コンテナ物語

『本棚にもルールがある』
のおすすめの本の中に気になる本があったので、今年初めて購入した本が
『コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった』

マルク・レビンソンというニューヨーク在住のエコノミストで、金融・経済を担当している方が書いたらしいです。(初めて知りました)

『本棚にもルールがある』にはいろいろおすすめの本があったのですが、なかでも『コンテナ物語』は私の大好きなひろゆきさんがツイッターで
「15年ぶりくらいにお勧めできる本を見つけた」と言っていたような記憶が。

あ、ちなみに第一刷発行は2007年1月です。そう、今からちょうど10年ほど前。いやぁちょうどこのタイミングを待ってました(大嘘)

簡単に説明すると、それまで(コンテナが今ほど使われていなかった時代)は物を運ぶのってバカみたいにお金がかかることでして。
地球の裏側までモノを運ぼうとしたらもう経費倒れしちゃう!みたいな。

そんな物流の世界をひっくり返した「コンテナ」のお話。



「どこがそんなに面白いの?」って話なんですけど
まず歴史モノなので全て事実。コンテナという当たり前すぎて誰も見向きもしないような、あの箱が実は世界を変える重要な役割を担っていた。

「海運業など一切知らない、トラック一台から身を起こした運送業界の風雲児マルコム・パーセン・マクリーン」がいかに業界を変えていったのか、なかなか面白いです。

というのも、当時は州際交通委員会(ICC)という行政機関が輸送に関して絶大な権力を握っていたそうなんですが、その機関の関心事は効率化などではなく秩序であり、いかにその網を合法的に潜り抜けて成長し効率化させていくかなど。

歴史モノの面白いところの一つは、現代社会に通じるところがあるから だと思っているので個人的に
あーやっぱ政府ってクソだよね~。それを逆手に!この人頭良いな~!
みたいな感じで楽しめます。


こういう頭良くて会社という組織をうまく動かせる人って正の連鎖(循環とも)の仕組みを作るのが本当にうまいなと。

いや、当たり前じゃんとも思うんですけど、いざ実際自分がやってみろ!ってなっても全然自信ないわけで。
そもそも「人に直接面と向かって会話」自体苦手なのでこうして文章にしてるっていう。


あ、ちなみに歴史は全く分からないです。日本史は昭和の前は大正だったか明治だったかで迷うし(幕末、江戸時代はなんかよく聞く)世界史なんてナポレオンがすごい人程度の知識ですし。


愚者は経験から、賢者は歴史から学ぶ
ということで少しは歴史も楽しんでみようかと。

歴史ドラマは何言ってるのかわからないから現代字幕欲しいタイプ


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