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【雑記】初めて声出しアリのライブに行った

みなさんこんにちは。お久しぶりの方はお久しぶりです。

新年度、新しく学校に通ったり会社に勤めだしたりする始まりの季節。大学生である私の身の回りでも色んな人が新しい環境に馴染もうとあくせくしております。

さてそんな忙しない日々の中、私はのこのことライブに参戦しておりました。
えぇもちろんウマ娘のライブです。『ウマ娘プリティーダービー WINNING LIVE 10発売記念イベント』に行ってまいりました。通称リリイベ(リリースイベント)というものです。


タイトルからもなんとなくわかる通りウマ娘プリティーダービーのCD『WINNING LIVE』シリーズの10作目。全作品でではないものの発売に合わせ声優さんによるリリースイベントが度々開かれてきました。
とはいえただ曲を聴くだけならSpotify等のストリーミングで事足りるこの時代、イベント目的で毎回新譜を買っていてはいくらお金があっても足りぬわということで今までスルーしてきました…

のですが!

今回の『WINNING LIVE 10』、収録曲がめちゃくちゃ私好み。

今年一月末に開催され自身も現地で観劇した『舞台ウマ娘 The Sprinter's Story』の主題歌でもある『Overrunner!!』。
ウマ娘のソロ曲の中では異例のハードロックナンバーである『THE SUPER STRONG S』、そして片やシャウトありデスボありのメタル曲『Destroy for Dasein』。ストレートな歌詞と歌声、そこに重厚かつ縦横無尽なメロディーや変則的な拍子が伴うオルタナティブロックのような『Play Again』。

これを生で聴けるというのならこりゃ絶対に行きたい!!!ということでCDを購入し現地観覧に応募。
結果、無事当選。
舞台を除くと約五か月ぶりにウマ娘のライブへ出かけました。

場所は竹芝ニューピアホール。
「ここでうまぴょい叫んでいいの!?」ってぐらいお洒落な会場でした。

https://dmo-shiba-tokyobay.jp/newpier-hall/  より

1.まとめ

いきなりですが最初に小総括を。

今回のリリイベは(私の知る限り)ウマ娘公式としてはコロナ禍以降初めての”声出しアリ”。そして今までほとんどライブに行ったことが無い私としても初めての声だしアリの現場。
所属している大学の軽音サークルですでに声出しライブの雰囲気はある程度体感しているものの、ガチのオタク達に混ざってコールするなんてまあ勝手がわからん。

テンションついていけるかな?
やべーやつとか現れないか不安だな?
声出すより演者のパフォーマンスに注目したいんだけどな…
完全燃焼しきれるかな?

結果。


むっちゃ楽しかった!!!

「ライブは共同作業」と言い張ってオタク(観客)が好き勝手しゃしゃり出過ぎるようなことはあまり好ましいものじゃないけれど。
ごめん、それでも叫ぶのとても満足感が高かったです。

楽曲の足りないピースがガッチリはまる感覚。
思いの丈をありのままに身体で声で発露できる喜び。

キモくて結構、楽しんだもん勝ち。
ライブ中もその前のトークショーも含めて常に「この瞬間を楽しみたい」という思いが時に拍手時に歓声となって場を包む。今までの冷めた世界に色と熱が加わって自分の感情がフル回転してバースト。

野生のお猿さんかよと言われたらそれまでなんですがやっぱり声を出す、叫ぶというのは本能を快く刺激するものがありますね。
これがもっと大きな会場で大人数でやったら果たしてどれだけのエネルギーが生まれるのか。次のライブを楽しみにしながらニチャァとなった帰り道でした。喉は枯れた。


2.レポ

ここからは備忘録。またも性懲りも無く、これを書くのに開催日(4月2日)から時間が経ってしまったため一部うろ覚えでございますがご容赦。キャストさんの名前やウマ娘の名前もポンポン出して置いてけぼりにするのもご容赦で。誰もこんなnote読まないからヘーキヘーキ

リリースイベントは前半はキャストさんによるトークショー、後半はCDに収録されている楽曲のライブという構成で行われました。
私の席は後方から二列目、けれど会場自体が横に広くしかも後ろは階段状の配置になっていて高低差があったため、思っていたよりかなり近い距離感で観覧することができました。キャパは多分700人前後?

