高校生発案!「福山生徒会連合」発足~学校間を超えた新しいコミュニティ~
福山生徒会連合発足までの経緯
一般社団法人ふくやま社中は、2019年より高校生・大学生・専門学生を対象とした「U24高校生大学生創業体験プログラムSta-sh(以下、Sta-sh)」を開催しています。Sta-shとは、2日間で地域課題を解決するビジネスプランを考える創業体験イベントです。この起業・創業の体験を通じ、キャリアを考える機会を創出するだけでなく、社会を構成するプレイヤーとして、すぐにでも実践可能なプロジェクトを生み出し、福山から新たな価値を創出し「起業・創業」という視点から学生と地域企業や経営者をつなぎ、地域の課題解決に取り組むイベントです。
そして、2021年に開催したSta-sh03にて高校生から「高校生の居場所をまちの中に創りたい」というビジネスプランが提案されたことがきっかけの1つとなり、2022年に地域の大人と交流ができる機会を地域や企業と協力して高校生たちの居場所を作っていくSTUily(スタイリィ)プロジェクトを立ち上げました。
STUilyプロジェクトでは高校生たちが地域の方から提供していただいた居場所で学校間を超えて交流を行ってきました。
その中で、高校生から各学校の生徒会の活動や課題を発表し自分たちの高校生活をより充実したものにしていきたいという要望があり、2023年2月に市内の13の高校生徒会メンバーが実行委員となり「第1回福山生徒会サミット」を開催しました。
この福山生徒会サミットを機に高校生有志メンバーを筆頭に2023年5月に「福山生徒会連合」を発足することになりました。
福山生徒会連合とは?
「福山生徒会連合」とは、学校の垣根を超えて各学校の生徒会がお互いに情報交換や親睦を深めあい、校内活動だけでなく校外活動もより充実させていくという目的で活動を行う団体です。
「福山生徒会連合」を通じ、生徒同士が切磋琢磨できる環境を作り、生徒が自発的に考え活動することにより学校の活動をより多くの人へ周知し地域や企業とも関わる機会を創出していきます。
また、当団体の活動により自身の学校に対しても誇りを持ち、学校へさらなる価値を提供できるように努めていきます。
福山生徒会連合発足式
2022年5月20日にSTUilyのSHIPS(居場所)としてもご提供いただいているソフトバンク株式会社が運営するせとうちTech LABにて福山初となる福山生徒会連合発足式を開催しました。
現在加盟校は(2023年5月22日現在)
福山明王台高等学校
近畿大学附属高等学校福山校
盈進学園 盈進高等学校
福山市立福山高等学校
福山誠之館高等学校
の5校で、初代総長を福山明王台高等学校 生徒会長が務めます。
(2校申請手続き中)
福山生徒会連合の規約や組織図、申請方法なども何度も何度も会議を重ねて全て高校生が考えました。
(大人はファシリテートを行い、最終確認と微調整のみ行いました)
今後福山市内全高校へ加盟を呼びかけていきます。
福山生徒会連合のデニムのタペストリーは、2023年5月に開催されたG7広島サミットでも関係者に配布されたサミットバッグとして話題となった、地元の一大産業である福山デニムで作られています。今回は篠原テキスタイルさんに制作していただきました。
代々受け継がれていくごとに、デニムも色落ちしていい味を出してくれると思います。
福山生徒会連合、今後の活動予定
今後、福山生徒会連合では、加盟学校が毎月集まり定例会を開催し、学校間を超えた情報交換をするだけでなく、第1回生徒会サミットにて出た案を形に出来るように活動していきます。
また、第2回生徒会サミットを福山生徒会連合が企画・運営を行っていきます。
また、まだ加盟していない学校へも福山生徒会連合メンバーとともに加盟に向けての呼びかけを行い、「福山生徒会連合」を通じて福山市内の高校の生徒会がともに活動し、新しい交流を生み出し、新しい価値の創造をしていきたいと考えています。