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助産院での出産レポ(長いよ)


2012年、私が21歳の時、長女を助産院で出産しました。




出産といえば、ほとんどの人が病院の分娩台に仰向けになりヒッヒッフーと息づいているところを想像するのではないでしょうか?





そう考えると、助産院の布団の上でよつんばいの姿勢で生んだ私の体験はなかなかレアなんじゃないかと思い、この記事を書くことにしました。





またこれから助産院で産んでみたいなとか、どうしようか迷ってる人の役に立てたらいいなと思います。



助産院で生みたいと思った理由

高卒18歳でプログラマーになった私は、車通勤と長時間のデスクワークを重ねる日々を送っていました。


そんな状態のまま2年が経った頃、まだハタチだというのにほうれい線が日に日に深く刻まれていく事に私はショックを受けていました。






かなりショックでしたが必死に美肌になれる食材やレシピをネット検索しました。





なぜ美肌のコスメや美容法ではなく食事に着目していたのかというと、私は中学時代、肥満児だったのですがそこから運動と食事制限で健康的に痩せられた経験があったからです。


そこから【食事や生活習慣次第で体は飛躍的に変化できる】のだと痛感しました。





そんな悩めるハタチな独身だった私はある日、40代の人なのに20代と間違えそうなほどの驚異的な美肌を保っているある方のブログを発見!





その方のお名前は「アンチエイジングの鬼」としても知られる勝田小百合さん。



小百合さんのブログを読み生活習慣や食事を少しずつ変えていくと、なんとみるみるうちにお肌の調子が良くなっていき、悩んでいたほうれい線も消えたのです!



そこから一気に小百合さんのファンになりました。




当時の私は結婚や子供を産み育てる事に興味津々で、



「結婚生活って楽しそうだなあ」「子どもは4人は育ててみたいなあ」そんな風に思っていた私は小百合さんの出産についての記事を見つけると飛びつくように読みました。



そこで今の出産現場の現状についての記事を発見したのです。

お産は人間界に残る最後の自然なのかもしれません。
自分が動物であることを思い出させてくれる大切な機会です。
昔は自宅に産婆さんを呼んで出産するのが日本人の普通のスタイルでした。
仰向けで産む人なんてほとんどいなかったようです。
動物界を見渡してみても、仰向けで産む動物はいません。







いつからでしょう?生まれるのも死ぬのも病院になってしまったのは?
陣痛は赤ちゃん側からのコントロールであるのに、その声を無視し陣痛促進剤を投与される場合もあり、そして不自然で産みにくい引力に逆らった仰向けの分娩台。
そして会陰切開、、、、








陣痛の時分娩台で仰向けになるという事は天に向かって生むような物で、ものすごく不自然で、体に負担な事らしいです。
また、仰向けでいきむと力がすべて会陰にかかり、切れてしまうので最初から切開する医者が多いとの事。
仰向けにならないと、引力に逆らわず産めるので、切れる事は少なくもちろん切る必要もないそうです。







分娩台に固定される事もなかったので、私は四つんばいや横向きなど自由な姿勢でいきみました。
そして、そのふにゃふにゃとした赤い生き物は、私の胸の上に乗せられました。
彼は自分のペースでゆっくり自然に出てきました。
そして生まれたまま、すぐタオルに包まれ、そのまま私の腕の中にいたため、赤子は出た瞬間ふにゃって言ったくらいでまったく泣きませんでした。
見ると、泣くどころか笑ったんです!
そして生まれてすぐ彼はおっぱいを吸いました。

(アンチエイジングの鬼ブログより)






小百合さんの文章から、出産の時の幸せな気持ちがとても伝わってきて、私もこんな出産ができたらいいな思うようになりました。






会陰切開の事情について知った事で、

「会陰切開なんて絶対に嫌だ!!」

って思ったし、

病気から身を守る為に当たり前だと思っていた

【消毒・滅菌・薬を飲む・とにかく栄養を取る】

という事に対して、

「あれ、本当はそうじゃない…?」

って疑問を持つようにもなりました。






そしてそこから時がたち、なんやかんやありまして、21歳でまさかの妊婦になった私。
(理想の結婚年齢は25歳でした)






