慶應義塾幼稚舎が求める能力3選
慶應義塾幼稚舎は、日本でも有数の名門私立小学校です。
定員は男子96名、女子48名の合計144名で、各学年はK、E、I、Oの4クラスに分かれ、各クラスに36名ずつ在籍します。
2024年の入試倍率は男子で9.72倍、女子で12.46倍と非常に高く、多くのご家庭が目指す憧れの学校です。
知られざる幼稚舎の歴史
意外に知られていませんが、慶應義塾幼稚舎は2024年に創立150周年を迎えた、日本最古の私立小学校の一つです。
創立者は、福澤諭吉ではなく、彼の高弟である和田義郎(初代幼稚舎長)です。
もともと大学近くの三田に校舎がありましたが、1937年に老朽化を機に、福澤諭吉の別邸があった広尾に移転しました。
幼稚舎が求める子供は?
慶應義塾幼稚舎は、単に学力だけでなく、お子様の「人間力」も重視します。ここでは、幼稚舎が求める3つのタイプの子どもをご紹介します。
体力と運動神経がある子
福澤諭吉の「先ず獣身を成して後に人心を養え」という考えに基づき、幼稚舎は体の強さをとても重視します。
運動能力が、認知・非認知能力の両面に良い影響を与えるという考えが根底にあり、運動神経が優れた子どもは好まれます。自立心があり頼りがいのある子
幼稚舎は「独立自尊」を掲げ、自分で考え、自分で行動できる自立心を持つ子を育てたいと考えています。
自分のことは自分で決め、他人の手を借りずに行動できる練習が必要です。
試験でも、自立心のある行動や会話が評価されます。マナーやモラルがしっかりした子
「気品の泉源、智徳の模範」を目指す幼稚舎では、周りの人に配慮できる気品ある子どもが求められます。
家族や友だちとの会話、レストランでの行儀など、日常生活の中で高いマナーを習得することが大切です。
「こうしたら周りの人はどう思うかな?」といった視点で、お子さまに行動を促してみましょう。
終わりに
幼稚舎は、お子さまの個性を引き出し、社会に貢献できるリーダーを育成する学校です。
皆さんも、お子さまの「人間力」を育む日々の接し方を工夫してみてくださいね。