ほぼ定刻通り17時スタート。キャラクターのアナウンスと共になんと会場の後ろからキャストさんたち6名が入場!
両端の通路付近の人とか大丈夫ですかね?衝撃で記憶失ったりしてませんかね?拍手をしながら手を振りそんな私たちにキャストの方々も観客に手を振り返し、檀上に上がります。

あぁ~ゼファーやっぱ小さいなぁ…ルビーお嬢今日も綺麗だなぁ…ミラコーさんはいつも通り凛々しいしギムさんも久しぶりに生で見たけど可愛いしパーマーさんはにこやかだし…
あれ?ボリクリ?

うええええええええ春川さんの髪型まんまシンボリクリスエスと同じやん!4thライブの時はそうじゃなかったのに!ロングポニテやんけ!ひょええええええまた一歩実写化に近づいてんじゃんオーラ凄すぎんだわわ

──と、心の中が喧しくなってきたところでキャストさんから一度自己紹介。一人一人挨拶を終える度に拍手、歓声、誰かが名前を呼ぶ声、キャラクターのイメージカラーのペンライト。やはり皆さん訓練されてます。私も見様見真似でテンションに乗っかっていきます。隣の人ごめんなさい、多分私うるさかったですよね?

そこからはまずCDに収録されている楽曲についてのトーク。
舞台の主題歌『Overrunner!!』については舞台出演組のお三方(ゼファー役今泉さん、ルビー役礒部さん、ミラクル役佐藤さん)から。歌唱の収録自体はかなり前に行われたようで、その時はまだ歌っている自身も舞台の脚本を細かく知っていたわけではなかったとか。それでも実際私にとってはあの曲を聴くと舞台の光景が目に浮かびジーンと込み上げてくるものがあって、それだけ歌詞がストーリーととリンクしている証拠なんでしょう。
というか舞台ウマ娘のCD出しません?BGMもミュージカルナンバーも全部収録してお願いします。

ギムレット役の松岡さんはソロ曲『Destroy for Dasein』を初めて聴いたとき「"プリティー"ダービーだよね!?プリティーどこだよ!?」とツッコミたくなったそうです。そりゃそうだわ。
松岡さん自身デスボに挑戦するのは初めてとのことでしたが「上手すぎ!」と他の方からのお褒めの言葉の嵐が降っていました。いやホントに。
こういった振り切った曲をお出しできるのがウマ娘の面白いところでもあるし、それに応えられるキャストの皆さんも圧巻です。

シンボリクリスエスのソロ曲『THE SUPER STRONG S』についてクリスエス役の春川さんは「ハモりが高い」「クリスマスに楽曲と二人きりで録った」「この曲は色んな『S』が集まっていて~」と喋り倒し。しかも関西人特有というか、口を開けば話の節々にボケを挟んでくるものだから松岡さんと佐藤さんそしてMCのパーマー役のぐちさんの三人がかりで制御する始末。今日も「おもしれー女」要素を前面に出しながらも曲へのこだわりや裏話をしっかり語ってくれました。

ちなみにこのトーク中も適宜拍手や歓声が入れられてます。あとガッツリ声出して笑えるってのも良い事ですね。


続いては『舞台ウマ娘』に関するレポートコーナー。せっかく舞台に出たキャストが数人揃っているということで当時の写真と共に当時のことを振り返るお時間です。

しかしまあ出るわ出るわ裏話──というか苦労話。

『舞台ウマ娘』を見たことない方に内容を説明すると
歌う!(ミュージカル)
走る!(タップダンスでレースシーンを表現)
また歌って踊る!(その直後にライブシーン)

