SDGsの取り組みの共有化を進めよう!!
今日、福井市のユー・アイ ふくいで行われた「SDGsと企業経営 良い社会、良い地域社会を作るSDGsとは」の講演会に参加しました。その話では、SDGsに取り組むことで会社自身が良くなったり、地域社会への評価が良くなったりする事例をたくさん知ることができました。講師である日刊工業新聞の松本さんは自身の新聞のSDGsの特集を担当している編集者です。内容では、ある会社では仕事依頼内容数が毎年減少し会社の将来に危機を感じていた社長が障害者の部署を自身の会社に作りそこから他社と障害者をつなぐビジネス事業を展開することを行っている事例を聞きました。ある会社では始めは会社自身で障害者の支援を中心に雇ったり、職業体験を行ったりしているところから同業種の他社から障害者の雇用を依頼されるようになり、自社で研修を行った障害者の適性を考えながら就職活動の支援などを行うようになったそうです。また、その活動のおかげで仕事の依頼内容が増えていったそうです。
最近はSDGsブームとなり多くの企業でSDGsに関する宣伝が多くなってきています。その中で本当にやっている企業とただ行っているだけの企業があり、見分けが分かりづらくなっているそうです。その差を比べると、やっている企業とはある理由やきっかけがあって取り組んでいる企業のことを指し、やっていない企業はただ単にSDGsのバッジを付けているだけの企業です。最近の若者は企業の経営者にどうしてSDGsに取り組むのかを就職活動などで聞いているそうです。その答えがはっきりと答えられ、従業員や地域社会が実感できている企業が本当にSDGsに取り組んでいるのだとわかるらしいです。
一方、昔からSDGsに取り組んでいる企業やSDGs的なことに取り組んでいるのに発信していない企業があります。その多くは中小企業だそうです。これらの企業はしっかりやっているのに全然評価されていないのではないのかと懸念されています。だから、選考して頑張っている企業が報われる方法や仕組みが大事になってきます。例えば、神奈川県の川崎市では今年の3月から入札評価項目にSDGs認証を設け、しっかり行っている企業にはその評価が正しく反映される仕組みを作っています。福井県でもSDGsの認証団体が企業を登録する制度があり、すでに500社以上も登録されています。こうした企業のものを購入したり、支援したりすることを積極的におこなっています。このようにして中小企業でもSDGsの活動を行っていることを評価しやすいようにしています。この取組をさらに拡大するためにはそれぞれの企業が行っているSDGs活動の情報を共有できる場所が必要だと考えいます。企業同士の意見交換会などを行う場を行政や高校生が中心となって設け、SDGsの活動がわからない企業の方にも情報を提供することができます。また、すでに行っている企業でもさらに他のことに挑戦していく知恵やヒントを得ることに繋がります。みんなでやっていることを共有化しながらSDGs活動を進めていくことが活動の推進・普及を促進することになっていくと思います。
皆さんの活動を広げながら新しい活動を行っていき、一人ひとりの行動や考え方が変わっていくようにすることがSDGsを行う上で何よりも大切だと考えています。
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