「日本再興戦略」を読んで 16 人口減少・高齢化がチャンスである3つの理由
人口減少と少子高齢化。日本ではこの2つの言葉がネガティブなトーンで語られます。このまま日本は人口が減少し続けて、経済も縮小し続けて、暗い未来が待っているのではないかと。
この認識は間違いです。その理由として
1つ
自由化、省人化に対する「打ち壊し運動」(江戸時代の民衆運動の形態のうち、価格の吊り上げなどに対し当該機関人物に関して不正を働いたとみなされた者の家屋などを破壊する行為)が起きないことです。
人が減り、高齢化で働ける人が減るので、仕事を機械化してもネガティブな圧力がかかりにくい。
2つ
輸出戦略です。
日本は高齢化社会に向けた新しい実験をやりやすい立場にあります。これから中国を筆頭に世界中が高齢化します。もし日本が人口減少と少子高齢化への問題解決策を生み出す事ができれば、それは「最高の輸出戦略」になるのです。
3つ
教育投資です。
これからの日本は人材の教育コストを多くかけることができる国になります。「子供は少なくて貴重なのだから大切にしよう」となります。
社会全体としても子供に投資しても、不平が出にくくなります。この環境を生かさない手はありません。
社会システムの中で、少子高齢化と人口減少はテクノロジーで対処していくことができるので、何の問題もありません。
むしろ人口増加の方が大変です。
今後具体的に何が起こるかと言うと、第一に我々がホワイトカラーとしてやっている窓口業務などの仕事はほとんど機械化できます。
我々は革命といった急激な変化は苦手ですが、改革や革新は得意です。
日本をアップデートしていく、という発想を持てばいいのです。
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