夏休みの宿題への心構えと下準備
さて、そろそろ夏休みを意識し始めるお子さんも多い頃ではないでしょうか。新1年生にとっては小学校入学以降、はじめて迎える夏休みです。楽しみにしているかなぁ?と思い、先日、レッスン中にお子さんに聞いてみましたが、返事は…。『えっ?学校、ないの?行けないの?』だそうです。もっと夏休みを心待ちにしてるかなぁと思っていたので、ちょっと拍子抜けしました。このお子さんの場合、入学当初は行き渋りもあり、心身に不調が出たことも。そのため、お母様も随分と心配されていました。しかし、お子さんの言葉からも分かるように、今ではすっかり?学校生活に馴染んでいる様子が分かります。子どもの力、適応能力って本当に凄い!信じて、見守ってきて良かったです。
【宿題は計画的に取り組もう】夏休みの宿題は学校や担任の先生によっても、分量や内容に随分とバラつきがあるようです。私の場合、『夏休みの宿題、持ってきてねー』と声掛けをしているので、小学生の場合、夏休み中のレッスンは1学期の復習+宿題に取り組むことになります。*幼児のお子さんは通常レッスンです。皆がどの宿題を私の元へ持ってくるのか?今から楽しみです。ちなみに我が家では家庭学習をはじめて8年目になりますが、夏休みの宿題をする際には必ず《計画》を立てるようにしています。計画と言ってもいつに何をするのか?など、細かく決めるのではなく、ざっくりとした計画です。それでも、無計画に進めるよりは効率的だと思っています。
①宿題の量や内容を把握・・・どのような宿題がどれだけ出されているか?はじめに確認することで、後から『こんなのもあったー!どうしよう!!』と、心臓にも悪く、親子喧嘩の火種を生み出すことを回避することが出来ます。
②家族の予定やスケジュールを確認・・・夏休みには家族でのお出掛けやその他にも習い事、イベントがあると思います。それらの予定を確認し、宿題に取り組める日や日数を知っておきましょう。時間はたっぷり?あるので、《遊ぶ時は思い切り、遊ぶ!》《学習する時は集中する》メリハリを付けるこれが一番です。
③短期的、長期的な流れを考える・・・プリントやドリル系の宿題は夏休み前半に終わらせるのが理想です。毎日、少しずつコツコツと取り組んでほしいと思います。学校がお休みになると生活も乱れがちになることもありますが、せっかく身についた家庭学習の習慣が崩れてしまうのは、勿体無い!出来れば、午前中に宿題をする習慣を付けれるといいと思います。その方が午後から、心置きなく遊べますしね♪
また、自由研究や作文、お習字、絵画、工作、調理や裁縫など、時間が掛かりそうな宿題やじっくり取り組みたい宿題は焦って終わらせる必要はありません。これらの課題は、製作までの過程も大事です。加えて、丁寧に取り組む姿勢が求められている課題とも言えます。くれぐれも、最終日にやっつけ仕事にならないように注意しましょう。(度重なる後悔を繰り返した過去の自分に言いたいことです…。)
④下準備、イメージをしておこう・・・上に挙げたような技能系・創作系の宿題に関しては、事前に下準備をすることが可能です。例えば、『どんな自由研究をしてみたいか?』をお子さんと話したり、そのために必要な本や資料集めをするのもいいでしょう。いきなり取り掛かるのではなく、まずはイメージを持つ。その方が、スムーズに進めることが出来るはずです。
⑤宿題+1の学習をしよう!・・・宿題で分からない箇所、1学期で苦手だった所は、必ず復習をしておきましょう。また『これがしたい!』ということがあれば、どんどん取り組んでみましょう。自学ノートを活用するのもいいと思います。時々、『2学期の予習は必要ですか?』と聞かれることもありますが、それもお子さん次第です。1学期の学習が特に問題ないようならば、少し先に進めるのもいいと思います。特に算数、国語の漢字は半歩、予習しておくことをおすすめします。その他、理科や社会などの科目は《教科書を読む》これだけでも十分な予習になります。『2学期はこんなことを勉強するんだなぁ』この意識付けが大切です。
せっかくの長期休暇です。夏休み中はたくさん、たーくさん、遊んでほしいと思います。と同時に、毎日少しでもいいので、家庭学習の時間を設けてほしいところです。その方が、生活にメリハリも生まれますし、何より夏休み明けの学校生活が楽!です。すっかり学習習慣を無くしてしまうと、新学期始めはしんどくなります。長丁場の2学期を前向きに乗り切るためにも、お休み中の学習習慣、学習への意識付けをキープしてほしいと思います。
娘にとっては、小学校最後の夏休みとなります。どんな宿題をどれ位持ち帰るかは分かりませんが、最後に泣くことのないよう、計画的に進めてほしいと思いますし、それが出来る習慣は既に身に付いていると信じています。本当です。信じています・笑。宿題+1の学習については相談中ですが、多分、春休みに続き英語の学習をすると思います。中学に向けて…という意味もありますが、何より!私が教えていて楽しいので・笑。また我が家の家庭学習の様子については、お伝えします。
それでは、次回もどうぞお楽しみに。