自分のバイタリティとは?
最近、「バイタリティがすごい👏」と褒めてもらうことがちょいちょいあります。
人間、誰でも。
どんなことでも褒められたら嬉しいのが正直なところだと思います。
照れ隠し的に、「んなことないですよ〜」なんて言っちゃう人もいますけど、内心みんな嬉しいはず。
(私自身がそうでしたから。)
最近、これは日本の「謙遜」文化だと気づいて。
あんま良くないかな、と。
そこで、今は褒めてくれる人の思いも含めて、感情を隠さず素直に「うれしいです✨️」と言ってます。
それはさておき、「バイタリティ」。
活力とか、考える力とか、そんなニュアンスなのかな?
正直そこまで深く意味を考えたことはなかったんですけど。
褒められるから、自分の「バイタリティ」ってどんなもので、どうして出てきたのか(本人はほぼ自覚なし)、ちょっとだけ考えて、その方にお返事したんです。
元々私は自分勝手な人間です。自己評価としては。
だから、言われるまではなーんにも考えてなかったし、関心も持たなかったんですよ。好きなこと以外は。
あのままだったらきっとチコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」って怒られてたはずです🤣
ただ、きっかけになることがいくつかあって、色々考えるようになりました。
その要素として小さい順に書いて見ます。
1.自分が三途の川を見た
2023年7月3日。(だと思った)
職場で脳梗塞で倒れ、救急搬送されました。
途中の経過はあんまり覚えてないけど。
とりあえず覚えてるのは。
なんか意識の中では霧のようなもやがかかってる中に川が流れてて。
そこに蓮の花と葉っぱが浮いてて。
何か橋?みたいなものが見えた気がします。
病院で目が覚めて、心電図と点滴が打たれてて、謎の衣服を着てる。
…あれ、仕事してなかったっけ?
看護師さんに、声を掛けられ、何が起きたかを教えてもらって。
あら、そうなんだ、って感じ。
それを聞いて
…あれって三途の川?
って思って。
ああ、あそこで目を覚ましたから今ここなんだ、って。
まぁ、悪い言い方をすれば、逝きかけたんです。
その時思ったのは、「ずーっと勝手なことばっかしてたからこうなったのかなー」って。
それって生きてる価値はないな、と思って、生きてる以上はもうちょい考えた方がいいのかな?って思ったことがまずひとつ。
ちなみに、結局ここからまともに8時間勤務に戻るまでに4ヶ月かかりました。
2.親父が終活を始めた
兄が実家を出て、東京に家を建てました。
うちは、わたしの曾祖父さんが大変な資産家だったそうで。
もう、私の代まで来ると、もうその威厳なんかほぼなくなってますけどね💦
でも、この大きな親族(第二次世界大戦前なので、兄弟6人とか、そんな世界線)の直系血族なので、家は代々継がれるもの、と言う風習があって。
兄が外に出てしまった以上、私が「後継者」の位置付けなんです。
そんな人格も風格もないし、もう私で4代目なので、資産なんて微々たるもの。
でも、父はその「歴史」を残すことにすごくこだわってて。
それを覚えろ、と。
なので、歴史は苦手なんだけど、「私の代までは」続けることにしました。
これがまた複雑で、枝葉の子孫まで全て頭に叩き込むとなると、結構な量なので。
また、資産的にもわずかながら残ってるので活用を考えなきゃいけなくて。
それで考え始めたってのもあります。
でも、私には2人息子がいますけど、彼らには引き継ぐつもりはなくて。
自由に生きて欲しいと思ってます。
その結果、継ぎたいって言うなら、継いでもらいますけどね。
3.ここテストに出ますよ!
私たち夫婦を、まるで当事者のように考え、動いて、結果を出した方がいた
うちの妻が、いまの職場の処遇がどうしても納得出来なくて。
それを念仏のように半年くらいずーっと根に持ってて。
うちの妻、基本的にそんな人間じゃないんですよね。
それを見かねた私が、妻の不満を解消するのに協力してくれそうな人、片っ端から当たったんです。
その時、たった一人。
気にかけてくれた人が現れたんです。
まずは、我々夫婦の思い、現状を伝えて。
それに対してどうして欲しいか。
それをお伝えして、お任せしたんです。
(その直後に私が倒れたこともあり、あまり頻繁にはお話しなかったし、倒れたことも黙ってました。)
で、ひとしきり身体が動くようになり、検査入院が終わった頃。
その方は最終手段に出てくれました。
で、それは今の社会では割と大きな問題だったようで。
新聞社が嗅ぎつけて、私にコンタクト取って来たんです。
まあ、うちの妻の話なので、当然私の不満でもあるわけで。
可能な限り新聞社に情報を流しました。
その結果。
地域一番の新聞社の第一面に「これでもか!」くらいの勢いで、うちの夫婦(まあ同じ想いの方もたくさんいたんだけど)が困っていることが取り上げられたんです。
しかも結果的にはほぼ3面記事扱い。
…普通、夫婦が処遇に難癖つけてるだけなのに、ここまで行きます??
それはそれは、我々は大歓喜。
妻はほんとに喜んでたし。
ここだけの話、私は目に涙が溜まりました。
その時思ったんですよね。
この方、この人なりに私たち夫婦の思いを真剣に汲み取ろうと相当努力してくれたはずなんです。
で、それを具体的に落とし込んで発信してくれた。
それがわかりやすかったから、新聞社が嗅ぎつけた。
そうでもなければ、新聞三面記事になんかなるわけないんですよ。
それからです。
その方の疑問、質問を気にして見るようになって。
その背後には何があるのかな。
それを深掘りしたらどうなるのかな。
可能な限り深掘りすれば、その方の思いの解決策くらい出てきて、いつかかたちになるんじゃないかな。
ただ、それだけなんです。
「バイタリティ」って言葉を活力として取るのであれば。
私のバイタリティは、私たち夫婦を心の底から可能な限り理解しようと全力で行動してくれた方がいて。
その方の活力の一助になればいい。
それってきっと、巡り巡って、我々夫婦に帰ってくると思ってるんです。
だからこそ。
これからもこの場を借りて。
少しずつ何かを残していこうと思います。
その方が我々に使った「バイタリティ」は、「バイタリティ」でお返しする。
それが本来の姿だと思ってます。
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