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大腸大事~!と叫びながらスケートをするアドリブっぽい浅田真央さんが最高なCM

今日は最近見て頭から離れないCMを分析してみようと思います。
森永乳業さんのビフィズス菌「大腸大事」篇です。
関東エリアでは2023年12月23日から放送開始しています。

こちらがCMの動画です。


浅田真央さんを起用したCMといえば、エアウィーヴや宝酒造の澪やサトウ製薬のストナリニなど多数ありますが、どれも真央ちゃんのスケートでのイメージのまま凛として美しい完成された状態で出演されています。

森永乳業さんのこちらのCMも最初はやや硬い演技から始まり、いつもの完璧な真央ちゃんかと思いきや、、後半には意外性のある展開でいつもと違う素の真央ちゃんが見られます。

もう一回、毎秒の注視度と一緒に見てみてください。

森永乳業のビフィズス菌「大腸大事」篇30秒の毎秒注視度

このグラフは一般家庭におけるCMの注視度を計測しているもので、数値が高いシーンがよく見られていることを意味します。データについての詳細は以下のnoteを見てください。

CM由来の注視獲得パワーを示すCスコアでは、女性が109、男性が103となっています。(Cスコア100が全CM平均)女性では全CM平均よりも9%効率よく見られたことを意味しています。Cスコア110を超えると全CMの上位10%に入ってくるので、109はすごく高いスコアです!

どのシーンで一番よく見られていたかというと、「大腸大事~」と叫びながら浅田さんがスケートしているシーンでした。(16秒目付近)
女性では22~23秒目付近でビフィズス菌のビフィ~ちゃんと真央ちゃんがぶつかって笑い声が入るシーンで一気に視線が集まっていました。

このシーンがたまらないんです!!!!
きっと意図せずたまたまぶつかっちゃったんだと思うのですが、そのアドリブ感と、だからこその真央ちゃんの素の笑顔がすごくかわいく映っています!CMって何度も撮り直しをして、完璧な作品を放送しているイメージがあるのですが、このシーンはなんか生っぽくて、作られたもの感がなくてすごく好感が持てました。

その後もずっと視線が維持されており、最後の28秒目以降の商品パッケージが出るシーンもかなりよく見られていました。「ビフィズス菌は実は森永乳業。」というちょっと引き気味のコピーも押し売り感がなくて好きです。

実は約50%のCMはCM放送からだんだん注視度が下がる右下がりで、CM中に注視度がどんどん上がっていく右肩上がりのCMは約10%しかないのです。(REVISIO調べ)そんな中、このCMは最後まで1秒目の注視度以上をキープしている状態が続いててすごいクリエイティブパワーをもったCMです。

見られるCMの特徴として、「シーン設定がある」「会話形式」「展開の意外性がある」「笑顔や楽しそうなシーンがある」「コミカルな要素がある」などがあるのですが、こういった要素がたくさん散りばめられています!

ちなみにこのCMは日本テレビとテレビ朝日で多く放送されているので、どちらかのチャンネルをつけないと出会えないですね。まだ放送しているので、みなさん日本テレビとテレビ朝日で待ち構えてみてください。(笑)

CMが放送された番組枠のヒートマップ


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