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#88 どうしてうまく会話できないのですか?

僕が跳びはねる理由(原題:The reason I jump)を観てきました。

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ぼくは、原作のファンで、人に貸し出せるよう2冊は持っています。

この映画は、世界中の自閉症児/者の日々の生活の様子を切り取っています。

自閉症の方の観ている世界を少しでも身近なものにしてくれるよう、さまざまな注釈が加えられていました。


街中に緑の箱があったら、そこに耳を澄まさずにいられない。


ピザを食べることができなければ、パニックになってしまう。


ことばをしゃべることはできないけど、自分が視えた世界をそのまま絵にして現すことができる。


会話がうまくできない。でも、いつも一緒にいる同じ自閉症の“ともだち”がいる。


不意に、跳びはねる。


それらの「ナゼ」を、自閉症当事者の東田さんの著作「自閉症のぼくが跳びはねる理由」で綴られたことばとともに、やさしく解説されています。

観終わって率直に思ったこと。


一人ひとり違う人間だけど、みな同じく、“人間”なのだ


ということです。


嬉しいことがあったら、嬉しく思う

悲しいことがあったら、悲しく思う

ともだちが落ち込んでいたら、励ましたくなる

自分のことを表現したい、でもうまく伝えられなくて悩んでしまう


みんな人間。

自閉症だからとか、自閉症じゃないからとか、そんなことは関係なく、それぞれみな人なのだということを、改めて感じさせてくれました。


ぼくが観た回では、上映後、特別版として、東田さんのインタビュー映像をみることができました。


印象に残っていることば。

生きていく上で大切なことは?


希望を持つこと。

愛と絆を大切にすることです。

最後に、映画を観てくれた人にメッセージをお願いします。


世界は一つです。

いつか、自閉症であることを誇りに思える未来がくることを願っています。

未来に希望を持ち、今、自分が成すべきことを全うしたいと思います。

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一條仁@パラレルソーシャルワーカー
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