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「日本再興戦略」を読んで 9 日本を蝕むトレンディドラマ的世界観
拝金主義とともに日本をむしばんでいるのが、トレンディドラマ的世界観です。
一言で言うと、マスメディアが複雑な恋愛を描きすぎたせいで、大衆はドラマや小説の中のような、複雑なストーリーへの欲求を持つようになったと思います。
例えれば、夫との生活に不満を抱き、昔の恋人や年下と不倫する32歳の女性主人公。このような世界をみんな経験したいのです。
今、「週刊文春」が不倫を報じて、不倫した人を世の中の人はたたいていますが、それはそれだけみんな不倫したいという事の裏返しなのです。そうでないと、これだけ不倫が盛り上がりません。
これは拝金と同じ仕組みです。
みんな自分は拝金でないと思っているけど、実は拝金主義にどっぷり浸っている。
それと同じように、みんな正義を装って不倫している人をたたいておきながら、実は不倫したくてしょうがない。
こうした状況を変えるためには文化性を持つことが大事ですが、文化を育むためには50年単位の時間が必要になります。文化は守らないと存続しないものですし、積み重ねるのにとても時間がかかります。
そして、そういった拝金主義を脱するために、文化の育て方について、欧州に学ぶべきところがあります。
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