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倉庫を倉庫にリノべする⑤ 「開放」

事務所と応接室部分の解体作業で一番苦労した箇所は間違いなく天井部分の解体です。それは体力的にも技術的にもはたまた危険度としても他に類を見ないレベルの解体作業でした。

今回のリノベプロジェクトの一番のキモは、この事務所と応接室の場所をすべて解体し、開放的なエントランスホールとして活用するというモノです。従ってそれがどんなに危険な作業でも必ず遂行しなければいけない重要なミッションということになります。

この部分を吹き抜けのエントランスホールにリノベします。
天井は、長さ4mの角材(杉板)で組み上げられている。
屋根部分は構造板が張られロフトとして使用されていた。
バールで一枚一枚構造板を剥がす作業。足がすくむ
解体された木材は、リノベ資材として再活用する。
構造板をすべて取り外し、骨組みの角材(杉板)のみに
角材を1本づつ取り外す
命綱なしでバール片手に作業する岡村さん 御年73歳。
脚立に登って梁部分を解体する岡村さん。ますます元気な73歳。
梁の上に登って角板を解体する岡村さん。
最後の梁を外す岡村さん。ロープがないのでその代用として廃材の電気ケーブルを使って梁を安全に取り外す。
ついに天井部分を解体、吹き抜けが完成しました。

4月28日 一日がかりで屋根部分の解体を終えました。細い電気ケーブルで大きな梁を外す時など「下手したら大怪我するな」と頭をよぎりましたが、そこは流石岡村さん、想像したほどの重さを感じず無事に下ろすことができました。

写真手前の2本の大きな梁は耐震に効いているだろう(横揺れの突っ張りに)という判断で、あえて残しました。
取り外した大量の木材(角材や構造板)は後に重要な箇所で再活用します。
解体から施工まで計算された全く無駄のないプロセス(過程)です。

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