21歳の私は食品添加物や化学物質が人体に及ぼす影響についての知識がかなりグレードアップしていました。


買い物の時は必ず原材料名をチェックしたり、今の旦那サマと当時同棲していたアパートから「本だし」「白砂糖」を処分したり…世間から見たらかなり”自然派”といえる人間になっていました。




そして「赤ちゃんの心身ともにベストな状態で、自然なお産をしたい!」




と思った私は助産院での出産を決意したのです。



助産院を探す

うちの旦那サマは以前アトピー性皮膚炎の方とお付き合いしていた事があったらしく、化学物質を避ける事に割りと理解がある方でした。





そのため私が「助産院で自然なお産がしたい」と言った時も割りとすんなり受け入れてくれました。




助産院での出産に至るまでの健診やケアには、保険がきくものとそうでないものがあり、病院での妊婦健診に比べて割高になってきます。





もちろん助産院でしか受けられない手厚いケアは、常に沢山の妊婦さんを抱える病院ではなかなか受けられない、とても価値のあるものだと私は思いますし、かかるお金だけでその価値は計れるものではないと思っています。



ただ私は産休ではなく、退職という形をとったので、これから先の収入の保証がなかったので、あの時旦那サマは自分ひとりの収入でこれから妻子を養っていく覚悟をしたと思います。

今思うととてもありがたい事でした。私の希望を尊重してくれた旦那サマには感謝の気持ちでいっぱいです。




ネットで県内の助産院を検索してみると、意外と近くにあることが判明。




木のぬくもりのある、アットホームな雰囲気のその一軒家は 1階が助産院になっていて、2階が助産師さん達家族の住居スペース。




そこの院長でもある助産師さんは、男の子3人のママ。

2人目のお子さんの時までは、病院でのお産で、レディーボーデンの大きいカップのアイスを毎晩食べるような妊婦生活だったそうです。

しかし2人目のお子さんのアトピーに悩み、自身も体調を崩した時に自宅出産を行う医師と出会い、食事や生活習慣の大切さ、体の不調を自然に治す事の大切さを感じて3人目のお子さんの時に自然なお産を体験し、感動。

そして自身で自然なお産ができる助産院を立ち上げたという事でした。






冷えをとる事、生活習慣を整える事を大切にしていて、温熱療法であるイトオテルミーやマクロビオティックを取り入れている助産院でした。




お産は場合によっては命を落とす危険性もあること。

貧血、逆子、糖尿、順調に体重が増えているか?など、様々なハードルをクリアしてはじめて助産院で出産できるのだという事も、助産師さんからお話して頂きました。





助産院では医療行為をせず自然な分娩を行う為、

命に係わる危険性がある場合に適切なタイミングで医療行為を受けられるように、

妊娠中、助産院にも通いながら病院(嘱託医)での健診を数回受けるとのことでした。




見学から帰ったあとその日のうちに、助産院で産ませて頂く事を旦那サマと話して決めました。




妊娠中のわたしと助産院でのケア


ここでは妊娠中のケアなどを書くため少し時間を巻き戻して記録しておきます。


妊娠1ヶ月
・己が妊婦だとはまだ気づいていない・・・
が、直感的にアルコールを控え始める


妊娠2ヶ月(~2011/12/17)
・妊娠発覚
・両親・上司に報告
・助産院初見学&初診
・助産院で産む事に決める!!
・地元の産婦人科を受診(エコーや各種検査は病院で受ける)


妊娠3ヶ月(2011/12/18~2012/1/14)
・1/11入籍、実家→君津の旦那のアパートに転がりこみ暮らし始める。
・旦那様の実家、熊本のご両親にご挨拶に
・親戚の家に呼び出されやんわり「助産院じゃなくて」「病院で」産むように言われる


妊娠4ヶ月(1/15~2/11)
・気づくと体重が51㎏→47㎏になっていた
・つわりは軽めだが常時胸やけがする&眠いだるい&涙もろい&便秘。
・眠すぎて半分寝ながら仕事する日々


妊娠5ヶ月(2/12~3/10)
・木更津市の八剱八幡神社で挙式。
・人生初めてカツラ(文金高島田)をかぶる。
・助産院にて初料理教室(マクロビ)&マタニティヨガ初体験
・初めて胎動を感じる。(最初、腸内を動くガスみたいと思った…!)


