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鼻中隔湾曲症手術を受けるすべての方へ
はじめに
この記事は鼻中隔湾曲症の手術をやろうとしている方へお届けする記事になります。
手術って怖いの?本当に鼻は改善されるの?何を用意したらいいの?どのくらいお金かかるの?
など私も最初はわからない事だらけでしたが、この記事を読んで少しでも参考にしてくれればと思います。
最初に結論を話してしまいますがやってみて良かった手術でした。
そして、この記事の中では苦しいターニングポイントが全部で4回出てきます!!しかしこれだけ乗り越えればOK!!
ここをぜひ見ていただき、事前のキャッチアップ情報にしてください。
事前入院
手術日の前日に入院する必要があります。
事前に入院にどんなものが必要か一覧を貰えるので基本的にはこれも持っていけばOKです。
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入院当日は11:00に病院へ行き、入院の手続きを済ませ、部屋に入ります。
そこからは、担当医から直前の検診、麻酔科の先生から全身麻酔への説明と同意書へのサイン、また明日のスケジュールが連絡されます。(この時点で、はじめて何時から手術になるかわかります)
私の場合は、翌日の12:30 〜 15:30が手術の目安時間と案内されました。
また麻酔科の先生から、どんな手術が行われるのか以下の点を説明していただきました
全身麻酔なので寝ているうちに手術は終わる
人口呼吸のチューブを口からのどに通すため、術後喉に違和感が出たり
術後目が覚めたらチューブを抜いて自発呼吸に戻すこと
術後は部屋戻され、3時間は絶対安静となること
この日は18:00頃に夕食が出ました。
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最後に夕方頃に看護師の方が来て、点滴用の針の挿入をして完了となります。(手術用の針なので点滴用と違い太く、刺す時に多少痛いです)
また、この日は0:00以降は絶食、翌日朝9:00以降は水分接種も禁止となります。(もちろんタバコもNG)
21:00以降は消灯になるので、この日は安心してぐっすり眠ることができました。
手術当日
とうとう手術当日です。朝食は食べられず絶食が必須です。(なぜか6:00に朝食が配られそうになったので事情を話してさげてもらいました笑)
9:00まではお水やお茶は飲めます。その後は呼ばれるまで自由時間となります。
14:00頃に看護師の方がきてその後、手術室へ移動します。ついに手術です。
手術は全身麻酔ですので、まず酸素マスクをつけて、その後麻酔薬が点滴を通して注入され、一瞬のうちに眠りにつきました。
ーーー 3時間後 ーーー
いつの間にか意識が戻ると、喉から空気の管を抜いている様子で目覚めました。そして、担当医師から声をかけられ「足うごかせますかー?」「手動かせますかー?」など問いかけにぼんやりしながら答えていきます。
が、ここで予定外のことが!すごく尿意があり、おしっこをしたい旨を伝えると、「いま管が入っているので感じるだけなので大丈夫ですよー」と!! 説明になかったが、2時間を超えるような手術の場合、尿道カテーテルを入れられるらしい。。。
尿意を我慢しながら、意識はぼんやりしつつ、病室へ戻されました。
苦しいターニングポイントその1
ここから3時間絶対安静となるのですが、前日ぐっすり寝てしまったせいか、なかなか寝ることができない!しかも酸素マスク慣れてなくて苦しい!まず1回目の苦しいポイントがここで訪れました。
どうにかこうにか頑張って寝て3時間経つと、看護師の方が状態を確認しに来てくれます。体温は37.5、血中酸素濃度97、血圧150と全身麻酔による影響が出ていました。
苦しいターニングポイントその2
その後、自分で立って歩けるかを確認し、歩けるようであれば尿道カテーテルを外します。これが2回目の苦しいポイントとなります。
実は思ったほど痛くはなかったのですが、術後ということもあり弱っており、変な想像したりで、けっこう個人的に苦痛でした。
手術日はご飯は出なく(よってこの日は絶食)、点滴で栄養補給がされます。
なので、あとは寝るだけなんですが、実はこの最初の夜が一番辛いです!
