
新卒4年目6社のキャリアの作り方
たくさん転職するのがいいって言うわけではなく、転職し続けたら転職に出会えました(?)っていう話でもないです。
ただ、ふと立ち止まってみたら「地雷」キャリアを築き上げてしまっていた失敗談として書いています。
ちなみに、6社の軌跡としてはこんな感じ。
======▲履歴書▲======
人材紹介 営業(6か月)
広告代理店 営業(3か月)
商社の飲食事業部 広報(3か月)
広告代理店 広告コンサル(1年)
農業系IT企業 営業(1年)
広告会社 広告運用(6か月目)←イマココ
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不景気のこのご時世、大変ありがたいことにたくさんの会社様にご縁をいただきました。「なんで転職したのか」「どうやって転職したのか」っていうところを特別にお教えしましょう。
■1社目■
まずは記念すべき1社目。飲食業界特化型の特殊な人材紹介会社に勤めました。
初出社の4月1日には、従業員3名(私含めて)の会社に入社しました。
就職を機に上京したタイプの人間ですが、すでに内定もらっていた会社でのインターンで心折られた後に2週間で入社を決めた会社です。(新規テレアポで心折れた。この話はまた別の機会に…)
地方から就職を機にあこがれの東京へ上京しましたが、新社会人としての出だしから若干躓いてました。そう。振り返ってみるとめっちゃ躓いてる。
小さい会社なので社長のフォローや営業や学校対応などなど、、、時には人事の方から人事コンサルをお願いできませんかとご連絡いただくくらいには新人感を出さないように勉強しながら働いていました。
だがしかし。私、結構学生時代の就職めちゃめちゃ苦労していまして、、、東京に就職したからにはでっかいビルの中にあるような会社でバリバリ働きたい。年収上げたい。という気持ちが沸々と湧き上がってきたのです。
ただ、小さい会社では小さい利益しか見込めませんし、事業内容も小さいので「東京に来たぜ!!」というような感じは全くありませんでした。というより、東京への偏見がすごかった。
なのでいったんいろんな転職サイトに登録してみた。というのが転職のきっかけです。そして、手ぶらで行った会社で人事と社長と気が合いノリで転職します。
■2社目■
今度は広告代理店です。いまは事業内容を変更したようで広告会社になっているようですが、私が入社した当時は広告代理店でした。渋谷にあるイケイケのスタートアップベンチャーというやつです。
ただ、私は広告代理店という存在もなにも知りませんでした。はい。田舎の大学では社会にはどういう職種があって業界があるのか、なんてそもそも就職指導室の先生ですら知らないのですから。
なんか社長が面白い人だったし、いろいろやれ!そんで成長しろ!会社を大きくさせるぞ!という感じの方だったので単純にこの人と一緒に働きたいって思ったのがきっかけです。
しかし、ここでも社会の洗礼を受けました。そうです。3か月でクビです。一応正社員として内定いただいており、働いていたのですが、年末に「明日から来なくていいよ」と言われました。薄々やばそうな兆しはありましたし、細かく話せば色々ありますが、表向きには「この会社にあっていないし、成果をあげられてないから」と言われました。
私はあらかじめ「私、新卒です。業界未経験ですし、こういうお仕事あるって知りませんでした」って話もしていたのにもかかわらず3か月で成果上げれてないから明日から来なくていいよ、っていうのも酷な話だと思います。めちゃしんどかったです。
でも、私、自分で言うのもなんですが、友達に恵まれておりまして。いろんな友達が会社を紹介してくれたり話をつなげてくれたりしました(結局ご縁をいただくことはありませんでしたが)
で、強制的に転職です。とりあえず履歴書をいろんなところに送りまくって最短で内定もらえたところに転職しました。
■3社目■
3社目は複数事業をもっている会社の飲食事業部の広報としてご縁をいただきました。
ただ、広報の前任の人がめちゃめちゃ高圧的な人だったらしく、各店舗の店長副店長やスタッフにまでも冷ややかな目で見られることが多かったです。
しかし、皆さん本当はいい人たちだったので普通に接してたら普通にいい感じに接してくださりましてとても平和な毎日を過ごしてました。前職よりほんのちょっと給料も上がりましたし、物足りないと感じつつも充実した毎日を送っていました。
そんななか、2社目でお世話になったクライアントからお声がけをいただいたのです。めちゃめちゃ有難い話ですよね。もうお声がけいただけたことがうれしくてうれしくて、、、転職しました。
3社目の皆さんは驚きながらも何かあったらいつでも戻ってきなよ、とありがたいお言葉をいただきつつ私は4社目に旅立ったのです。
■4社目■
ここでも広告代理店です。2社目と違い、周りは元大手のマーケターだったり、大手ゲームに携わった人だったり、、刺激的でストイックな人たちが多い職場でした。4年の中で一番刺激を受けた会社です。
ただ、お声がけいただいた手前何か結果を残さねばと奮闘するもなかなかいい結果を出すことができず、とっても精神的なダメージは結構ありましたね。
結果的には自分が持っている案件の売り上げは伸びたものの、精神的にも肉体的にもボロボロではありました。
