11月4日、ライ麦畑にあつまって(記録)
無事、『ライ麦畑にあつまって』開催し、閉幕しました!
ライ麦の種まき及び、茨城大学の小松﨑将一教授の基調講演、福島大学食農学類の金子信博教授を中心に、ライ麦をカバークロップとして採用した福島県内の農場主などを交えた栽培報告会、交流会といった内容でした。
午前中の圃場見学からたくさんの参加者がきました!
県内のみならず神奈川県、東京都、茨城県、山形県などなどさまざまな地域から!
現地は総勢60名(くらい)、午後のオンライン参加は13名!
駐車場、焦りましたがみなさんのご協力のおかげでなんとか問題なくすみました。
福島県二本松市で活動している市民団体『あぶくまの里農ganic女子』さんの圃場(あぶくま高原岩代りんご菊地果樹園内)でライ麦の種まきをしました。
金子先生、小松﨑先生による「なぜライ麦がカバークロップとして有用なのか?」「不耕起栽培の保水性」など理論的な話から「ライ麦の播種方法」「ライ麦が成長してからの活用方法」について実践的なことを実際に圃場で体験しました。
右のローラークリンパーは農機具メーカーさんが作ってくれたもの。
左に転がっているのは手作りフットクリンパー。
どれもライ麦を栽培し、成長したところを踏み倒すのみ使う道具です。(これ重要)
作っていただいたのは「料理と音楽 わらがやしほ」さん
この素敵なお弁当は見た目だけではなく、素材から調理法まで全てにしほさんの愛が注がれた料理です。
今回はイベントの内容を考慮し、プラントベースで作っていただきましたが、まさかの食後も眠くならず講演会に集中できるよう配慮いただいたお弁当でした。
しかも本イベントの趣旨にご理解をいただき破格の料金で。
ごめんなさい、いままで食べたお弁当の中で1番美味しかった。
すごく癒される食事というものを体験しました。
昼食後は、茨城大学教授小松﨑将一氏による基調講演。
素晴らしい基調講演でした。
あらためて不耕起栽培の重要性を実感し、これはみんなに知ってもらいたい!という思いが強くなりました。
机上だけでなく、実践されたデータの提示、現代の農家さんにも配慮されたお話には感動しました。
その後はライ麦カバークロップを実践されている方々からの報告
会津美里町「自然農法無の会」さんからは大島氏
東京都「自由学園」さんからは大学2年生の山田氏
福島市「自然菜園シマクロズ」からは紺野氏
主催の権限を利用し、ライ麦以外の報告も
不耕起草積栽培したじゃがいもの報告
郡山市「菜園Motoki」「はしもと農園」から代表して元木氏
さまざまな報告がなされ、よかった点やこれからの課題などが共有されました。
質問タイムでは、さまざまなやり取りが行われました
最後に福島大学の報告を、不耕起をテーマに卒論を書くという山田さんの報告&金子先生の総評にて本イベントは無事に閉幕となりました。
今回のイベントは、やる気しかない有志のあつまりによって企画されつくられました。
発起人は自然菜園シマクロズの紺野茂美さん(言い出しっぺだけどなんにもやってません)
チラシデザインは織恵さん
お弁当は志穂さん
圃場提供は菊地留美子さん
報告者としてきてくださった自然農法無の会のおかちゃん&たけおくん、大御所勢の三浦さん・武藤さん・紺野さん、先生学生参加の自由学園の鈴木先生・山田さん、UNRYUファームのりゅうちゃん、あぶくまの里農ganic女子のるみねえ
当日の受付や臨機応変に対応していただいた金子美鈴さん、福大金子ゼミ生の野口くん・山田さん、UNRYUファームのりゅうちゃん・はるかさん(結婚おめでとう!)、塚田くん(二本松のアイドル)、無茶振りに対応していただいた参加者のみなさん
撮影提供していただいたSHINDEN NOUENの高野さん
そして、企画からお付き合いくださった金子信博先生、菜園Motokiの慎吾さん
基調講演くださった小松﨑将一先生
みなさんありがとうございました
若干内輪ノリですが、地域密着が売りですのでご了承ください
福島県も慣行栽培も有機栽培も自然栽培も不耕起勢も、みんな楽しく農業やってます!
どんなに立場が違くても手を取り合って、お互いを尊重することが大切です。
地域に応じた楽しさを各地でたくさん盛り上げましょう!!(もう盛り上がってるかもですが!)
【失敗の共有】
失敗を恥じずに共有する。
個人的に金子先生から1番最初に教わったことです。
これが簡単なようで難しかったです。
でもこれが1番大切な気がします。
橋本渓一(はしもと農園)
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