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No.4 自由学園RO農法グループ

団体紹介

私たちの学校、自由学園は東京都東久留米市にある幼稚園から大学部までがある学校です。
そして、自由学園RO農法グループは、環境再生型有機農業に関心がある中学生から大学部学生までを含む約20名のグループです。
校内の約0.5アールの実験圃場に加えて、那須にある農場内の5アールの畑でも月1回の頻度で活動をしています。
昨年4月より、福島大学の金子信博教授、パタゴニアのRO農法のプロジェクトリーダーにご指導をいただきながら活動をしてきています。
※タイトル写真:成長したライ麦の前で(2023年4月23日)


ライ麦をクリンプした那須農場の5アールの畑(2023年6月4日)

圃場紹介

自由学園RO農法グループ

那須塩原市にある自由学園那須農場内にある5アールの圃場の紹介をします。昨年4月より2アールの畑で和綿栽培を開始しました。
そして昨年10月には畑を現在の5アールまで拡張して、ライ麦の種まきを筋まき、千鳥まき、ばらまきの3つの方法で行いました。
筋まきと千鳥まきに比べ、ばらまきの発芽率が低くなりました。今年6月には、金子先生に教えていただいたフットクリンパーでライ麦を倒して、その畑で和綿、大豆、枝豆、サツマイモ、トウモロコシ、シソを育ててきています。そのうち、種まきや苗の植付け時期が遅れたからかトウモロコシとシソはうまく育ちませんでしたが、他の品種は順調に育っています。
10月には、畑の中の土壌動物の調査も行い、多くの虫が棲息していることを確認することができました。

ライ麦をクリンプした畑で種まき(2023年6月4日)

ライ麦のカバークロップの活用について

Q.ライ麦の成長はどうでしたか?
A.筋蒔き、千鳥蒔き、バラ蒔きの3つの蒔き方を試しましたが、筋蒔きと千鳥蒔きの発芽率が特に良かったです。
春までには2メートル超まで成長しました。

Q.ライ麦の圃場ではなにを栽培しましたか?
A.ワタ、大豆・枝豆、サツマイモ、しそ、トウモロコシ

Q.作物の栽培はうまくいきましたか?
A.ワタは昨年度に比べて発芽率もよく、うまくいきました。大豆・枝豆は草にも負けずに成長しました。
サツマイモはツルがしっかり伸びていて、収穫が楽しみです。
しそは発芽率が悪く、トウモロコシについては植付時期が遅かったためかうまくいきませんでした。

Q.除草は楽になりましたか?また、ライ麦による草の抑制についてはどう思いますか?
A.楽になりました。
ライ麦を横倒して以降1~2カ月は特に雑草の抑制に威力を発揮しました。

Q.ライ麦カバークロップ栽培に関して良い点を教えてください
A.雑草の抑制。緑肥効果。

Q.ライ麦カバークロップ栽培に関して問題点があれば教えてください
A.ライ麦の根が集まっているところには、植付が困難になる。

Q.今後、耕さない農法に関する要望があれば教えてください(技術開発、種子交換など)
A.

Q.来年の不耕起栽培はどのように行いたいですか?
A.今年と同じような種類を栽培して、今年との比較を行いたい。

Q.その他、お伝えしたいことなどがあればご自由にご記入ください
A.

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