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SF小説『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー著

 マット・デイモン主演『オデッセイ』として映画化された「火星の人」でデビューを飾ったSF作家アンディ・ウィアーの長編3作目です。2021年アメリカで刊行されベストセラーとなり、第53回星雲賞(2022)で海外長編部門を受賞しています。

 既に映画化が決まっており、フィル・ロード&クリス・ミラーが監督、ライアン・ゴズリング主演で2024年に撮影開始となっています。

 とにかく面白いので、内容の紹介など見ないで読み始めてほしいのですが、自分の好みに合うか不安な方のために、簡単な紹介をしておきます。

 まず、とてもユーモア溢れた書き方で、最初にページをめくると

ジョン、ポール、ジョージ、リンゴに

 と、献辞が書かれています。これが、とても笑えます。なぜなら・・・それは読見終わって後のお楽しみです。

 ベッドの上で目覚めた主人公は、自宅から何百万マイルも離れ、小さな宇宙船に乗っていることが分かります。しかし、記憶が曖昧で、教師だった自分がなぜ乗っているのか、思い出せません。

 少しづつ解き明かされていく謎と、次々と起こるトラブルに立ち向かっていく主人公たちの姿は、アーサー・C・クラークや アイザック・アシモフなどの古典的なSFのテイストが入っており、とても面白くて、読むのが止まらなくなります。

 とにかく、今すぐ読み始めることをお勧めします。

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