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【レビュー】TS-MYO(筋電センサー)を1ヶ月使ってみました

8月中旬から約1ヶ月、トランクソリューション株式会社のTS-MYO(筋電センサー)を使ってきました。

TS-MYOとの出会いや、TS-MYOを使って感じていることをまとめたので、もし良ければ最後まで読んでみてください。

TS-MYOを使い始めたきっかけ

TS-MYOはみどりクリニックの野呂さんから紹介して頂きました。
ホームページの写真や映像を見て「これはおもしろそう」と思い、すぐに使うことを決めました。

僕がTS-MYOに興味をもった理由は3つあります。

理由①:筋電に興味があったから
理由②:自分の機能改善に必要だと感じたから
理由③:誰も使っていないから

理由①:筋電に興味があったから

筋電センサーは大学のころから知っていました。
卒論のテーマを脱力にして、筋電センサーを使おうか迷っていたからです。

しかし結局のところ、筋電センサーは使わずに終わりました。

筋電を計測する装置が大きくて「使いづらいな」と感じたので。
「もっと気軽に使えるような筋電センサーがあればいいのに...」と思いましたね。

だから筋電センサーは、興味があるけど遠い存在でした。

その点TS-MYOは手軽に筋電計測できるのがウリです。

興味をもっていた筋電センサーが近くにあらわれた感じで嬉しかったですね。

理由②:自分の機能改善に必要だと感じたから

あとでくわしく説明しますが、僕がTS-MYOを使っているのは「肩関節の機能改善のため」です。

肩関節の内旋可動域を広げ、上腕骨頭のポジションを安定させたいと常に思っています。

上腕骨頭のポジションが安定することはとても大切だと考えているからです。
たとえ痛みにつながらなくても、ボールの質に直結します。

みどりクリニックでも肩周りのトレーニングはしっかりさせてもらってますが、クリニックで行うトレーニングと球場で自分で行うトレーニングの質はやはり違うものです。
そのギャップに悩むこともありました。

そんな僕に「TS-MYOを使えば普段してる肩のトレーニングの質があがるかもしれませんね」と野呂さんが教えてくださったので、「これは買うしかない!」と思いました。

理由③:誰も使っていないから

YouTubeやテレビでアスリートの練習法がたびたび紹介されていますが、筋電センサーを使ってトレーニングするアスリートを僕は見たことがありません。

「みんながやったけど消えていったもの」じゃなくて、「まだほとんどの人がやったことのないもの」なら僕は前向きに検討します。
誰も気づいてない可能性があるからです。

このnote発信もその1つですね。

ちょっとでも「おもしろそう」だと思ったなら「やってみればいいじゃん」って精神です。

TS-MYOを使ってみた感想

TS-MYOを1ヶ月間使ってみた僕の感想は

「肩トレーニングの質が思っていた以上に良くなった」です。

1ヶ月経って、クリニックで行うトレーニングと球場で行うトレーニングの質のギャップが小さくなるのを感じています。

僕はTS-MYOを肩トレーニングのために使っていると言いましたが、具体的には「肩関節を内旋するときに三角筋に力が入らないようにする」という目的です。

うまく内旋できているときは、三角筋に力が入りません。
骨頭が良いポジションのまま、肩甲下筋を使って内旋しているからです。

つまり、三角筋にTS-MYOを貼ったとき、肩関節を内旋しても筋電が出力されなければOKってことですね

筋電の波形を見ながら(フィードバックを受けながら)トレーニングできるので、感覚と動きのすり合わせがイメージしやすいです。

このようなトレーニングをバイオフィードバックトレーニングといいます。

トレーニングの効率が良くて、1人でトレーニングしてるとは思えません。
常に肩の動きをチェックしてもらいながらトレーニングしている感覚です。


僕がしているトレーニングを具体的に紹介しましたが、注意してほしいことが1つあります。

トレーニングは個々に合ったものを選んでください。

まったく同じ身体機能をもつ人なんていません。
まったく同じフォームのピッチャーはいません。
まったく同じ経験値を積んできた選手はいません。

「人それぞれ動きかたも体のつくりも違うから、その人に合ったトレーニング方法を選ぶことが大切」

みどりクリニックの方々が常におっしゃっていることです。
僕も100%その通りだと思ってますし、その考えに共感しているからこそ何年も通い続けています。

今回レビューしているTS-MYOも同じで、体のつくりや動きに詳しい専門家のもとで使ったほうが良いと僕は考えています。
むしろ選手が個人的に使ったところでたいした結果は得られないんじゃないでしょうか。

なので僕も筋電センサーを手に入れて「じゃあ他のトレーニングでも使えるかも」と考えるのを我慢して、肩関節の内旋トレーニングでのみ使うことにしています。

まとめ

今回はTS-MYOのレビュー記事を書きました。
はじめてのレビュー記事でしたが、使ってみた感想をまとめるのも良い振り返りになりますね。

トレーニング方法やトレーニング器具に対する思いを整理できました。
僕はトレーニング方法もトレーニング道具も「何を使うか」より「何のために使うか」のほうが大切だと思っています。

だからあまりトレーニングの方法にこだわりがありません。
けっこう思いつきでトレーニングしてしまう派です。

その「思いつき」の精度を上げるために心や体を勉強してるって感じですかね。

2週間前に骨折した指の回復も順調です。
引き続きしっかりとリハビリに励んでいきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

TS-MYO公式サイト:https://ts-myo.com/



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