”生"(リアル)でしか体験できない価値を
こんにちは。本日2回目の投稿です。
中川政七商店さん主催のトークイベント"顧客と一緒にブランドを作る方法"をオンラインで拝聴させて頂きましたので、内容を少し紹介します。
ゲストの木村さんやその他出演していたメーカーさんも知っているところが多かったですが、司会を務めていた最所さんは今回初めて知りました。
木村さんと最所さんの話が止まらず、時間がおしていくのがおもしろく引き込まれていきました。
noteを拝見させて頂くと、とても面白そうな記事ばかりだったのですぐにフォローしてしまいました。おしゃべりもnoteの記事も面白い、そんな最所さんの参加者に対する呼びかけが本日2回目のnote投稿のきっかけです。
トークイベントに参加した理由
これは大きく2つあります。
1つ目は、"中川政七商店さんの日本の工芸を元気にする!!"という企業ヴィジョンに共感していることです。
2つ目は、僕自身が来年からの起業と服屋のオープンに向けてブランディングを学びたいという思いがあったからです。
自信が共感している企業の主催するものであれば、必ず自分のためになると思い、今回はオンラインですが参加を決めました。この後、"生"で参加すれば良かったと思ってしまうのですが・・・。
"生"(リアル)でしか体験できない価値を
ゲストの木村さんを中心に進められるトークの中で、今回一番印象に残っているのはSNS(オンライン)におけるコミュニケーションについての2つの会話です。
SNSは広報ではなく1対1のコミュニケーションだから。
1つ目は、SNSを投稿よりも返事をメインとして活用している木村さんが述べた、その理由です。
これからオンラインも駆使してファンを獲得していくにはこの感覚が必須だと感じました。
リアルだと双方向的なコミュニケーションができている人も、それがオンラインになると急に一方的な発信ばかりをしてしまうこと、多々あると思います。
リアルに置き換えると容易に想像できますよね、一方的に発信してくる相手の鬱陶しさ。オンラインだと時に、そんな当たり前のことを見失ってしまうんですよね。
恥ずかしながら自分も今現状その1人だと思います。
「SNS(オンライン)においても双方向的なコミュニケーション」を心掛けていこうと思いました。
SNS(オンライン)はあくまで空中戦、実際のリアルなコミュニケーションは地上戦で行われている。しかも地続きに。
2つ目はオンライン偏重しないこと、あるいはオンラインとオフラインを融合させるような考え方です。
コロナ禍以降、EC化へ向けた各社の移行の流れは格段にスピードが上がっています。
店舗を持たないかたちでのスタートの方が資金面含めハードルが低いこともあり、インフルエンサー系の新興ブランドの多くもオンラインのみのかたちを取っています。
しかし、その流れが大きくなればなるほど、いずれは"生"(リアル)の存在が強力なメディアになりえるとも思います。アパレルでいうと店がそれにあたる場合が多いかもしれません。
今の便利で豊かな世の中では品質や機能面での差別化は難しくなっています。それは今後、オンラインの利便性においても同じことが言えるでしょう。
品質・価格・機能/利便性の追求だけではAmazonのような怪物企業とのガチンコ勝負になりかねませんし、そこに勝ち目はありません。
顧客に提供する価値を「徹底的な時間と金の節約」か「有意義な時間と金の使い方」であれば、多くのブランドは後者を選択すべきだと思います。
その中では"生"(リアル)でしか体験できない価値を提供できるブランドの方が多くの人々から支持されるはずです。
そして、IT的なことが話題になっている今の世の中ですが、オンラインとオフラインどちらのコミュニケーションをも理解する能力がこれからは必要になると思います。
足を運んで"生"で体験すれば良かった・・・。いい意味で後悔してしまったイベントでした。