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就学前教育は小1プロブレム解消の鍵となり得るか?

昨日、このような記事が目に留まったのでご紹介します。

【独自】学習態度・学力ばらつき「小1問題」解消、文科省が5歳児に「教育プログラム」

参考:文部科学省HP 資料

開校当初から私はずっと、幼小の連帯・架け橋をとnoteでも記事にしてきました。その主たる理由は、それぞれの特色ある保育園、幼稚園での児童期を過ごした子ども達が小学校へ入学したとたん、一括りとされ、本格的な「教育の場」に送り込まれることにより生じる【ギャップ】に危惧を感じているからです。もちろん、子ども達には一人一人個性や適性があるので、小学校入学後も特段、困ることなく学校生活を送ることが出来る子どもも居るでしょう。しかし、一定数の子ども達にとって、小学校入学は時として大きな壁となり、諸所の問題を生む引き金となることがあります。これはお子さんに何らかの病気や発達障害がある、なしに関わらず、どんなお子さんにも起き得ることです。

幼稚園や保育園までは保護者の送迎や園バスで登園していた子ども達が小学校になると、自分の徒歩で通学路を歩いて行かなければなりません。しかも、一人一台タブレットが配布された今も、ランドセルの中身は変わることなく教科書やノートでいっぱいでとても重たそうです。

また、幼稚園では先生は保護者的な愛情表現、受け止め方をしながら子ども達と接し、時には抱きしめたりしてくれますが、小学校ではそういった教育の方法はほとんど取られることはないと思います。

更に、小学校では宿題、テストがスタートし「学力」という新たな基準が子ども達に設けられるのです。

私が言いたいのは「幼稚園や保育園が良くて 小学校は悪い」ということではありません。入学を心待ちにしていて、緊張の中にもキラキラ輝く笑顔を見せていた子ども達が、春を過ぎ、2学期が始るころには、その笑顔に陰りを見せ始め「学校、大変」「勉強、大変」と言い始める。中には「幼稚園に戻りたいな」と言い出す子も居るくらいです。私は、ここに生じる「ギャップ」つまり入学を機に訪れる子ども達への精神的、肉体的な負担をいかに少なくすることが出来るか?を常々考えています。

そのために、幼児教育の中に就学前教育(学習)を取り込むことは行き過ぎた先取り学習や詰め込み学習でないのならば有効であると考えています。現に多くの幼稚園、保育園では試行錯誤をし、子ども達に学びの機会を作っているように思います。しかし、園ごとに方針が大きく異なるため、行われている学習、教育も様々、つまりバラバラと言えます。今後は国の方針として幼児への就学前教育(学習)を行っていくようなので、この辺りの具体的なガイドラインが今後、どのような形で現場に持ち込まれていくのか、子どもや保護者、教育者に影響を与えるのか?大変、興味深いところです。

幼児への学習はやみくもに行うのではなく、その目的を明確にした上で行うべきです。また、幼児の学習はお受験をする子ども達にのみ関わることではなく、全ての子どもに関わることです。小学校入学後、子ども達がその「ギャップ」に少しでも苦痛を感じることなく、学校生活を送ることが出来るよう「幼少の架け橋」となる学習の準備を当教室では行っております。「小1プロブレム」が気になる保護者の方、入学に向け学習準備を少しずつ始めておきたい方はどうぞ、当教室までお問合せ下さい。個別指導ですので、お子さん一人一人のペース、そして心に寄り添った学習を一緒にしていきたいと考えています。

当教室のある福岡県(市)では今後、どのような取り組みをしていくのか注目をしつつ、最新情報が入りましたらまたこちらでお知らせいたします。

それでは、次回もどうぞ、お楽しみに。







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