「ぼくらの未来をつくる仕事」を読んで その12 オンライン診療
豊田氏がメドレーの共同代表になり、2つ目に立ち上げたサービスがオンライン診療アプリ
「CLINICS(クリニクス)」です。
これは日本が抱える医療課題の解決につながる可能性があり、
入院、外来、訪問診療に次ぐ4つ目の新たな診療スタイルとして急速に広まっています。
医療機関に行って1~2時間待たされた経験がある人、結構多いと思います。
人によってはいつも決まった薬を出してもらうだけなのに、仕事を休まなければいけない。
例えば糖尿病や高血圧に代表される「生活習慣病」
放っておくと脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気を起こす危険が増す事が分かっています。
しかし50代男性の約半数が生活習慣病を放置しています。
「これといった症状もないし、放っておいても大丈夫だろう」と考えてしまっている方も多いと思います。
最も大きな原因は「通院の負担であるのでは?」と豊田氏は考えました。
そう。医師である間は気が付かなかったのですが、実際に外で働くと、「平日の日中に病院に行く」ということがどれだけ大変で負担になることか分かった
との事。
病院に行くだけで何時間待たされるか分からない!
なら我慢できるような軽い症状であれば土日でいいか、また今度でいいか、と思ってしまう。
通院の面倒さ、一度病院に行ったものの、途中で治療を辞めてしまう人、そんな人にこのオンライン診療は有効です。
診療を受けるのは家でも会社でも。「病院に行って、待合室でじっと座っていつ呼ばれるか分からないまま待ち続ける」という心配がなくなり、通院する負担がだいぶ減ります。
もちろん全ての患者さんがすべての診療をオンラインで受けられるわけではありません。
状態が安定してきて、オンラインでも問題ないと医師が判断しなければ利用できません。
ただ、スマホやタブレットで予約しオンラインで診療でき、クレジット決済もできて薬や処方箋も配送してくれる、かなり便利です。
実際、妻もピルをもらうのにオンライン診療は有効でした。
各医療機関で特色があるので、できるところと、できないところがあるのですが今後オンライン診療はかなり有効で便利だと思います。