これが繰り返されるという超超ハードなエンターテイメント。

いやもちろんストーリーは凄く良かったですしレースもお歌も演出演技共々非常に目を見張るものがあって、金銭に余裕があれば何度でもリピートしたくなったほどのクオリティなのですが……上演中「キャストの皆さん大丈夫?死なない?」という心配ばっかりしてました。
詳しくはこちらのゲネの動画をご覧ください。雰囲気だけでもわかると思います。

もうちょっと舞台ウマ娘の感想を書きたいのですがキリがないので話をリリイベに戻しまして。キャストさん達の裏話を聞いて改めてあの舞台がギリギリのラインで成り立っていた、成り立たせていたのだなぁと痛感しました。
(同キャラでもアプリと舞台における演じ分け、勝負服と体操服の早着替え、前傾姿勢でタップしなきゃならない、初めて振り入れの時点で泣いたゲキムズダンス、直前でレースの陣形組みなおしになったetc…)

このご時世娯楽っていくらでも存在していくらでも簡単に消費できるけれど、その1つ1つが(比喩でなく)血のにじむような努力で出来上がっていることを忘れてはならないですね。

ちなみに舞台ウマ娘の円盤は8月発売だそうです。買おうね!(by ミラクル役佐藤さん)


そしてついにお待ちかねライブパート。
改めて紹介するとこの日は『Overrunner!!』(パーマールビーミラクルゼファー)、『THE SUPER STRONG S』(クリスエス)、『Destroy for Dasein』(ギムレット)そして『うまぴょい伝説』(全員)の計4曲が披露されました。

ここからは今回出走(ウマ娘界隈で”出演”の意)されたキャストの方々を一人一人紹介しつつ、感想を記していこうと思います。

▶メジロパーマー役 のぐちゆりさん
本来『Overrunner!!』にはメジロパーマーの歌唱は入っておらずダイタクヘリオス(CV.山根綺さん)が担当されていたのですが、今回のリリイベに山根さんが来れないということでゲーム内でヘリオスと”ズッ友”なパーマーが代理という形で来てくださいました。
のぐちさん自身もリリイベ初出走、助っ人という立場、しかも何故かMCという立場。にも関わらずトークでは個性的なメンバーをまとめ、上手く話を回し、時には自分から場を和ませる、頼れるお姉さん的存在となっていました。
ライブでは他の舞台組三人とピッタリ息を合わせるだけでなく、もともとヘリオスが担っていた元気いっぱいなパートを見事に「メジロパーマーの」パフォーマンスに仕上げていました。持ち曲じゃないのにあの落ち着きようは流石の一言。いつかメジロパーマーのソロ曲待ってます。

▶ダイイチルビー役 礒部花凜さん
舞台で拝見した時から佇まいや所作が「綺麗…」と目を奪われ続けていました。その可憐さは今日も健在。トーク中など素はかなりほんわかされたなお方なのですが、一度ダイイチルビーとして役に入るとまさしく宝石のように洗練された美を顕現させ見るものを虜にしていました。
お嬢様というキャラなのに動き(特に足さばき)がキレキレなのがすんごい良い。
「実はゲームの収録と舞台ウマ娘の稽古を同時並行でやった」とのことで、ルビーへの向き合い方にすごく悩んだとか。私なんかは普通メディアが違えばそりゃキャラも多少変わるでしょうよと思うのですが、そこで妥協せずシナリオライターや脚本家の方と納得いくまで話し合ったというのを聞いてプロだなあと改めて感動しました。

