名作『ハミルトンマーフ38』にメタルブレスは装着可能か？
さて、2023年の暮れも押し迫る中ふと思いついたことが有りました。
「マーフ38にメタルブレスは装着可能か？」
今年頂いた中でトップ10に入るご質問です。現時点では専用のメタルブレスは作りが無く、「今のところは無いですねー」と濁してきましたが、本当にそうなのか？ひょっとしたら現行品のメタルブレスで装着可能な物もあるのでは？
この疑問を来年に持ち越すのもアレなので、実際に試してみようと思た次第でございます。
『ハミルトンカーキフィールドマーフ38』とは？
2014年に公開されたカルト的な人気を誇る名作映画『インターステラー』の小道具としてデザインされた前作のマーフ42。その秀逸なデザインは映画ファンのみならず世界中の時計愛好家達の目に留まりました。2019年に製品化され実際に触れる事が叶った後、「もう少し小振りに！」と言うファンの声に応え、2022年にサイズダウン化を果たした時計愛好家たちの為のタイムピースです。
今回試してみるのは、こちらも名作『カーキフィールドオート38』の専用ブレス。初見で確認できたのはラグの長さが違う事。マーフは思った以上にラグが短い様ですね。
※ラグ：時計本体にバンドを装着する凹状の箇所
実際に装着に必要な条件はラグの長さと幅と角度、弓形部分の角度、そしてバネ棒の位置です。
それでは実際に装着してみましょう。
・・・
「！」。如何でしょうか？違和感なく装着できている様に見えますね。これはもしかして・・・
・・・と思ったのですが残念！やはりラグ部分の長さが足りないのと、弓形の角度もびみょ～に違う様です。若干ですがグラグラとする感じがします。
こういうデザインだと言われればそう思えなくもないが・・・。因みにバネ棒の位置は問題ありませんでした。
もちろん改造品になってしまうので店としてはお勧めできませんが、個人的には問題無く使えるレベルだと思います。(試してみたい方は自己責任で💦)
・・・
因みに新作の『エクスペディションオート37』のメタルブレスも試してみました。
こちらはラグが短くて良かったのですがその他は全く合いませんでした・・・
そもそもバネ棒の位置が合いませんので装着すらできず。
・・・
いかがでしょうか。現時点で確認できたのは「完ぺきではないが『カーキフィールドオート38』のメタルブレスは『マーフ38』に微妙に装着できる」と言いう事です。今後もチャンスが有れば他のブレスも試してみようと思います！
参考になればうれしいです。素敵な腕時計ライフをお送りください！
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