【色彩を学び続ける理由①】色は私のカウンセラー
こんにちは!道産子パーソナルカラーリストの福です。
6月に札幌のイベントに出店が決まりました!
お客様が「色を楽しむ」良いきっかけとなるよう、準備しております!
「色を楽しむ」
それが、今の私が広げていきたいこと。
最近「福ちゃんは頑張っていてすごい!」と言われます。
別の仕事を続けながら、その収入で勉強を継続。この1年半で約100万円を学びに投資し、休日の多くを勉強に充ててきました。
確かに、普通はこんなに勉強できないかも。休みはブイブイ遊びたいし、だらだら漫画やアニメを見ていたい!お金に余裕があるなら毎日アイスを食べたいし、行きたいライブも迷わず行きたい!!もっと広い部屋がほしい!!!
(…おっとぉ、欲がとまらないぜ☆)
でも、私はずっと探していたんです。
こんな風に、キラキラ本気になれる夢を!
私にとっては、それが「色」だった。
今回は「色に心惹かれた経験」をお話しようと思います。
◆絶望の21歳。
私は短大を卒業後、技術力の高い専門店に就職。3年間販売や製作業務を担当していました。しかし、
・自分からお客様に売り込んでいく仕事(営業)が苦手
・繁盛店で忙しく、ぐったり終電帰りの日々。
・プロフェッショナルな会社だからこそのプレッシャー
周囲に「疲れた」とこぼしたら、「もっと頑張っている人はいる」「3年は勤めないと会社が損をする」「がんばって」と言われました。
私にとっては初めての労働で、何が正解なのかが分からなかった。休みの日も疲れを取るので精一杯。もっと頑張るべきものなのか…一体なんのために働いているのか…
まぶしい朝を迎えるのが辛くて、電車の定期券を更新する度にため息が出て。鏡に映る自分はどんより老けて見えました。
そんな時、
「DSココロぬりえ」というゲームソフトに出会います。
◆色が私をわかってくれた。
「DSココロぬりえ」は、塗った色から心の状態を分析してくれるソフト。
この日も終電で帰宅し、深夜1時過ぎに夕飯を食べ、まだ寝たくないからとゲーム機を起動させ、何気なくDLした記憶があります。
ソフトを起動すると、まず「その日の気分に合った色」を尋ねられます。
24色の中から1色、素直な感覚で選ぶと…
「気を遣いすぎて少し疲れていませんか?」
「自分を追い込みすぎのようです」
…え?
まるで、私の心の声を代弁してくれているみたい。
無責任に「がんばれ」と言うのではなく、他人事のように「大変だね」と言うのでもなく、もっと近くで、心の声をじっと聞いてくれる感じ…
それだけで…誰かにわかってもらえるだけで、心が少し軽くなったのです。
私自身が押さえ込んでしまっていた心の声も、色だけは感じ取ってくれる。
それからは「色」を通して、自分の心と向き合うのが日課になりました。
◆黒い服ばかり着ていた理由。
色と心の関係性に触れるうち、1つ気が付いたことがあります。
「会社に行く時はいつも黒い服ばかり選んじゃうなあ」
本当は鮮やかな色が好きなのに、今の私にはギラギラ眩しくて…。
でも、黒に包まれると少し落ち着くんだよね…。
実は「着たい色」というのも、心理状態と密接に関わっています。
ちょっと色彩学の話になりますが…
色は、物体自体に付いているものではありません。物体に光が当たり、反射(透過)し、私たちの目に届く…その光の成分を「色」と感じています。
黒を感じさせるのは、物体が光をほとんど反射していない(吸収している)時。
(光がない暗闇では全てが黒に見えるし、夏に黒を着たくないのも太陽光をぐんぐん吸収して暑いからですよね。)
そう考えると、黒はエネルギーを外に出さず、中にしまい込んでしまう色…と言えます。
また、黒が持つイメージには「高級」などの他に、「不安」「恐れ」「包み隠す」といった意味もあります。
そう、あの時の私は「自分を守りたかった」のだと思います。
もうがんばるエネルギーもない。だから内にこもって、誰とも関わらず、静かにじっとしていたい…
しんどかったあの頃は、黒が私の味方になってくれていたのです。
◆「色って面白い!」だけど…
色に救われた経験…これが「色って面白い!」と思ったきっかけ。
純粋に「もっと知りたい!」と思った。私のような人を色の力で癒せたら…と「色を仕事にする」憧れも抱き始めました。
色のおかげで自分の気持ちに素直になれた私は、後に退職を決意しました。
* * *
あれから11年。
実は「色を仕事にする」が本当の夢になるまで、10年以上もかかりました。
ずっと、何度も、諦め続けてきたのです。
なぜ諦めてしまったのか?
そして今、夢を正直に追いかけてみて何を感じているのか?
次回は10年越しの恋編をお届けします!(キャッ)
では!
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