往復声簡54日目|ふと待ち。

5月27日(木)雨のち晴れ


朝。

6時すぎ起床。
昨日、24時ちかくに寝たから、こんなもんですね。
本音ではもっと寝たいところですけど。

ベッドから窓の外をみると、ひさしぶりに雨が降ってました。
今日はもう外に出られないなあ、と覚悟。
だけど夜に観劇の予定を思い出して、夜までに晴れてくれたらいいのに、と思う。


外にでなくていいので、ベッドでだらだら。
7時くらいから準備をしはじめ。


お坊さんたちのはなしをきいた。

「できごとには、良い面、悪い面がある」と。

でもそれを聞いてわたしは、

「ほんとうに?
虐待とか性犯罪とかそういうのされた側でも、そのできごとに良い面もあるって理解や解釈をしなきゃいけないのかな?」って思った。

そうしたら、もう一人のお坊さんが
「良い面、悪い面というか、できごとには価値があるということ。
価値を与えられればそこから学ぶことがでできる」といってて、
「そうか~」とやっと二人が言いたいことがわかった。

「良い」「悪い」だと対極の言葉すぎて、そのどっちにも置けない気持ちがあるんだよなーと思ってた。
だけど、「価値」といわれれば、解釈次第なので、2極におけるジャッジをしなくていいんだな、と思って気が楽になりました。
ここでの「価値」は、「意味」にちかい言葉のような気がしました。



自分のなかに、しこりのように残っていることがある。

向き合うことが自分にとっていいことなのかわからないから、放置してる。
医者には、それは考えない方がいいと言われた。
でも、たまに思いだす。
心底では、むかついている。
なんでなんだろう?って理解できずにいる。
わたしは、そんな過去のできごとに、どんなふうにどんな価値を与えるのでしょうか。
あ、理解なんてしなくていいのかな。
相手がいる場合は、相手のことなんてわからないから、しょせんぜんぶ妄想になる。

しこりが、どういう価値をもつのか。
たぶん「あ~こういうことだったか」と、ふと気づくときがくるんだろう。
このまえ「起こるできごとすべてに『問題』はない」と、ふと気づいたように。



ダーマツ文庫。

自宅から、kemioさんの「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」を朗読。
基本ぶつくさ系エッセイなので、さいごは告白は男女どっちからだっていいじゃ~んっていうような、そこまでぶつくさしてない話を読んで締めました。
ポジティブ締め。
いや、kemioさんがネガティブってわけではないですけど。



また東京の母から往復声簡で声が届いていた。

今日は3つ。
聴いたら、すべてこれまでに贈ってくれた声だし、3つのうち2つは全く同じ声だった。
これは、どういうことでしょうか。笑
ほんとうにおっちょこちょいが過ぎる。

そろそろお返事をだそうか。
明日かな、明後日かな。
返事で、往復声簡って相手の声が届いたら、自分の声を贈るんだよ、っていうか。
でも、東京の母も朗読をルーティンにしたいんだったら、わたし聴くし、どんどん贈ってくれてもかまわない。
そのへんもふくめて返事だそう。



仕事。

新人研修はいよいよ明日が報告会。
ワークも大詰めです。
新人たちは、粘りづよく、どんどん良いものをつくっていく。

〇〇劇場にて、

「こっちがしているアドバイスがすごいんじゃなくて、
良くしてるのは、あなた自身だから。自信もって」

という言葉を聴いて、からだの芯があったかくなる。


「ここの原稿をもう2行たしたいから、書きます」という新人へ、わたしは
「もう時間ないから、ダミーとしてコピペしていいよ」といったら、劇場支配人が
「書いてくれている原稿は、ちゃんと読むから安心してね」とフォローしてくれた。
わたしは、すでに書けている分の原稿で、文章のトーンやクオリティの判断はできるので、時間をデザイン作業に割いてほしいと思って、言った言葉だったんだけど、粘りたいやる気をみせる新人への配慮が足りない言い方をしてしまった。
そんなわたしの言葉をきいて、すかさずフォローしてくれて、新人をおもいやってくれて、あ~、ありがとうございます!という気持ち。

支配人とは、なんだかいいコンビネーションでここまでやってこれたな~と思う。
それぞれの業務範囲での指導は各自でまっとうできている。
それに、わたしは段取りや仕切りを苦にならずにできるし、熱い語り掛けは支配人が得意だし。
お互いに言いたいことを言えてる。
なによりたのしいんだよね。

明日のふりかえり会で感謝を伝えよう。
え、東京って、お酒、提供してないんですか? 正気?
さいきんテレビみてないから、気づいていませんでした。



友人から安心できる連絡が届きました。
よかったね~。



夜。

観劇したのち、今日は朝の散歩もなかったので、あえて遠回りをして帰宅。

さいきん、豆乳に水をまぜて薄めて、チンして、あっためて飲むのにハマっています。
ほのかな甘みがいいです。
ホッとできる甘みです。ホットだけに。チーン。


サカナクション山口さんのアーカイブ映像をもっかい聞く。


夜のダーマツ文庫。

谷川俊太郎さんの「ひとり暮らし」を読みました。
今日もさいごに一日のよかったことを振りかえって、終わりました。



届いた声:3つ

贈った声:〇


わたしがやっていること。

🐷ダーマツ文庫📕好きな本をただひたすら声にだして読む朝の15分
毎朝、クラブハウスにて、自分の好きな本をただひたすら声にだして読む15分間をすごしています。
月~金曜日は7:45から、土日祝日はゆっくりスタートで8:45から。
クラブハウスのアカウントは「@damatsu」です。
(ブタのアイコンがでてきます)

往復声簡(おうふくこえかん)
手紙を送りあう往復書簡の、「書」の文字を「声」の文字に変えて。
好きな本を朗読した、わたしの声とあなたの声を贈りあうのが「往復声簡」です。
https://note.com/fukushizu/n/nb24cabdf436b

Podcast「スキだから勝手にありがとう-オンラインエンタメを中心に-」
オンラインエンタメ作品を中心に感想をシェアし合って盛り上がってます。「観たよ!楽しかったよ!ありがとう!」を、アーティストや制作に関わられたスタッフの皆さんに伝えたい。リモート拍手を送りたい!そんな思いではじめたPodcastです。
note  https://note.com/sukiari
Podcast https://linkk.la/sukiari

五七五日記
https://note.com/fukushizu/m/m521a1d7c8fa7

詩とあそぶ
https://note.com/fukushizu/m/me2dfec2aadf9

たべる記憶を咀嚼する(エッセイ)
https://note.com/fukushizu/m/m26a268a427cb



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