株を持つ個人が増えると、社会はどうなるのか
世の中にあふれる、たくさんの便利な製品やサービス。
これらのおかげで、私たちは快適で豊かな生活を送ることができています。
これらの製品やサービスがもしなかったとしたら、私たちの生活のクオリティは大幅に下がってしまうことでしょう。
たとえば洗濯機がなかったら、どうでしょうか。
あるいは冷蔵庫がなかったら?
アマゾンなどのECがなかったとしたら、どうでしょう。
ちょっと、考えたくもありませんよね。
そんな、私たちの生活になくてはならない製品やサービスたちですが、
これらを生み出すのは、タダではありません。
これらを生み出すための企画、開発、製造といった工程では、当然ですがお金がかかります。
しかし、当然のことながら、生み出している途中には実際の製品はまだ完成していないわけであり、それらを売ってお金を手に入れることはできません。
では、そのお金はどこから出てくるのか。
投資家です。
投資家が、その商品に将来性を感じて、実際に形になる前に大事なお金を投じることで、あらゆる製品やサービスが世の中に誕生することが可能となるのです。
もし、投資家がお金を投じることがなければ、あらゆる製品やサービスは世の中に誕生することはなくなり、私たちの社会が豊かになっていくことはないでしょう。
反対に、もし、世の中に投資家の数が増え、彼らがもっと積極的に賢明な投資を行うようになったとしたら、社会はより便利に、より快適なものとなっていくでしょう。
このように、資本主義社会の発展と、それによる豊かな社会の形成は投資家のリスクマネーによって支えられているといっても過言ではありません。
そしてこのことを知ると、
「投資家(つまりは株主)ばかりが富んでいき、株を持たない人たちは置き去りにされ、格差は広がるばかりだ」
という悲観的な発想を捨て去り、
「自分たちも株を持ち、持たざる者から投資家へと立場を変え、資本主義経済の恩恵を存分に享受すればよい」
という楽観的な発想へと意識を改革することができるのではないでしょうか。
資本主義経済においては、リスクマネーの供給が増えれば増えるほど社会は活性化し、発展し、豊かになっていくものですから、日本においても、株を持つ個人が増えれば増えるほど世の中が良くなっていくということは自明のことであるように思われます。
株を持つ個人が増え、彼らが潤い、そして社会も豊かになっていく。
すばらしいと思いませんか。
私が一人でも多くの人にまっとうな株式投資を始めていただきたいと考え、活動しているのは、このような理由からなのです。
(来月発売の拙著『ビビリ投資家が考えた、買ったら永遠に売らない株投資法(ぱる出版)』において、さらに詳しくお話しています。ぜひご一読ください)
*2021/10/02 下記リンク追加しました