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「木を見て森を見ず」の本当の意味
この言葉の意味は「細かい部分にこだわりすぎて、大きく全体や本質をつかまないこと」とありますが、経験上木を見ている人と森を見ている人には「情報をキャッチする能力」に差があります。
もし、自分の視野が狭くなっていて全体を見渡せないと感じているなら、この話しは参考になりますし、そもそも「自分の視野が狭くなっている」と感じている人はほとんどいませんので、多くの人が気づかないうちに「木」しか見ていないということです。これを読んでいる方の多くが木しか見れていないわけです。
(ちなみに統計的な話です)
結論から言うと、木を見ている人はテレビや新聞、YouTubeなどのSNSから情報を得ています。反対に森を見ている人は「経験者」からの情報を得ています。
以前はテレビやネットのニュースを鵜呑みにしていました。高尚な人たちが難しい言葉を使って説明していると、そうなんだとしか思えなかったんです。
しかし、ここには問題があって、先ずそもそもテレビのコメンテーターは、ニュースに取り上げられる事柄についてほとんどの人が経験したことありません。
つまり、空想で話している訳です。
もう一つの理由は、人は自分が見ている世界が全てだということ。
それ以上のことについて「知らないことに気づいていない」のです。
情報をキャッチする能力は、情報に触れた量と質で変わります。
量は、日々多くの情報に触れることです。今は平安時代の一生分の情報が1日で流れていくと言われています。その分認識しない情報もめちゃめちゃ多いです。そこから取捨選択出来ているでしょうか?
質の高い情報とは、一次情報と言われる「経験者」が語ることです。これは今やどこでもその情報を得られますよね?アメリカの大統領が言うことを、ほとんど同じ時間にキャッチするツールは揃っています。それを使っているかどうかの違いです。
木を見ている人は、自分の見える範囲、届く範囲の情報しか得ていません。しかし、森を見ている人は、多くの先人や偉人と言われる人の情報を収集し、それを実践している人の経験談をキャッチしています。
あなたはどちらでしょうか?
私は勿論後者でありたいです。
理学療法士 ふくちゃん