倉庫を倉庫にリノべする⑤ 「開放」
事務所と応接室部分の解体作業で一番苦労した箇所は間違いなく天井部分の解体です。それは体力的にも技術的にもはたまた危険度としても他に類を見ないレベルの解体作業でした。
今回のリノベプロジェクトの一番のキモは、この事務所と応接室の場所をすべて解体し、開放的なエントランスホールとして活用するというモノです。従ってそれがどんなに危険な作業でも必ず遂行しなければいけない重要なミッションということになります。
4月28日 一日がかりで屋根部分の解体を終えました。細い電気ケーブルで大きな梁を外す時など「下手したら大怪我するな」と頭をよぎりましたが、そこは流石岡村さん、想像したほどの重さを感じず無事に下ろすことができました。
写真手前の2本の大きな梁は耐震に効いているだろう(横揺れの突っ張りに)という判断で、あえて残しました。
取り外した大量の木材(角材や構造板)は後に重要な箇所で再活用します。
解体から施工まで計算された全く無駄のないプロセス(過程)です。