コンプレックスの塊。

今日は親友と久しぶりにランチに行ってきたよ。
その親友は小学校からの付き合いになるから、かれこれ何十年になるかな。
とにかく一番長い付き合いの友だちなの。
だからお互いの事はよく分かってるし、どんな歴史を刻んでかたかも知っている。
実はお互いにバツイチ同士なの。
親友には子どもは居ないけど、お互いに離婚してからは、独身だから、時々ご飯食べに行っては、近況報告し合う仲になっている。
親友は家業の農家を継いでいて、農業女子になっている。
実家に住んでいて、お父さんとお兄さんが亡くなって、１人で家を切り盛りして、お母さんの世話をしている。
彼女は努力家で、いつも毎年農作物の賞を受賞している。
本当に凄い人なのだ。
そんな事を家の母親に話すと、母親はいつも親友の事を褒めている。
「あの子は凄いなぁ。いつも偉いなぁ。家の事もお母さんの事も世話して。それに比べてあんたは何もしてくれへんなぁ。」
って、いつも親友と私を比べるの。
そりゃ私は何も出来ないよ。
彼女に比べたら、全然何にも出来ないよ。
だけど私だって出来る事はやってるし、明日から、私は昼も夜もご飯作るんだし、何にもしないとは言ってないやん。
誰だってそうだと思うけど、人と比較されるのって嫌だよね。
自分が情けなくなるやん。
凄くダメな人間みたいに思えてくるやん。
そう思わせる人の気持ちなんか、全然分かってないんだろうね。
私は親友に対してコンプレックスを持ってる。
だって彼女は私には無いものを持ってる。
こんなの言い出したらキリが無いのは分かってる。
彼女の前ではニコニコしながら、ホントは嫉妬してたりするんだよ。
イヤやな、女同士って。
こんなんで親友って言えるんかな。
誤魔化しながら、私達ずっと親友のフリをしてるのだろうか。