妊娠6ヶ月(3/11~4/7)
・体重49㎏に
・仕事での立ち会議室で目の前が暗くなり倒れそうになる。が、心配されたくないので平静を装う。
・旦那様に「家事をなまけてる」と言われ激凹み。本当はもっと数をこなしたいのに…
・夢に赤ちゃん♀登場。
顔がハッキリ見え、目はくっきりぱっちり旦那様似、鼻と口はちっちゃくて私似。
・会社を辞め専業主婦に。
・1日2時間の散歩をがんばり始める
・貧血なので助産院からのアドバイスでひじきを最低週3は食べる
・助産院で足浴・お腹の柔らかさチェックとイトオテルミーを全身にかけてもらう。頭が硬いらしい。


妊娠7ヶ月(4/8~5/5)
・体重51㎏に
・夢に赤ちゃん♀再登場。顔はよく見えない。2回みる。
・逆子になる
・が、旦那様がお腹グイグイ押したら逆子が直った
旦那様ドヤ顔(笑)
・週1で助産院(徒歩で)。お茶会・料理教室・マタニティヨガなど。
マクロビの先生に望診(顔から診断する食事指導。)してもらう。
・自宅でもバケツにお湯を入れ足浴する。
・糖尿病の気があり助産院で産めないかも!?
砂糖・みりんを全く摂らない生活に。
ケーキ、アイスのかわりにひたすら小豆かぼちゃを食べる


妊娠8ヶ月(5/6~6/2)
・赤ちゃんの成長が2週遅れ。
このままだと助産院で産めないかも!?
赤ちゃんを大きくするために食べまくる&動かない生活・もちろん散歩もやめる。
・旦那様に会わない方が赤ちゃんの体重の増えがいい事が判明…っ!
平日だけ車で10分の実家に里帰りする日々
・地元の産婦人科Y病院で性別を見てもらう。♀だった。
尿検査で糖が出てしまい助産院で産めないかもしれない。病院で泣いてしまう。
・体は疲れやすいけど梅干しを食べると復活するので1日大粒4つも食べる。
・自宅で友人を呼んで豚しゃぶパーティー。差し入れてくれたスイーツを我慢して私はひたすら「小豆かぼちゃ」を食べる。
・週1で助産院。イトオテルミー・料理教室・マタニティヨガなど。
・自宅で足浴したり腰湯したり。
・兄が入院する事に。


妊娠9ヶ月(6/3~6/30)
・妊娠糖尿病疑惑再び。
Y病院にて糖負荷試験を受ける。
試験で飲む甘いドリンクが、激甘三ツ矢サイダー的な味(私は炭酸飲めない人)&コップがほんのり納豆くさく激凹み…
・Y病院でのエコーで性別が♀だとほぼ確定。
名前を決め始めるが旦那様とことごとく対立。
・赤ちゃんがなかなか大きくならず、苦しくなるまで食べまくる生活に嫌気がさし、心が折れそうになる…ギャル曽根ちゃんの気持ちがわかった気がする。
・お風呂に入らない時の方が体重の増加率がいい事を発見!2日に1回などお風呂に入る頻度を減らす。
・助産院にて母親学級のパパクラス。旦那様と、どんなカッコで産むか&陣痛逃がすかのシミュレーションをする。
・ミシンと浴衣地で布おむつを大量生産。
・赤ちゃんが出てくる時会陰が裂けないようにオイルを

塗ってケア。


妊娠10ヶ月(7/1~7/28)
・女の子2人と男の子1人が笑いながらこちらに向かって駆けてくる夢を見る。
・生まれてくる赤ちゃんの血液型がB型だった夢を見る。
・やはり赤ちゃんが小さめのため、なにかあった時の為に・・・と、NICUのある総合病院で産むことを助産師さんに勧められる。
・総合病院を受診(週1×3)し始めた途端、赤ちゃんの推定体重が標準に近づき始める…!
総合病院の先生から「ここで産まなくても大丈夫」と言われ、また助産院出産へ向けてお世話になる。
・眠くてウトウトしている時、“2”の数字が頭に浮かぶ。
カレンダーを見ると、8/2は満月(満月の日はお産が多いらしい)。
もしや出産の日の暗示?
・旦那様&実家とケンカし居場所がなくなり、夜10時に助産院に駆け込む…!そこで1泊させてもらう。(人生一発目の家出です^^;)
・自宅から往復2時間かけて、朝の水汲み散歩を始める。
↑出産の日まで毎日欠かさず続けた