▶ケイエスミラクル役 佐藤日向さん
相変わらずのトーク力、歌唱力、表現力!
舞台や楽曲のことを聞かれればテンポよく饒舌に語り、他の人がしゃべるターンの時は絶妙な合いの手を入れ、ツッコミに回ったりボケに回ったり。第二のMCみたいな感じで全体のバランサーを務めていたように思います。
ライブでは(声質の問題もあるけど)一番よく声が聞こえたしウマ娘ケイエスミラクルの儚げな見た目からは想像できないようなアグレッシブなパフォーマンスを披露されました。どこか忘れたけど曲中ジャンプするところで群を抜いて高く飛んでた気がする。
うーんマジでもう一回舞台ウマ娘見返したいなぁ……え!?Blu-rayが8月に発売だって!?これは買わないとなぁ~

▶ヤマニンゼファー役 今泉りおなさん
実は空手を習ってたことが判明した今泉さん。ウマ娘のゲームをめっちゃやりこんだり作中に出てくるグッズを自作したりと本当にこの人なんでもできるな…
イベントや生放送で見かける度に「風を体現したい」と常々述べていましたが、もうすでにゼファーの穏やかな雰囲気がすっかり今泉さんに備わっているように感じられました。新人という立場でありながらもドームライブでのソロ曲、舞台ウマ娘の出演、そして今回のリリイベを得て少しずつこなれ感みたいなのが出てきたように見えました(謎目線)。
あと舞台の時にも思ったけど本当に小さい…思ってたより数倍小柄…でもあの存在感。ライブパートでも十二分に風を巻き起こしていました。

▶シンボリクリスエス役 春川芽生さん
この人やべぇよ…
パッと見は宝塚の人みたいな長身美人。なのに中身は大阪のおばちゃん並なテンションとボケっぷり。冗談抜きで今回のリリイベのトークパート9割ぐらいこの人が持っていった気がする。
けどいざライブが始まればあら不思議。ソロ曲『THE SUPER STRONG S』が流れ始めるとそこにいるのはまさしく寡黙で力強いシンボリクリスエスではありませんか。ギャップで風邪ひくとはまさにこのこと。
ゴリゴリに低音の効いたハードロックにあわせシンプルに「強さ」を体現するような歌と振付。そこに春川さんのアレンジも加わり音源以上のカッコよさをお出ししてくれました。目線と指先の表現が本当にエグい。職人。

▶タニノギムレット役 松岡美里さん
この人やべぇよ…
先にライブパートの話に触れるとシンプルに歌上手すぎ。ライブの方が上手いんじゃないかってぐらい完成されてた。おかしくね?今すぐソロアーティストデビューしない?
だってギムレットが持つちょっとV系っぽい歌い方や気取りながらもどこか色っぽい仕草が全部再現されてたもん。さっきのクリスエスのソロ曲とは違うベクトルのカッコよさ。惚れないわけないやん!あとまさかウマ娘のライブでヘドバンすることになるとは思ってませんでした。
トークでは隣の春川さんのボケに振り回されつつもしっかりとツッコミを入れて阿吽の呼吸を見せていました。これからも春川さんをよろしくお願いします(?)「(Daseinの読み方で)デストロイフォー太宰?」「治かよ」のツッコミ最高です。

そんなこんなで最後に『うまぴょい伝説』を熱唱してリリイベは終了。約一時間半と短い時間でしたがとても濃密なイベントとなりました。
「オレの愛バが!」って叫んだ瞬間涙腺壊れるかと思った。


3.まとめ

前にもどこかで書きましたがライブというのは非常に活力をくれます。

会場で巻き上がった熱が自分の心に分け与えられて、それが日々を生きる推進力になって、クソみたいな日常を突き抜けていく。声出しがあればその効果はもっと強くなる。
それを再確認した一日でした。

ありがとう、ウマ娘。
ありがとう、キャストの皆さん。

次リリイベ行く時はサイン入りTシャツ当たったらいいな!!!(抽選で現地観覧者の誰かにプレゼントされました)

ここまでお読みいただきありがとうございました。
よければ「スキ!」押してくださると幸いです。

ではまたどこかで。
(↓よければちょろっとだけでも聴いてみてください)


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