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思い込みのコミュニケーション
最近、対外的に人とコミュニケーションを取る機会が増えて、コミュニケーションが難しいと悩んでいる方から相談をうけました。
悩みの原因は、意思の疎通がうまくできていないこと。
想定外のことが発生してトラブルにつながるようなことが頻繁に起きているとのこと。その状態に、自分が悪いんじゃないかと自分を攻めるような思考になっている状態です。
しっかり伝えたはずなのに
意思の疎通がうまくいっていない。しっかり伝えたはずなのに、思う結果につながらないどころか問題が発生してしまっているようです。
ここで自分の思考や(思考パターン)や感情的に、起きた問題をどうやったら解決できるかを考えると、迷走してしまう可能性が高くなると思ったりします。
起きたことを整理していみる
整理するためには必要なことは、「現実に起きていること」と「あたまの中の思い込み(現実に無い)」ことを分けてみるとどうでしょうか。
例えば、「自分の伝え方がわるかったのかもしない・・・」
との思いは、そう思っているのは自分です。(思い込みです)
相手がどう思ってどう感じているのか現時点では明確に確認はできません。「現実に起きたこと」は、望まない結果が出たことです。
これは変えようがありません。
自分でコントロール出来ることと出来ないことは?
思い込みはあなた次第でコントロールができるが、起きてしまった事実は、変えることができません。コントロールできないことは一旦手放してみるのはどうでしょうか。発生した問題に焦点をあてて対処法を考えられるあなたが存在しているかもしれません。目的を見失わず、最終的に得たい結果を目指して取り組むことができると感じます。
不明確を明確にする
現実に起きていることにスポットを当てて、どうすれば解決できるか思考を巡らせてみると答えは以外とシンプルだったりします。
例えば、「自分の伝え方が悪かった」と考えるのではなく、なにがその結果につながったのか、相手はどのように自分の言葉をうけとったのかをチェックするコミュニケーションをするだけなのかもしれません。
具体的には、相手に「〇〇について、〜〜という意図で伝えたのですが、伝わっていますでしょうか?」と確認したり、「〜〜という言葉を使ったのは、〜〜という背景があるからです」と補足したりすることが考えられます。明確になっていないことを明確にすることは大切だと考えます。
最後に
コミュニケーションはどうやったら上手くいくの?と手法や手段を知ったところで、また同じような状況になった時、自分で解決する能力があるのに、他人の力をすぐに求めてしまうパターンを作ってまう可能性もあります。
他人の力に頼るなと言っているのではなく、自分次第で自分をコントロール自分になれたとしたらどんな世界が現れるかと想像してみてほしいと思っています。
問題につながる可能性の高かったコミュニケーションが、創造的なコミュニケーションへと変化していける可能性があるとしたら・・・どちらを選ぶかはあなただけがあなたの意思で決めるだけです。
最後までお読みいただきありがとうございます。