【赤ちゃんの体重増加率上げる為やってみた事】


・散歩を減らす
・昼寝
・砂糖を摂らない工夫
・2日に1回腰湯&イトオテルミー
・助産院でのマクロビランチ会に参加
・お腹の赤ちゃんによく話しかける


いよいよ出産、促進剤は絶対に嫌!


予定日を過ぎて(7/29~)

地元のかかりつけ産婦人科にて、先生から

「僕は41週(つまり8/6)過ぎたらもう誘発かけます」

と言われる。





先生はいつも明るくて、好印象だったのに、

「赤ちゃんが出てきたいと思ったタイミングで出てきて欲しいから誘発剤での出産は絶対に嫌」と思っていた私は

一瞬にして“この人オニや…”と思ってしまう。




8/6の10時までに生まれてなかったら誘発…
タイムリミット決定。





自然なお産がしたい思いが強すぎて、

「もし病院で誘発で産む事になったら、点滴外して窓から逃げてどっかの草むらで二人だけでお産しよう。」

とお腹の赤ちゃんに語りかける危ない妊婦と化す。





8/2におしるしがあり、よし、今日中に産むぞ!!と意気込み近所の陸橋の階段を昇り降りするが、反応なし。ちーん。





8/3~4も音沙汰なし…ちーーん…。





助産院での自然な出産をかなえる為に、貧血・逆子・糖尿・順調に体重が増えているかなど、様々なハードルをクリアしてきたが、






最後の最後に、予定日超過という難関が待ちうけていた・・・




「8/6の午前10時までに、生まれていなかったら病院で陣痛誘発…」

もう後がないと思い始める私。



自然なお産がしたい!最後のあがき


8/5の朝、いつもの散歩コースである湧水まで(往復約8.6㎞)水汲みに出かける。





(↑歩くと、赤ちゃんが降りてきてお産に近づくのと、出産のための体力づくりのために、2週間ほど前から毎朝散歩に出掛けていた。)





午前中、助産院にて両足の小指にアッツ~いお灸(一瞬)してもらう(これをすると陣痛が誘発されるそう)。





熱すぎてマジで小指が焦げてなくなるかとオモッタヨ…!!





11:00頃。
意を決して、最後のあがき!君津の自宅⇒富津の実家間(片道約8.5㎞)を歩いて陣痛来いやぁぁぁ!!と意気込む。






昼11時頃出発して15時頃到着。

お腹の赤ちゃんの為に化学調味料や人工甘味料を避けていたけど、道中のコンビニでリポDを買って飲みました^^;

暑すぎて…!





実家に着いたら父がいて、

「ここまで歩いてきました☆」

って言ったら

「嘘つくなよ(ピシャッ」と父に言われた^^;

さすがに帰りは旦那様に車で迎えに来てもらったけど・・・








実家到着後、墓参り⇒入院している祖母のお見舞い⇒スーパーで夕飯の食材(コチの刺身)買って帰宅。





いよいよ陣痛らしきものが!


帰宅後、どっと疲れがきて夕飯食べる前にひと眠りして起きたら、お腹に陣痛らしきものを感じた。





陣痛らしきものは、生理痛の弱いバージョンって感じだった。

時間をはかると・・・4~5分間隔やんけー!?

でもなぜかこれが陣痛という確信が持てず、とりあえず腹ごしらえだ!!っつう事で夕飯を食らう。



旦那様に

「助産師さんに電話したほうがいいんじゃねぇの?」

といわれるけど

「えー?うーん・・・」

と流しながら刺身を食らう私。

その時は陣痛よりコチ刺しのほうが大事だった・・・!







