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来年以降の受験を受ける農業高校生に伝えたいこと。 合格体験記

 12月1日(水)に福井県立大学生物資源学部創造農学科の合格発表がありました。結果は・・・・なんと合格しました!

 そこで、今回は合格に至るまでに取り組んだことや、エンジンがかかった瞬間について話そうと思います。

 福井県立福井農林高等学校に入学した当時の私は大学進学を目指すなんて思いもしませんでした。中学生のテストはほとんど勉強せずに毎回赤点でした。正直、高校選びも「中学校の友達が行くから自分も行こう。」といった安直な考えで選びました。

 私は高校でも勉強はほどほどにして、部活を一生懸命していこうと思っていました。しかし、私の考えが変わったのは、2つ年上の先輩と1つ年上の先輩が国立大学に合格したことがきっかけです。その時私は「自分もこんな先輩になりたい。」と思うようになりました。そこで、私は部活動の顧問をしていた津野先生に「大学進学を目指したい。」と相談をしました。そして、私は津野先生が指導するSDGs推進チームに所属し、活動を始めました。SDGs活動は私を驚くほど成長させてくれました。企業の方やボランティアの方との交流を通じて、人とのつながりの重要性や刺激を受けました。

 こうした活動を続けていく中で3年生になり、志望校を決める時期になりました。私は成績を見ながら行ける大学を探し、言ってしまえば「合格できる大学」を探していました。そこで、私は第一志望校を津野先生に伝えると、「努力して受かる大学を選んだ方が良い。」とアドバイスをいただきました。そこで、私の学んでいる環境工学科で何十年も行っていない福井県立大学を目指すようになりました。

 この瞬間が私にとってエンジンがかかった瞬間です。

 そこから私は半年間毎日7時に学校へ行き、津野先生とのやり取りを始めました。そして、津野先生に勧められ意見発表会や小論文の練習を始めました。意見発表会ではさまざまな場所で発表の機会をいただき、「人前で話す力」を身に付けていきました。小論文では言葉遣いや誤字脱字の重要性に気付くことができ、言葉を紡ぐ楽しさを知ることができました。夏休み期間は一度も休まずに津野先生の所に行き、指導していただきました。そのおかげもあり、意見発表会では日本一を獲得、小論文では当初のころよりは言葉を紡ぐことができるようになりました。

 そして、受験本番の2日前に課題研究の合間に合格祈願をしに神社に行きました。運試しにおみくじを引き、私は大吉を引くことができました。おみくじの受験に関する部分には「合格する。」と書かれていたので自信を持つことができました。

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 こうした取り組みの結果、合格することができた私ですが今後、受験を迎える農業高校生に伝えたいことがあります。

 それは、人より努力をすることです。私は福井農林高校の生徒の中で1番努力しました。これは、断言できます。頑張っていれば、必ず誰か見ています。そして、頑張っていれば困った時に誰かが助けてくれます。正直、辛くてしんどい時期もありました。受験のことしか考えられず、授業を聞いていない時期もありました。しかし、辛いことを乗り越えた先は最高に楽しい日々が待っているので、来年以降の生徒は頑張ってください。
 もう一つ、感謝を忘れないでください。受験に合格したのは努力の結果もありますが、確実に先生のサポートがあります。こうした感謝の気持ちを持つことが大切です。
 最後に寝ることも重要です。私は効率が悪いせいで睡眠時間を削りながら生活してきましたが、寝ないと体が悲鳴をあげます。気を付けてくださいね。

 これまでさまざまな取り組みに携わってくれた人に感謝しながら、残りの学校生活を謳歌していきたいと思います。

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#エンジンがかかった瞬間

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福井高専 つのらぼ
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