まるで1000本ノックのような小言。
『先生、何度言っても同じことを繰り返す時はどうしたら良いでしょうか?』と保護者の方から質問を受けました。これは、実に多い悩みの一つです。皆さんにも心覚えがあるのでは?何度言っても同じことをする…。『本当にこの子、分かっているのかな?』『もしかしたら、何かの病気があったりして…』そんな風に不安になったり、イライラすることもあると思います。《何度注意しても治らない》そんな時はどうしたらいいのでしょうか?
私の場合、まずは子どもが《わざと》そうしているのか?を確かめます。家の中や親の前では出来ないことでも、園や学校、習い事の場ではちゃんと出来ていることはよくある話です。園や学校、習い事の先生にこっそり様子を聞いてみて下さい・笑。親の予想に反して《ちゃんと》していることが多いです。あとは、何に対して親が注意を繰り返しているのか?そこも大事な確認ポイントです。例えば、それがその子の《個性》や《性格》に関することなら、繰り返し指摘したり、同じことで注意し過ぎることは避けてほしいと思います。これは、よく考えると分かりますよね?性格や人格に関することは…私でも『何を今さら!』と思うでしょうし、『ぜーったい、変えないもんねー』とむしろ、反抗的な態度に出るかもしれません・笑。
ただ、気になって繰り返し注意していることが《マナー》に関すること、つまり年相応に身に着けてほしいことや人を不快にするようなことの場合は、例え効果がないと思えても、繰り返し注意や意識させることは大事です。あと、《嘘》もいけませんね。我が家でも、娘の食事のマナーでどうしても気になることがあり、繰り返し注意を続けていることがあります。指摘すると、ハッと!思い出すようで直すのですが、また繰り返す。何度も繰り返されるこのやり取りを見ている夫は、はじめは注意をしていましたが、今はもうしません。夫は『意味がない』『変わらない』と判断をしたようです。でも、私はそれでも気になったら言います。だって、注意する人が居なくなったら娘はこの先、ずっと悪い癖を持ったまま生活を送ることになります。確かに、何度も同じことを繰り返し注意することを馬鹿馬鹿しく思うこともあります。私だっていちいち口うるさく注意はしたくない。娘だってされたくない。その間はやや重たい空気が漂うので、お互い決して気分がいいものではありません。でも、注意してくれる人がいるうちが華。見て見ぬ振りをされ、放置されたままの方がよほど辛いと思うのです。
そんな訳で、私は『1000本ノック』と称して、繰り返し注意、指摘を続けます。もちろん、感情的に叱ったりはしません。もう、何度も同じことで注意しているのですから、いちいち説明は不要です。短い言葉で、淡々と声を掛けます。1000本ノックがいつの日か、身を結ぶといいなぁと淡い期待を込めて、今日も口うるさい母でありたいと思います。いつか、このしつこい小言すらも懐かしく思える日がきっと来る!そう信じています・笑。
こうして、夫婦でも子育てやしつけに関して意見が異なることは当然、あります。優先する物事の順位や価値観の違いがそうさせるのでしょう。でも、そこはお互いに、譲歩をしつつも大事な我が子のため。時には、1000本ノックを打つ、鬼コーチの役割を演じることも大事なのでは?と思っています。ちなみに、私、中学時代はソフトボール部でした・笑。親友と一緒の部活がいい!という単純な理由で決めたのですが思いの外、厳しい部だったので即、後悔しました。コーチや監督のノック…。怖かったなぁー。運動部は3年間でお腹いっぱいになり、高校では演劇部に入部しました。こちらは、台本を書いたり、演じたり楽しかったです♪確か、最後に演じたのは『若草物語』でした。さて、問題です。私は4姉妹のうち、誰を演じたでしょうか?・笑。
話がどんどん、逸れてしまいましたが、諦めた方がいいことと、もう少し頑張らせた方がいいこと。このさじ加減がなかなか難しいものだなぁと記事を書いていて思いました。毎日の小言、皆さん、本当にお疲れ様です。
それでは、次回もどうぞお楽しみに。
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