福猫日記
ここ1ヶ月世間に注目されている原作改変問題。
小説や漫画が好きな一読者からしてみれば、映像化の情報を目にしたら、見てみたい気持ち半分、どうせ原作からはかけ離れるだろうという諦め半分が正直なところ。
本当に原作の世界観をきちんと表現した作品は本当に数少ない。
逆に『模倣犯』のように、がっかりを通り越して怒りしか湧かない作品の方が多いような気がする。
例を上げればキリがない。
興行的には売れたとされる作品でも原作のファンからしたら、『リング』や『ガリレオシリーズ』のように、何故主人公や主要人物の性別を変えたり、『ミステリという勿れ』のように本来主要キャラではないものにスポット当てたり、逆に主要キャラが消えたりする必要があったのか意味がわからない作品も多い。
スポンサーの意向や、売れてる(売り出し中の)俳優というキャストありきでないと興行成績が見込めないという大人の事情もわからないではないが、世界観は壊して欲しくないなと思うのは身勝手なのかな。
勿論、原作を知らずに見た映像も多々あり、それなりに楽しんで満足した作品もあるけど…。
この騒動で原作者の方々からの声や、原作ファンの声を目にすると、私がモヤモヤしてた気持ちを誰しもが抱いていたのだと実感。
併せて原作を知らない作品に対しては、これも変な改変されてるんだろうなと穿った見方をしてしまう自分がいる。
全ての人々が満足いく映像化が難しいのはよくわかった。
でも一読者として望むのは、なるべく忠実に世界観を壊さない映像化をお願いしたい。