2/3程度食べ進めた所でようやく助産師さんに電話してかくかくしかじか話す。

結果「すぐ助産院に来て!」

私「今夕飯食べているので食べ終わったらでもいいですか?」

助産師「余裕だねぇ。10分までなら待ってあげる」

お産のプロが早く来いと言っているにも関わらず

「まだ産まれないから大丈夫」

という根拠のない自信でそのあともちんたら食べる私…。

助産師さんがそばにいたら目潰し喰らわされてますねきっと。







それでも産まれる確信がない私


10分後に助産師さんから電話。

「まだ?(怒)」

「今から行きます!!」

と言いながら電話が終わった後も執念でまだ食べている私がいた。

助産師さんがそばにいたらラリアット喰らわされ(略)






19:30頃。
助産院へ向かう道すがらSNSで
「陣痛キター(゜∀゜)」とつぶやく。



助産院にて内診してもらう。
子宮口はまだ3センチくらいしか開いてないけど、子宮口の厚みが薄くなってきているとの事。







陣痛が促進されるから、陣痛がきてる時にやってね!と「船こぎ運動」と「腰まわし運動」を教わる。


これがまた、陣痛きてる時にやると痛みでキッッッツイんですわ…!!

痛みでお腹と腰がバラッバラに解体されるような感じのキツさ。


助産院に向かうも一旦帰宅



助産師さんから赤ちゃんが出てくるのはまだ先だから一旦帰宅して、できれば髪の毛を洗ってからまた来てねと言われる。


これはなぜかというと産後、もしお風呂に入れなかった時カユくなるので…!

そして帰宅。

帰ってすぐは、痛みはいつもの生理痛くらい
(ぬぉぉ~って感じの痛みです。わかんないか!?^^;)

に強くなっていたけど、陣痛来てない時はあくびが出るくらいの余裕がまだあった。







夕飯の続きを済ませ、アパートの階段昇り降りしたり、キッチンの雑巾がけとかしてたら、声を出さずにはいられないほどの痛みになってくる。

でも声出すとアパートの隣の部屋に聞こえそうだしどうしよ~とか思ってたら、

「我慢しないで外に聞こえてもいいから声出していいよ」と旦那様。

あらそう?じゃ遠慮なく☆とばかりに
「ああ~~(`д´|||)」言いながら陣痛を逃がす。

お風呂で旦那様に髪の毛を洗ってもらう。
(痛くて自分で洗えない)








「あー結構痛くなってキタ・・・でも初産だしまだまだなんだろうなー」

とか思いつつも尋常じゃない痛がり方する私に焦りだす旦那(笑)

「約束の時間まで早いけど、風呂あがったらすぐ助産院行こう!!」

もー、旦那様そんなに焦んなくても大丈夫だってー☆
と痛いながらも内心思う私。

しかし、のちにこの判断が正しかったと痛感する事に・・・!




いよいよ出産の時…!

助産院に着くと、助産師とヘルプの助産師Hさんがいた。

なんとなく尿意を感じトイレに行った後、そこから痛みで動けなくなる…!





助産院のトイレには手すりが付いてるので、そこにつかまってひたすら腰をまわしながら陣痛を逃がす。






「フーここに手すりがあってよかったわー」

「あー痛ってぇ~~なんだよこれ痛すぎ次からは絶対無痛分娩で!!」

「この痛みに耐えるなんて世の中の母ちゃんスゲーみんなスゲー」

「痛すぎてあ゛あ゛~~しか言えないっ…!」

とか陣痛の間考えてました。




1時間くらいそこにいたのかな?

赤ちゃんの頭が降りてきてる感じが!




とりあえず必死に「いきみたい~」って訴えるがなぜかHさんしかいない

助産師さんどこ!?!?






助産師さん2階の自宅でシャワー浴びてたらしく、慌てておりてくる。

私が子宮口の開き悪かったし初産だからまだ生まれないと予想してたそう^^;







助産師さん「あら、破水してるっ」

次の瞬間、私のズボンが何者かによってずり下ろされた…!
(もう色々余裕なくて誰の仕業かは不明)





助産師さん「隣の部屋に移動して!」

えっ・・・こっから動くとか無理ぽ…!!(心の声)

(部屋までの道のりはこんな感じ)

(私の姿はてんとう虫で表しております)



助産師とHさんと旦那の3人にささえられて、えっちらおっちら、四つん這いですぐそこの入院室(畳の部屋)へGo!