4社目に入社して半年くらいして、今度は大学時代にお世話になった会社の方(以下Aさんとします)が別の会社のマーケターと事業立ち上げの人員として仕事に誘ってくださいました。とっても嬉しいお話だったのですが、現職でまだ明確な成果もあげれていないのに早速転職なんてもう薄情すぎです。それから半年間当時のお仕事を頑張りつつ少しずつ成果を上げていくと同時に自分に自信がついてきました。その間でも、Aさんからのお誘いの話がずっと続いておりまして…
めっちゃめちゃ悩みました。このころの仕事はお給料も低くて24時間働いているようなものでしたが、他社ではできないような仕事をいろいろ経験させてもらっていましたので、転職に関してはとても悩みました。
ただ、一緒に働いている先輩も「一生働き続けられる会社ではないよね」と言われ、ㇵッとしました。今の仕事は好きですが、夜中の12時でも容赦なく連絡がくるのが現状で、確かにずっといる会社としては厳しい環境ではあるのかなと感じ始めました。
ある日、働きすぎで鼻血が出ているのにもかかわらず、朝から晩まで隣で働いている上司を横目に「やばい会社ではあるよなぁ」とは思いました。そこで私の当時の職場に対する愛情がプツンと途切れた瞬間でした。
純粋に「死ぬ」と思いました。
ただ、次の転職先の条件としては地元に戻らないといけない状況でもありましたし、転職に当たってやることがめちゃ多かったので不安も大きかったのですが、金銭的な面でもフォローしてくれるというのでずっと電話をくれていたAさんのお話を受けることにしました。
■5社目■
ついに5社目です。この時新卒3年目。履歴書だけで「私、地雷です」と主張できるようになってきました。
さて、マーケター枠として採用されたはずの私はなぜか「営業」としてのポジションからスタートしました。理由は市場がとても狭く、売っている商品の認知度も低いため、まずは現場を知れというお達しでした。
たしかに、マーケターは幅広く多くの人にものを買ってもらうまでのアクションをするお仕事です。であれば、「どいういう人がこの商品を買ってくれるのか」「この商品を求めている人はどんな課題があってこの商品に対して何を求めているのか」などなど市場を知るためには全うな理由です。
入社してから半年の間で九州はすべて行きましたし、北海道、名古屋、兵庫まで出張して営業活動をさせてもらいました。リードの獲得方法が良かったのか、すべての商談がいい感じでまとめることができとてもとんとん拍子な感じではありました…が、私を誘ってくださったAさんが唐突に会社を去ってしまったのです。(実質クビ。何があったのかはまた後日)
そこから私はマーケター候補としての営業マンではなく、完全に1エリアを任せてもらえるくらいまでの営業マンとして大変身しました。マジでわけがわからん。
とはいえ、この業界にいる人たちも会社の人たちもめちゃめちゃいい人たちばかりで新規獲得での飛び込み活動もクレーム対応も挫折することなく1年続けることができました。
なんなら、有難いことに紹介獲得件数が全国1位を獲得することができ、いろんな人に支えてもらいながら働いているなと、充実した毎日ではありました。
ただ、ここの会社もかなり営業マンに依存したビジネスシステムだったので私の稼働時間はほぼ24時間。土日関係なく顧客対応や提案書の作成をおこなっており、ついに体調を崩しました。はい。高校生からずっと風邪すらひかなかった私が、40度近くの高熱を1週間ひきづってしまったのです。
さすがにやばいと感じ、もう一度自分の人生を立ち直ってみました。「私がやりたいことはなんなんだ」と。
営業の仕事は大変でしたがやりがいもありましたし、楽しかったです。が、私にとってこの仕事をつづけた先にあるものが見出せませんでした。立ち止まったときに自分が何のために東京を離れてこの会社に転職をしたのか、です。
本来私が志望していたのはマーケティング職。そのマーケティング職で何をしたかったかというと、適切な人に適切な商品を届ける仕事がしたい。からです。モノを売るという点においては営業の仕事とあまり変わりがありませんが、「1対1」の勝負である営業職にたいしてマーケティングは「1対世間」どういう人にとってどんな商品が売れるのか?売り方は?見せ方は?掘れば掘るほど奥深い職業だと思っています(もちろん、どの職業でもそうだと思いますが)
だから、私は転職を決意しました。そしてご縁をいただけたのが現在の総合マーケティングの会社です。6社目。もうやばい。
正直、入社したてのときは面談時と話が違いすぎて早速履歴書準備していろんな転職サイトに登録しまくって転職エージェントさんとの面談も3つくらい受けました。
カジュアル面談や筆記試験の結果で色よいお言葉をいただいた会社でも「社歴が多い」という理由ですべてお断りされたのが現状です。
ただ、今の会社は会社規模自体が大きく事業も多くはないですが、いろんなことを学べる機会は大いにあります。現に私は専門部署と兼務でオペレーション業務もやっていますのでプログラミングの勉強も始めました。
今までかかわってきていた会社や人たちと毛色が違う方たちばかりなので正直コミュニケーションが取りづらいと感じてしまう部分もありますが、この会社で最低でも3年。そしてめっちゃ資格と実績(副業含む)を積み上げていきたいと考えています。
どの会社も完璧な理想通りの会社はありません。その会社で自分が何ができるのか。が重要なのではないかなと感じる今日この頃です。