Q.世界一周して良かった?
2023/2024で世界一周に行ってきました。
アジア、オセアニア、ヨーロッパ、アフリカ、南米、メキシコ、アメリカを
さらっと一年くらいかけて。
帰国して思ったことは、
「終わったー。生きて帰ってこれてよかった。」
羽田に着いた時、小さくガッツポーズした(笑)
なぜ私が世界一周をしたか…
大学4年の時にアイルランドに半年間語学留学をし、
その時に
自分はたまたま日本に生まれただけで、もっと他の国でも生活してみたい
自分に合う国を探しに世界一周だ
と思ったことがきっかけだと思う。たぶん(笑)
ちなみに寒くて雨の多いアイルランドは全く合っていなかったです。
自分勝手な思いを軸に就活を行い、無事中小のソフトウェア開発会社に入社。しかし…
5年で技術とお金を手に入れて、海外逃亡やーの気持ちだった。
しかし、しっかり天罰を食らった。
入社後初めての日曜日、研修も5日やっただけ。
そんなフレッシュマンが脳梗塞。
右半身痺れて自由に歩くこともできない。
頭もずっと痛い。
嘘だろ。終わったー。
これ世界一周はおろか普通の生活もできないでしょ。
そんな中、会社からは
「次いつ出社しますか?」
いや脳梗塞って昨日言ったやん。いつとか知らねえよ。
「分かりました。退院したら診断書持ってきてください。」
あー、もう3年で辞めて海外逃亡やーに変わりましたね(笑)
幸運なことに数日後に自力で歩けるようになり、
頭痛は残っているものの10日で退院し、即研修復帰。
老人だらけの病室は本当につらかった。
世界一周の目的も
死ぬ前に地球の裏側の景色、人に会っておきたい
このまま死ねるか
に変わってました。
結果的に予定通り3年で仕事は辞めたものの、コロナで足止め。
1年日本、1年オーストラリアを拠点に働いたり旅したりでした。
そして仕事を辞めてから3年目でようやく世界一周出発。
直前にオーストラリアに1年ワーキングホリデーに行っていたこともあり、台湾から始まったこの度はぬるっと始まった記憶。
やっぱり記憶に残るのは自分自身の常識とギャップがある時。
そして良くも悪くも感情が大きく動いた時は忘れられない。
アフリカは特に忘れられないことが多かった。
モロッコは世界三大ウザイ国と言われているらしく、
初めてのアフリカ大陸だったのもあり、とても警戒して入国したが、
ただのお節介だったり、人懐っこい人が多かった。好きな国の一つだ。
エジプトも同じウザイ国の一つだが、
こっちは本当に一般市民にも詐欺師が紛れてるレベルにウザイがあふれていた。
ああいう国で生きていくのはこれから書く貧困国以上に大変だと自分は感じた。
人を騙すことに罪悪感すら感じなくなった人たちは怖い。
ルワンダはエジプトで失った私自身の他人を信じるということを取り戻してくれた。
本当に優しい人が多く、見返りを求めず、道を教えてくれたり、席を譲ってくれたりした。
サッカーボールと共に旅をしていたが、一つ目はルワンダの子供達にプレゼントした。思い出の国だ。
ウガンダは現地の小学校を訪問した。
小学校を卒業するのも大変らしい。
中身を知ったら確かに厳しかった。
クラスに1つあるかないかの教科書、先生の板書、話をもとに学習。
毎年ある進級テストに合格しないと上の学年にすら上がれない。
他にも児童労働のために退学する子供もたくさんいるらしい。
なんて世界は不平等なんだ。
自分はめちゃくちゃ恵まれてるけどその環境くそ無駄にしてた。
とどうしようもない過去を後悔した。
書き出したらきりがない。
A.とにかく世界一周して良かった
本当に行けてよかった。
今後あと何年自分が生きられるのか分からないけど
この経験は一生消えない、自分にとっての大きな財産だと思う。
この財産を誰かに分けずに死にたくはないと思っていたからこそ
帰国時に旅の終わりと生きていることに対して喜べたのだと思う。
これからは
奈良で地域おこし協力隊のユースワーカーとして学生の将来の選択肢を拡げる仕事をします。
多様な人たちに出会ってきた自分だからこそ伝えられることがあると思ってます。
正直こんな仕事があって良いのか、とは思っているので、
この3年で他のお金になる仕事を作っていこうと考えています。