苦しいターニングポイントその3
熱があるし、鼻の中はガーゼがパンパンに入っており、鼻呼吸は不可です。そして、痛み止めが切れるこのあたりから術後の痛みが襲いかかってきます。横になっても寝れないので座りながら寝ようとしてみたり、とにかく色んな方法で寝ようとしますが、まず寝られません。私の場合、結局ようやく寝られたのは朝方4時過ぎでした。
手術後初期
手術後からほぼ鼻の痛みと、鼻のつまりと、熱によってほぼ寝られないまま朝を迎えました。
6:00に回復食としてはじめてのご飯がでます。1日ぶりのご飯なんですが、まぁ、これが食べられません。私は普段けっこう大食いなんですが、体調悪すぎて、半分すら食べられませんでした。
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朝の時点で熱は引き続き37.5でしたが、鼻の痛みは多少引いた感じがあり少し楽に感じました。お昼を過ぎた頃には鼻の痛みはだいぶマシになりましたが、今度は別の症状が。
顔の鼻のの周り〜目のまわりあたりが腫れ上がってきていましました。
(結果としてこれは退院日まで続くことになります)
そのため、急遽先生にみてもらうことになりました。
診断してもらった結果、鼻の中のガーゼを抜いて一旦様子を見てみることに。
苦しいターニングポイントその4
そう、この鼻の中ガーゼ抜きが苦しいターニングポイントその4になります。全身麻酔の手術中に実は鼻の中にガーゼが14枚も詰め込まれており、それを全部抜くのです。
結果からいうとスプレーで鼻の中の麻酔もするので思ったほどは辛くはなかったのですが、鼻の奥底から何枚もガーゼを抜かれるので冷や汗は大量に書きました。人によっては気持ち悪くなってその後立てなくなるとのことで、看護師さんに車椅子で送迎してもらうのが基本のようです。
ガーゼを抜いて見た結果、少しバイキンが感染しているかもしれないとの事でこのあとからステロイドや抗生物質などは錠剤ではなく、点滴に変わりました。
代わりのガーゼを4枚詰め直し、これはまた後日に抜くそうです(このガーゼは奥深く入ってないので、抜くのは今回ほど苦しくないとの事)
点滴が6時間おきにしないといけないので、ここからしばらく、夜18:00→夜中0:00→朝:6:00→お昼12:00の感覚で点滴を続けることになります。
この日はまだシャワーに入る元気はなく、夕食はどうにか頑張って完食しました。
睡眠に関しては、鼻もまだ全然通ってないので口呼吸しか出来ず、熟睡するこは出来ませんでした。が、1日目と比べればかなり楽になっており、全然寝られないということはありませんでした。
この後、2日間は熱が出続けたのですが、基本的には同じような生活を続けていました。
手術後中期
3日目くらいから、熱は36.5と完全に下がりかなり元気に。
この日、再度先生の診断をしてもらいました。
詰め直して残っていたガーゼを抜いてもらい、鼻の中を洗浄してもらい処置は完了。
しかしまだ鼻詰まりがひどく、両方の鼻は完全に通っておらず、鼻水はまだ定期的に出る状態でした。
顔の腫れに関しては多少引いたのでこの日で夜中の点滴で終了し、錠剤へ移行することになりました。
この頃になるともう苦しい!という感じは皆無ですが、ただ鼻が通らないなーという感じがずっと気になる感じです。
手術後後期
順調に回復し、私の場合ですが6日間で退院となりました。しかしながら完全に回復したわけでなく、ここから1ヶ月ほどは再診をしてもらいながら様子見となります。
私の場合は、鼻水が永遠にたれてくる症状と鼻詰まりの症状がなかなか治りませんでした。退院後も2日に1度は再診のために病院へ通うことになりました。せっかく手術をしたのですが、残念ながら一ヶ月以上これらの症状に悩まされ続け、結局約二ヶ月くらいで完治となりました。
これだけは絶対に知っておきたかった事!!
今回色々事前には情報を調べてこの手術に挑んだのですが、これだけは知っておいたほうが良かった!!という点をいくつかまとめました。
特にお金に関わることは重要です。高額医療費や病床手当についても記載していますので、ぜひ御覧ください。
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