のあるべき姿への対応。
日々、勉強のネタは転がっています。
会う人会う人のいいところを真似する。
それだって勉強です。