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漫才台本「スカート」

琴葉姉妹のために書いた漫才の台本です(最後に動画がありますので御覧ください)

台本

茜・葵「はいどーも」
茜「最近暑くてたまりませんね。琴葉茜です」
葵「ね、チューしよ?に気をつけましょう。琴葉葵です」
茜「普通に熱中症って言えよ!」
葵「二人合わせて」
茜・葵「琴葉家です!よろしくおねがいします!」
葵「なんで私達ってスカート履くんだろうね」
茜「いや別に履きたくなかったら履かんかったらよくない?」
葵「そうはいっても履いちゃうんだよね」
茜「どういうこと?履きたくないん?」
葵「いやどちらでもないよ別に」
茜「じゃあ余計にさっぱりやわ。履きたいから履いてるんちゃうん?」
葵「うーん、履きたいのかな私って」
茜「履いてるんやったら履きたいんやろ?」
葵「いやなんかそういうんじゃないんだよなぁ。スカートが向こうから履かれにくるというか」
茜「何の暗喩!?スカート見たら履かんとあかんって思って履いてしまうとか?」
葵「違うよ、スカートが飛んで来て腰に巻きついてくるんだよ」
茜「ハリーポッターと葵のスカートか!?映画みたいな嘘つくなよ!」
葵「えぇ!?嘘ついちゃだめなの?」
茜「あかんわ!なんでええと思ってんねん!」
葵「いやほら、しょうがないときもあるじゃん」
茜「今は絶対しょうがなくなかったやん!」
葵「じゃあ別の話するよ。自販機でソフトドリンク買う時の話なんだけどさ」
茜「なんで居酒屋の言い方してんねん。普通にジュースでええやろ。」
葵「ジュースって言ったらテニスの試合と勘違いしちゃう人いるじゃん!」
茜「おらんわ!なんで自販機前でマッチポイントから同点になった時と勘違いすんねん!」
葵「まあスカートの議論に戻るけどさ」
茜「どこまでもどってんねん!」
葵「飛んでくるんだよスカートが」
茜「倒置法で嘘つくなよ!なに強調表現用いて嘘ついてくれてんねん!」
葵「気をつけましょう。ね、チューしよ?には」
茜「どこまで戻って倒置してんねん!冒頭のつかみまで戻っとるやないか!」
葵「えっと?テニスの試合を居酒屋でした話だっけ?」
茜「もどりすぎてわけわからんなってるやん!一回もそんな話出てきてないわ!」
葵「あ、そうだ、なんで私達は自販機でソフトドリンク買うんだろうねって話しようとしてたんだ」
茜「話進まんからソフトドリンク呼びはええとして。別に飲みたいからちゃうか?今は暑いし熱中症対策で水分補給はかかせへんし」
葵「私ってソフトドリンク飲みたいのかな?」
茜「嫌な予感してきたんやけど?」
葵「別に飲みたいから買ってるって感じでもないというか」
茜「じゃあ買わんかったらええやん」
葵「でも何かを指差すタイミングでお金入った自販機が飛んできてボタン押しちゃうんだよね」
茜「予感的中!アオイーポッターと秘密の自販機か!!嘘ついたらあかんいうたやろ!」
葵「えぇ!?嘘ついちゃだめなの!?」
茜「あかんわ!と言うかなんでええと思ってんの?」
葵「いやほら、しょうがないときもあるじゃん」
茜「自販機とスカートが飛行する話にしょうがないときなんてないねん!」
葵「他の話するしかないか」
茜「すでにちょっといやな予感してるけどな」
葵「なんで私達は県庁所在地を憶えるんだろうね」
茜「スカートの時から思ってたけどうちも巻き込む形で話し始めるのやめてくれるか!?」
葵「お姉ちゃんはスカートの時から巻き込まれてたの?」
茜「なんか毎回”私達は”って話始めとったやないか」
葵「お姉ちゃんは巻き込まれてたの?スカートの時から」
茜「また倒置法出てきたやん!」
葵「自販機でソフトドリンク買う時の話に戻りますけど」
茜「また行き過ぎてるって!県庁所在地まで戻ってこいよ!」
葵「えっと、居酒屋で県庁所在地ひとつって注文した時の話だっけ?」
茜「またこのパターンやないか!瓶にでかでかと大津って書いた焼酎でも出てくるんか?戻りすぎてわけわからんなってるやん!」
葵「あ、そうだ、なんで私たちは県庁所在地を憶えるんだろうね」
茜「そもそも別に憶えんでええって。テストでええ点取りたいからみたいな理由で憶えてんちゃうか?」
葵「私ってテストでいい点取りたかったのかな」
茜「すでに嘘の匂いがしてるやん」
葵「いやでも別にそんなことなく憶えたけどな」
茜「ほな憶えたかったんやろ?もうこれで勘弁してくれ!」
葵「私は県庁所在地が飛んできて頭に刺さったときに憶えちゃったんだよね」
茜「アオイーポッターと不死鳥の松江市か!!どんな都市崩壊SFクライマックスやねん!47の都市が土地まるごと葵の頭にぶっささっとるやないか!嘘つくなって!」
葵・茜「えぇ!?嘘ついちゃだめなの?」
葵・茜「いやほら、しょうがないときもあるじゃん」
茜「やっぱりこのパターンやん!何やねんこのおんなじフォーマットで嘘ついてくる時間!もうやめてくれ!」
葵「じゃあ別の話するしか無いか」
茜「またあのループ入ってもうたやん!」
葵「なんで私達ってヘロイン吸っちゃうんだろうね」
茜「どんな嘘に巻き込んでくれてんねん!!嘘です皆さん全部嘘!!」
葵「お姉ちゃんはスカートの時から巻き込まれてたの?」
茜「もう会話すらなりたたんなってるやん!はよ嘘展開にしてくれ!」
葵「巻き込まれてたの?お姉ちゃんは」
茜「はい倒置法ね、ほんでこのあとヘロインが口んなかに飛んできて嘘で終わりです。もうちょっとお待ち下さいね」
葵「県庁所在地の話まで戻りますけど」
茜「一回戻るんやった!今度こそ飛んできて嘘になりますから。」
葵「えっと、県庁所在地の地図記号でテニスする話だっけ?」
茜「一回わけわからんなるんが残ってたわ!ようやく次に話が戻ってうちが相槌打ったら嘘になって終わりやな。」
葵「あ、そうだ、なんで私達ってヘロイン吸っちゃうんだろって話してたんだった」
茜「やっと戻ってきましたわ。あとはうちが相槌打つだけです。吸いたいからちゃうか?とね」
葵「あんなもん吸いたがったらだめでしょ。何考えてるの?」
茜「相槌めっちゃ間違えましたーーー!!うちが薬物乱用してるみたいになっちゃいましたーーー!」
葵「なんで私達って御曹司に惹かれるんだろうね」
茜「また嘘始まるやん!その前に終わります!」
茜「どうもありがとうございました」葵「お姉ちゃんはスカートの時から巻き込まれてたの?」葵「巻き込まれてたの?お姉ちゃんは」(暗転)





あとがき

これどうなんですかね?個人的にはめっちゃ好きというか面白いと思ってるんですけど、結構賛否あるかも??わけわからんネタっちゃわけわからんネタですからね……あと御曹司って何だよ。

動画

この台本から作った動画です。どうぞ御覧ください


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