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人生、生きていると、何があるか分からない。

これは良い意味でも悪い意味でも、そうだと思います。

予想外の喜びが訪れ、狂喜乱舞したくなるようなことがあるかもしれない。

反対に、なにかおそろしく強大な逆境に直面し、生きる気力さえも失いそうになるようなことがあるかもしれない。

「まさかそんなことは起こらないだろう」

これは、人生における禁句だと私は思っています。

人類の歴史を紐解いてみれば、個々の人々というパーソナルな規模から、社会というパブリックな規模、ひいては地球全体という壮大な規模において、なんとも信じがたいような出来事が数多く起こってきていることがわかります。

そしてこれは、株式市場においてもまったく同じこと。

すさまじい株価上昇があれば、すさまじい暴落もある。

これは真実です。

このように聞いたとき、大切にすべきは恐れることではなく、全体像をつかむことです。

その全体像は何かというと、「上のような真実のもとにありながらも、人間社会や株式市場は長きにわたって発展・成長を続けてきていて、それぞれの世代が前の世代よりも良い暮らし、豊かな暮らしを実現してきている」ということ。

つまり、長期的に見れば想定外の悲劇は想定外の喜劇(笑いというよりは喜び)によって相殺され、補われ、全体として見るならばプラスとなっているということです。

ですから、株式市場というのはまさに人生の縮図ということがいえると私は思っています。

痛みや苦しみを避けて通る(株に投資しない)ことはできるが、それでは自己の成長も幸福も手に入らない(利益をあげることはできない)。

まさに人生と同じではないでしょうか。

かように、株式投資とはただのお金儲けではなく、人生と同じく成長の旅だと私は思っています。

そしてそれは、辛くもあるが、それを補って余りある楽しさ、喜びを私たちにもたらしてくれるものだと思います。


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