サンタさんVSセキュリティーシステム(短編小説)

  ≪ブーブーブー 侵入者です。ブーブーブー 侵入者です。≫ 


バタバタ 


フー やれやれ この家もプレゼントを置けなかったのう・・

今年はプレゼントがだいぶ残ってしまった。

どうしたものかのう・・


20X1年。サンタさんが入れる家がほとんど無くなっていたのです。

サンタさんもプレゼントが渡せないので予算がだいぶ残ってしまいました。

よし!この予算を使ってプレゼントを渡す方法を研究しよう。

この日から研究に没頭したサンタさん。

とうとう20x3年 [サンタシステム]の開発に成功しました。

この【サンタシステム】を使うと

すべてのセキュリティーシステムを無効にする事ができたのです。

さてその年のクリスマスの日に、セキュリティー会社にいっぱい電話がかかってきました。

(なんか知らない間にプレゼントが置いてあるよ)

(だれか家の中に入ったみたい)

セキュリティー会社もびっくりです。

セキュリティー会社も必死です。

サンタシステムから防御するシステムの開発競争が始まりました。

次の年も次の年もクリスマスにはプレゼントが配られました。

しかし・・・だがしかし・・・

とうとうその時が来ました。

20X9年のクリスマスイブの日、

ポンポコセキュリティーの開発した

(多次元生命体防御バリアー)

によってサンタさんを撃退したのです。

ポンポコセキュリティーは一躍脚光をあび

《サンタも入れないセキュリティーシステム》

として大ヒット。

世界中に販売して大儲けしました。

そして何年かして(スーパーサンタシステム)によって

・・・家の中にはプレゼントが、、、


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