No4 福笹文庫のこと~新聞スクラップは楽しい~
新聞が好きです。
現在、全国紙、地元紙、日経新聞の三紙を読んでいます。
ただ、この中で紙媒体は全国紙のみです。子供たちが目を通しやすいように紙を続けていますが、他の二紙は省スペース及び紙資源の削減の観点から電子版に移行しました。
新聞紙の始末に悩まされることもないし、いつでもどこでも閲覧できるし、キーワード検索も容易なのですが、新聞を読む楽しみが減ってしまったという点は否めません。
元々、私の読み方は朝しっかり目を通すという優等生的なものではなくて、大きい見出しと社説・一面コラム(天声人語とか春秋とか)をざっと目を通し、「積読」しておいて新聞を整理するタイミング(概ね一か月)でゆっくりさかのぼって読むというものでした。
積読新聞を眺めながら取っておこうと思った記事を大雑把に切り取って(びりっと破って)おいて、再び寝かせて(数か月くらい)から仕分けて、スクラップブックに貼るものと、キーワードだけメモして廃棄するものに分けていました。
大きな事件や重要な政策などの場合、その時々の情報も大切ですが、時系列で眺めて初めて納得したり、理解できたりすることも多いのです。
しかし、電子版だと、その日に読めないと、さかのぼってみるのが少々めんどくさくて、見出しで取りこぼしてしまうと目に触れないことが多くなってしまいました。
キーワードで抽出する機能などを利用していますが、何気なくページをめくっているうちにふと見出しや写真に目が留まって記事を読むというセレンディピティが減ってしまったように思います。
新聞の良さは、自分の視線の範囲外にあることに出会うことにあるのにもったいない。
というわけで、できるだけこまめに電子版を読み、ちょっと気になった記事を自分の備忘録も兼ねてご紹介していくことにしました。
脈絡のない選択になるかもしれませんが、それもまた新聞の面白さだと思います。
※見出し画像は福岡市動物園の風見鶏。
うさぎの俊敏さで情報を掴み、かめの慎重さで吟味して風の行方を見定められるように、新聞を活用したいという気持ちを込めてみました
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