ついに退院。

3ヶ月という長かった入院生活もやっと終わりを告げる時が来た。いよいよ退院する日がやって来た。
最初閉鎖病棟に入れられた時は、本気で母親や夫を本気で憎んだし、このまま気が狂った方がマシなんじゃないかと本気で思った事もあった。
開放病棟に移った時は、本気で嬉しかったし、ルールはあったものの、外出は自由だったので、図書館に行っては、本を借りまくって、本を色々読破した。
自分の病気の事も詳しく知る事も出来た。
入院中は、色々騒ぎを起こして、部屋を移動したりしたこともあった。
私はトラブルメーカーだったと思う。
そこで、色んな入院している人達と知り合った。
みんな病気を抱えながらも、一生懸命頑張って立ち向かっている。私はいつかそんな人達をサポート出来る人になりたいと思うようになった。
そう思わせてくれたのは、アルコール依存性の世話人をしている人の影響を受けたから。
いつか、精神疾患や障害を持っている人達が、社会から切り離されるのでは無くて、共生できるコミュニティを作りたいと思った。
今すぐは無理でも、これをライフワークにしたいと思っている。
精神疾患持っている人だって、障害を持っているひとだって、人並みに生きていいはずだ。
何も恥じる必要なんかないんだから。
胸はって生きていい。恥ずかしがる事はない。
私は自分を恥ずかしいとは思っていない。
今はそう思って生きている。
精神疾患や障害は、その人の個性であると思ってくれたら、もっと受け入れやすくなるんじゃないのかと思う。生きることを恥ずかしがる必要はない。
堂々と生きていく。
私はその事を胸に秘め、入院している人らに別れをつげ、退院したのだった。つづく。

宜しければサポートをお願いします。サポートのお金は、クリエイターとしての活動費に使いたいと思っています。応援宜しくお願いします。