入院室の布団に到着し、四つん這いのまま、これからいきまなきゃとか思ってたら、

助産師さんから「はい、もう頭出てるよ~もうちょっとだよ~」

えもう頭でてんの!?(心の声)






その後赤ちゃんが水の中で喋ったような音が聞こえた(羊水吐き出してたのかな)

次の瞬間、

おまたの間から赤子をキャッチしていました…!







出てくる時、おまた切れる…っ!?ってくらいパツパツになってたのがわかりました^^;;;;

切れなかったけど…!




私はそのまま上体を後ろに倒され赤ちゃんを抱く形に。
(カンガルーケアですね)




感動の対面


う、生まれた~!
ウマレタ…!
UMARETA!


こんにちは赤ちゃん…!

赤ちゃんを見たら感動して泣いちゃうかなと予想していたけど、私は体力を使い果たしたのか涙は出てこず、

ただただ

あったかい・・・
かわいい・・・
ちっちゃい・・・♡

と、幸せを噛みしめていたのでした…



今振り返ると


同時期に出産したママに

「赤ちゃんが降りてくる感覚がわかった」

という話をしたら、

「えーーー!そんなの感じる余裕あったの?いいなぁ~!」

とその人はめちゃくちゃ羨ましがっていた。

その時初めて

「あの感覚ってみんなが感じれるものじゃないんだ…」

とわかった。


次女の時は、訳あって病院で産んだけど、これまた急なお産だった為、産まれてからなかなか担当の人が来なくて。

次女はベッドに1人で、10分くらい泣き続けててめちゃくちゃかわいそうで今すぐにでも抱き締めてあげたかった。

でも病院の人がそれを見たら怒られそうだからできなくて…。

助産院でのあのお産はめちゃくちゃ幸せな事だったんだなってその時思いました。



~出産レポ番外編~

助産院のおトイレから入院室へ移動する時、私の後ろについていた旦那。
その時すでに、この世にコンニチハしている我が子を見たらしい・・・



君は自分の胎盤を見た事があるか



私が生んだ助産院ではバースプランと言って分娩の時にしてほしいこと、してほしくないことを事前に書いて提出するのですが、自分の胎盤を見てみたいと書いていた私。
助産師さんがそれをしっかり覚えてくれていて・・・


胎盤はホントに薄いブルーの袋に入ってた
いやー、いいもん(?)見ました

豆知識:

赤ちゃんが出た後に胎盤を出します。ちなみに母子手帳に書かれる「分娩時間」とは陣痛が始まってから胎盤が出るまでの時間だそう。



生まれてすぐ抱っこする赤ちゃんは泣かない!?


赤ちゃんが生まれてから、産声をあげていない事に焦るダンナ様。
「赤ちゃん泣いてないですけど!?」

助産師さん「生まれてくる時のストレスが少ないから泣かないのよ~」

無影灯(病院によくある患部がよく見えるようにめっちゃ明るいあかり)もなく静かなところに生まれてカンガルーケアもすぐできたので、赤ちゃんは安心してたみたいです。



マクロビとお産について

この記事では「マクロビ」の言葉が沢山出て来ますが、私は妊婦さんに対してマクロビの考え方を全力でおすすめする訳ではありません。





今考えると赤ちゃんの体重がなかなか増えないという人は助産院内で私だけではなく、そしてマクロビの考え方を極めていて真面目にやっている人ほどなかなか増えない印象でした。






だからと言ってマクロビの考え方を全否定する訳ではなく、マクロビの考え方を取り入れて病気が改善した人がいるのも確かです。
それはその時の体の状態に必要なものがマクロビの考え方で作る料理などにぴったり合ったからだと思います。
要は取り入れ方次第だと思います。




なのでこれを読んだ方が「自然なお産をするならマクロビが絶対必要ね!」と言うイメージを持たれる事は避けたいと思っています。





とは言え、マクロビというと野菜ばっかり、味気ないといったイメージがあるかもしれませんが、みりんも砂糖も使わない切り干し大根の煮物はほんのり甘い滋味溢れる奥深い美味しさで、高野豆腐のカツやかぼちゃのコロッケなども大好きなメニューでした!

サポートしてもらえたらジャンプして喜びます。ちょっと良い卵を買って壺プリンを作ろうかな。