一通り買いかえて分かった登山装備を選ぶポイント

山登りを始めてそろそろ10年になります。装備も初めて買ったものからは結構変わってきていて、落ち着きつつあります。
登山装備を買う時に、こんなところもチェックした方が良いよ、後からこんな不満が出てくるかもよってことを伝えたくて、買い替えた理由から選ぶ時のポイントをまとめてみました。本当に選ぶポイントはまともなページを見てください。

リュック

最初はMilletのDome SLR40というのを買いました。
今はMilletのSAAS FEE 30+5Lを使っています。
テン泊用には、最初はOspreyのイーサー60を買いました。
今はGregoryのバルトロ65を使っています。

他にもブラックダイヤモンドとか、Ospreyとかアークテリクスとかのも使っていました。アークテリクスのKea37という中型のリュックは未だに使っています。登山よりも主に旅行の時に使っています。

日本で登山に使うなら、通気性が一番重要だと感じています。リュックを下す度に、背中がびしょびしょになっているとかなり不快です。体も冷えます。なので冬山専用でなければ背中がメッシュになっているもの、風が通る様になっているものがおすすめです。
アークテリクスのKea37を登山で使用しないのは、背中が蒸れるからです。それ以外不満はないのですが、それだけで出番がありません。

あとは、レインカバー付きのものがおすすめです。カバーを収納するポケットもついているので、すぐに見つけられます。カバー単体でも売っていますが、サイズだぶついていると格好悪いです。
ポケットは少ない方が格好良いですが、上×1、横×2、背面×1で4か所はあった方が便利です。内側にも財布入れられるくらいのポケットがついていると良いと思います。
テン泊用は背負った状態でサイドポケットに手が届くと飲み物がすぐに飲めて便利です。ハイドレーションを使用するなら関係ないですが。
各社それぞれの人気のものは改良も繰り返されているので使いやすいものが多いです(人と被りますが)。

最初はKeenのピレネーというのを買いました。
今はスポルティバのパミールGTXというのと、トラバースX4というのを使っています。
足にあっていることが最重要です。あとは滑らないこと。登山道具屋にいくと、試し歩きをする坂があると思うので、足にあっているかと共に滑らないかも確認してください。
雨が降っていなくても水たまりがあったり、川を越えたりすることもあるので、防水のものがおすすめです。岩場を歩くことが多ければ靴底が硬めの方が楽です。
スポルティバのパミールGTXは靴紐を金属の部品でロックできる様になっています。足と足首で締め具合を変えられるのは良いのですが、金具で潰す様にロックするため靴紐が痛まないか気になります。スポルティバの最近のものはひっかけて挟む様にロックできるので、そっちの方がおすすめです。

レインウェア

最初はPatagoniaのRain Shadow Jacketというのを買いました。
今はThe North Faceのオールマウンテンジャケットというのを使っています。
ゴアテックスでもゴアテックスじゃないのでも蒸れないものならなんでも良いと思います。夏でも雨が降ると着ることになるので脇の下にベンチレーションがあるものがおススメです。また、パンツについてはブーツを履いたままでも着脱出来るように膝くらいまでジッパーが上がるものが良いです。
そして何よりも重要なのはジッパーがYKKであること。日本で買う分にはほぼYKKですが、海外の並行輸入品とかを買う時は注意が必要です。ジッパーがYKKであること、これを言いたくて記事を書いた様なものです。
海外のアウトドアメーカーのHPだと、わざわざアピールしているくらい重要です。

ウェア

ウェアは色々持ってます。
好きなものでいうと、TシャツはPatagoniaのキャプリーン生地を使用したものが好きですが、最近はHoudini Sportswearのボタンシャツをよく着ています(長そで、半そで共)。ボタンの間から風が入るのが心地良いです。
ズボンは山と道の5 Pocket pantsが好きでよく履いています。短パンも長いのも履いています。ズボンには1つでも良いのでポケットは絶対にあった方が良いです。
上着はレインウェアで代用することが多いですが、風除けにアークテリクスのSQUAMISH HOODY というものを持って行くことも多いです。ポケットが胸に一つのみなのが難点ですが、パッカブル仕様で小さくなるとこ、半そでの上にきてもベタつかないとこが気に入っています。寒い時は同じくアークテリクスのAtomLTという化繊入りのジャケットを着ています。これも半そでの上にきてもベタつかないとこが気に入っています。
色々試したくなるので、固定されているものは下着類のみで、上下共に全てFinetrackを使用しています。

ストーブ/クッカー

ストーブはPrimusのP115というとても小さいものと、P115Sという分離型のものを使っています。最初はキャプテンスタッグの格安のものを使っていましたが、コンパクトに収納できるものが欲しくて買い換えました。
ファイヤースターター(ボタンで点火するやつ)は便利ですが、条件によって使えないので、ついていてもいなくてもどちらでも良いと思います。
クッカーは全てスノーピーク。お湯をわかすだけの時は軽いチタン製のもの(ソロセット極チタン)を使用しています。何か調理する際はアルミ製のもの(トレック900とトレック1400)を使用しています。
チタンは軽くて良いですが、調理に使うとなると焦げやすいです。最初に買うのであれば、アルミ製のものが一番なんにでも使えて良いと思います。

ヘッドライト

ブラックダイヤモンドのものを使用しています。夜に写真を撮るときや、テントの中で何かを探すときのために。赤いランプがついているものが便利です。通常のLEDだと眩しいです。
特別気に入っているわけではなく、もっと明るいものが欲しいと思う時もあるのですが、全然壊れないため10年間同じものを使用しています。

トレッキングポール

ブラックダイヤモンドのものを使用しています。トレイルプロショックという衝撃を吸収してくれる、振出し式のもの
これも特別気に入っているわけではなく、壊れないので使い続けています。ポールを多用するのであれば衝撃を吸収してくれるものはおすすめです。腕の疲れ方が違います。

タオル

Pack Towelという会社の速乾性の高いタオルを使用しています。肌触りや大きさが丁度良いので。綿のタオルは乾かず、水を含んで重くなり、体温で温くなり、だんだんと不快になってくるのでTシャツと同様に化学繊維のものが良いです。

他にもファーストエイドキットとか、ライターとかナイフとか地図とコンパスとか、必要なものは持参しています。割と荷物多めだと思います。


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